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悪化する日韓関係~問題解決に必要なのは日韓の「議員力」

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月8日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。悪化する日韓関係の解決につながる4つの二重外交について解説した。

【経済産業省会見】会見する世耕弘成経産相=2019年8月2日午前、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

韓国を輸出優遇国から初の除外~政府が7日、政令を公布

政府は7日、安全保障上の輸出管理で優遇措置を取っているホワイト国から韓国を除外する政令を公布。日本がホワイト国の指定を取り消すのは韓国が初めてで、施行は28日から。

菅官房長官)今回の運用見直しはあくまでも優遇措置の撤回であって、ASEAN諸国や台湾など他のアジア各国や地域と同様の扱いに戻すものであり、禁輸措置ではありません。日韓関係に影響を与えることを意図したものではなく、ましてや経済報復や対抗措置といったものではない。そういった意味で、韓国の指摘はまったく当たらない。このように考えます。

飯田)政令の交付を受け、会見する菅官房長官でした。いままではホワイト国と言っていましたが、グループ分けを見直してグループAからグループBになる。リストで規制されている品目に関して、一定の品目で包括許可を出すということはあまり変わりがないのですが、その部分で立ち入り検査や書類の提出を求めるなど一部、手続きの変更としてあるということです。

日韓対立の解決につながる4つの二重外交

鈴木)少し厳しくなるということですよね。これまで取材をして来たなかで、やはり外交とは政府対政府です。いま日韓がやり合っていますが、まったくお互いに譲る気配がない。私はいい意味での二重外交というものがあると思うのですね。どういうことかと言うと、政府同士は振り上げたこぶしを簡単に下ろすわけにはいきませんし、国益と国益がぶつかり合うので、引くところも引けないという部分はあります。ですがそのままではどうしようもない状態になってしまうので、何かしら解決の糸口をつかむために、二重外交があると考えてください。それは4つあると思います。1つは自治体外交。自治体同士が外交をして行く。

飯田)姉妹都市など、いろいろありますものね。

鈴木)2つ目は、民間の経済外交。経済団体や企業同士が行っていく。それから文化外交。これは文化交流です。そして最後にあるのが、議員外交。日本と韓国で言えば日韓議連があります。政府同士がけんかをしていても、こういうものが水面下でしっかりと話をしながら、流れをいい方向に作り、政府が妥協しやすく、握手しやすくなる環境を作る。こういう構造があると思うのです。今回見ていると、政府同士が行っていることが全部、影響してしまう。自治体同士の交流が止まっているのです。問題になっているあいちトリエンナーレもそうですが、文化交流も止まっている。そして経済団体も何となく様子を見ている。九州の福岡県は韓国に近いですよね。いろいろなものを輸出、輸入している民間の経済団体が多いのですが、こういったところが様子見で止まっている。取材にも応じないほどピリピリしています。昔なら、「我々は関係ないよね」と言ってすぐにも飛んで行ったものが、いまは動いていない。

羽田空港に到着した韓国国会議員団。手前中央は団長を務める徐清源氏=2019年7月31日午前、東京都大田区 写真提供:産経新聞社

解決するためには日韓議員による外交が必要

鈴木)そうなると議員外交ですよ。両国をつなぐ議員が昔はたくさんいました。日本にもいましたし、韓国にも親日派という人がいました。その人たちは日本語で話をしたりしていた。この辺の動きがポイントになると思います。7月31日に韓国の議連が来て、一応は会いました。中身は平行線でしたが、向こうがわざわざ会いに来たということは、ここに活路が見出せるのではないかと思います。日韓議連の日本のベテラン議員の方に話をして、何か動かないといけないのではないですかと言うと、いろいろ考えていると言っていました。中身は言いませんでしたけれどもね。この日韓議連、議員外交が弱くなっているということも、問題をこじらせている1つの原因なのかなと僕は考えます。ここで議員力というか、議員個人の外交力というものが必要なのかもしれません。

飯田)韓国の議員さんが、どこまで反応してくれるかという部分も難しいですね。

鈴木)韓国が世代交代をしているので、パイプがなくなって来ているわけです。日本もそうですし、韓国も議員力が必要です。議員個人の力が弱くなっているのかもしれませんね。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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ニッポン放送悪化する日韓関係~問題解決に必要なのは日韓の「議員力」

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