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「足と靴と健康協議会」事務局長・木村克敏「靴は20分歩いてから買え!」

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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毎日、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーターは女優の黒木瞳さんです。

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、一般社団法人「足と靴と健康協議会」事務局長で、上級シューフィッターの木村克敏が出演。靴を選ぶときの注意点について語った。

黒木)今週のゲストは一般社団法人「足と靴と健康協議会」事務局長で、上級シューフィッターの木村克敏さんです。合わない靴によるトラブルを防ぐには、どういったところを注意して靴を選べばいいのですか?

木村)女性の方だと外反母趾とか、ハンマートゥとか、内反尖足などということをよく聞かれると思います。これは、すべてが靴でなるわけではありません。体質や遺伝が原因の場合もありますが、靴がその一因になることもあります。例えばパンプスのような少しヒールの高いものを履くと、前滑りしやすいという場合。ピッタリ合っていれば前に滑らないのですが、立っているだけでも前に滑るし、歩いていると、ヒールの靴でしたら細く狭くなっていますから、そこに足が何回も押し込められる。そうすると丈夫な方でも、1ヵ月、2ヵ月、1年2年と続くと、指がだんだん変化して来てしまって、外反母趾は親指が外側に向いて曲がってしまう。内反尖足は内側に向いてしまう。ひどい人は、脱いだらパンプスのように指が変形してしまいます。そういった少し怖い病気の原因になったりする場合があります。

黒木)どういうところに気を付けて靴選びを考えたらいいのですか?

木村)履いたときに楽な靴を、皆さん選びがちではないですか。

黒木)はい。

木村)足を入れて、きつい靴は絶対買わないですよね。皆さん、わりと緩めの靴を選びがちです。緩い靴は前滑りするので、きつく感じるときがあるのです。痛いので、またゆったりした靴を買ってしまう。負のスパイラルではないですけれど、そういう感じになることがあります。本来は、まず自分の足のプロポーション、我々がサイズを測るときに基本となる足の長さ、足長。あと、いちばん幅のある周囲で、足囲と言うのですが、周径と2つ測っていただきます。自分の足の大きさが分からなければ靴は選べませんので、まずご自身で自分のサイズはどんなものか知っていただきたいと申し上げています。

黒木)例えば23とか、23半とか、それだけでなく幅も。

木村)太さなどもですね。

黒木)それは自分で、メジャーで測っておけばいいのですか?

木村)自分で測ることもできますが、できればお店の専門スタッフ、シューフィッターの方がいれば、シューフィッターに測ってもらってください。いまは機械計測がとても進んでいますから、片足数十秒でいろいろなデータが取れるようになっています。そういうところでしたら、測るだけならば無料でやってくれるところが多いので、右と左と両方必ず測ってください。右と左、同じ大きさだと思っている方が多いのですが、長さも幅も太さも、この3つに関して左右一緒の人はまずいません。左右が同じ人は1000人いたら、1人か2人、そんな感じです。まず両足を測っていただいて、靴は工業的に作られているから左右一緒なので、それを知ったうえで靴をどう合わせて行こうか、ということになります。

黒木)足はむくむから、どの時間帯に靴を買えばいいのかなと迷うことがあるのですが。

木村)“靴屋さんあるある”ですね。昔、我々の時代は会社の先輩も「夕方に足がむくむから、ある程度むくんだところで合わせたほうが1日履ける」などと言われていましたが、いろいろな先生の発表がありまして、夕方にむくみが取れる人もいますし、逆もあります。全然変化しない人もいるのですよ。

黒木)タイプによるのですね。

木村)ではいつ選んだらいいのかと聞かれるのですが、まず体調のいいとき。あまりむくんでいないときに買ってしまうと、今度むくんだときに大変です。いちばんおすすめしているのは、体調がよく、買いに行こうと思った日、その売り場やお店まで1駅、バスだったら停留所1つ分、20分くらい歩いていただくことです。

黒木)少し歩いたあとに。

木村)少し歩いてから買っていただくと、歩くときに、歩き方もいろいろあるのですが、きちんとした歩きをしていれば血液の循環が良くなります。リンパの流れも良くなるので、むくみが強い人でもある程度とれて、ベストな状態になる。それをおすすめしています。

黒木)靴を買うときは、まずその前に20分歩けと。

木村)そういうことです。

黒木)これは貴重ですね。

木村克敏(きむら・かつとし) / 上級シューフィッター

■1965年生まれ、東京出身。
■東洋大学経済学部卒業後、東京・銀座の「株式会社かねまつ」に入社。
ショップ店長、オーダーサロンマネージャー、銀座本店・副支配人を務める。
■その後「コールハーンジャパン」へ転職。ストアマネージャーを経てスーパーバイザー、ショップトレーナーとなる。
■現在は「一般社団法人 足と靴と健康協議会(FHA)」の事務局長を務め、シューフィッターの養成講座の運営の傍ら、講演活動等も実施。上級シューフィッターの有資格者であり、ドラマ「陸王」ではシューフィッターの演技指導も務めている。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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ニッポン放送「足と靴と健康協議会」事務局長・木村克敏「靴は20分歩いてから買え!」

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