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小さな小さな救世主!カンボジアで地雷を除去する「人命救助ネズミ」が大活躍

By - grape編集部  作成:  更新:

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出典:Wikipedia

カンボジアには、今でも多くの地雷や不発弾が眠っています。

そんな「危険な大地」から人間を守ってくれているのが、アフリカオニネズミという種のネズミなのだそう。

優れた嗅覚が地雷発見のカギ

アフリカのサハラ砂漠よりも南の地域に広く生息するアフリカオニネズミは、体長25〜45cm、体重は1〜1.5kgにもなる大型のネズミ。人に懐きやすく、ペットとして飼うことが出来るそう。

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出典:Wikipedia

あまり知られてはいませんが、ネズミの嗅覚はとても優れていて犬でも探知できない爆発物のニオイを嗅ぎ取ることが出来るのです!

万が一地雷に触っても、体が軽いため爆発しにくい上、管理費用も安く済むことから「地雷除去アニマル」として白羽の矢が立ちました。

また、ネズミは行動スピードも速いため、1時間で約18平方メートル(人間の50時間分)を、たった1匹でチェックすることも可能なのだとか。生後4週間から地雷探知の実戦に起用出来ることも注目ポイントです。

カンボジアでの地雷被害

カンボジア政府によると、1979年以降の地雷・不発弾によるけが人は約4万4000人、死者は2万人に届くかという人数が被害にあっています。

21世紀の今も、地球上に埋設された約7,000万個、カンボジアには約600万個といわれている地雷により、被害は毎日のように続いています。多くは…何の罪も無い民間人で、 40パーセントは女性と子ども達です。

一般財団法人カンボジア地雷撤去キャンペーン ーより引用

1970年代から続いた長年の内戦の影響で、今でも多くの人が犠牲となっているのです。

また、危険地帯の多くには危険標識が立てられているものの、子どもたちは母語であるクメール語の文字が読めないために、誤って危険地帯に入ってしまうという問題がありました。現在では標識も分かりやすくなり、ポスターを作成するなどの活動が行われています。

そのため、都市部は安全になりましたが、タイとの国境周辺以外、地方部では地雷処理は行われていません

今後の、アフリカオニネズミの活躍が待たれる地域は、決して少なくはないのです。

アフリカを中心に「人命救助ネズミ」として実績を上げているアフリカオニネズミ。

彼らの活躍が、人間の勝手な都合で残された「悪魔の兵器」の早期根絶に役立ってくれることを期待します。

出典
カンボジアで「人命救助ネズミ」が活躍、短時間で地雷嗅ぎ分け一般財団法人カンボジア地雷撤去キャンペーン一般財団法人カンボジア地雷撤去キャンペーン Facebook地雷探知に結核の検出、ネズミが人命救助に活躍 アフリカWikipedia -カンボジア-Wikipedia -アフリカオニネズミ-Wikipedia -Giant pouched rat-

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