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あなたの“人生の価値”は、おいくらですか?

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第659回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、7月20日に公開された『五億円のじんせい』を掘り起こします。

新たな才能の発掘を目指した「NEW CINEMA PROJECT」が放つ、新時代の日本映画!

突然ですが、あなたは自分の“人生の価値”を金額に換算したことはありますか? 日本人が生まれてから死ぬまでに要する平均金額は、約2億100万円。そして死ぬまでに稼ぐ金額は、約2億300万円。つまり人は、自分が生きるために必要な金額を一生かけて稼ぐことになります。

映画『五億円のじんせい』は、善意の募金5億円で心臓手術に成功して命を救われた、17歳の少年の物語。これからの時代を担う新たな才能の発掘を目指して、オリジナル映画の企画、出演者、ミュージシャンのオーディションを開催し、オリジナル映画を作り上げるプロジェクト「NEW CINEMA PROJECT」の第1回グランプリに輝いた企画の映画化作品です。

幼少期に五億円もの善意の募金により難易度の高い心臓手術に成功し、17歳の高校生となった高月望来。しかし彼を待っていたのは、“五億円にふさわしい人間”という周囲の期待や、マスコミの好奇の目に晒される窮屈な青春だった。

とある出来事をきっかけに“生きる意味”を見失ってしまった望来は、SNSで自殺を宣言する。すると見知らぬアカウントから「死ぬなら五億円返してから死ね」というメッセージが届く。望来は家を飛び出し、五億円の“借金”を返して“自由”を得るための旅に出る…。

自分を押し殺して生きて来た少年が、生まれて初めて見つけたやりたいことが「五億円返して死ぬ」。主人公・高月望来役に抜擢されたのは、映画『ソロモンの偽証』やドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」での好演が記憶に新しい望月歩。

添い寝カフェの従業員やワケあり清掃人、振り込め詐欺の実行犯人など、闇バイトを次々に体験し、様々なクセモノたちとの出会いのなかで逞しく成長して行く様子を、初主演とは思えない堂々たる存在感で瑞々しく演じています。

また西田尚美、山田杏奈、森岡龍、平田満、松尾諭、水澤紳吾、芦那すみれ、諏訪太朗らが脇をしっかりと固め、“望来の旅”を盛り上げます。

純粋な少年が繰り広げる旅の行程は良いことばかりではなく、社会の闇に触れ、人の怖さや汚さを知り、ときには絶体絶命のピンチに襲われることも。それでも決して汚れることのない望来の魂に、心を洗われたような清々しさを覚える人も多いことでしょう。

命とお金の価値を軽やかに描いた、新感覚の日本映画です。

『五億円のじんせい』

2019年7月20日(金)から渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
監督:文晟豪(ムン・ソンホ)
脚本:蛭田直美
主題歌:「みらい」ZAO
出演:望月歩、山田杏奈、森岡龍、松尾諭、芦那すみれ、吉岡睦雄、兵頭功海、小林ひかり、水澤紳吾、諏訪太朗、江本純子、坂口涼太郎、平田満、西田尚美
(C)2019 「五億円のじんせい」NEW CINEMA PROJECT
公式サイト https://gyao.yahoo.co.jp/special/5oku/

八雲ふみね

映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

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出典
ニッポン放送あなたの“人生の価値”は、おいくらですか?

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