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関根勤~お笑いのきっかけは林君に見せた「星のフラメンコ」

By - ニッポン放送  公開:  更新:

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毎日、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーターは女優の黒木瞳さんです。

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、タレント・コメディアンの関根勤が出演。お笑いをするようになった経緯について語った。

タレントの関根勤 インタビュー=1989年5月12日 写真提供:産経新聞社

黒木)今週のゲストはタレントの関根勤さんです。関根さんと私は、ドラマはご一緒していないですよね。

関根)ないですね。

黒木)私も長いのですが、関根さんも、もう45年ですか。

関根)そうなのです、ABBAと同期なのですよ。

黒木)素晴らしいですね。芸能生活45周年、活躍し続ける秘訣は何でしょうか?

関根)もともとは父親の跡を継いで、消防官になる予定だったのですよ。それがお笑いが大好きで、たまたまテレビのオーディション番組で5週勝ち抜いてしまって、うちの社長にスカウトされました。

黒木)「ぎんざNOW!」でオーディションを受けられたわけですよね。

関根)そうです。5週勝ち抜いてチャンピオンになりました。

黒木)「ぎんざNOW!」には、なぜ出られたのですか?

関根)趣味です。

黒木)趣味でオーディション。

関根)趣味でお笑いをやっていたのです。

黒木)趣味でやろうと思ったルーツは何ですか?

関根)クレイジーキャッツさんや、てんぷくトリオさん、コント55号さんが好きで、視聴者として笑う側だったのですよね。でも中学2年の音楽の時間に、リズムを習うのでカスタネットが配られたのです。そのときに、うちのお袋が西郷輝彦さんの大ファンで、毎日「星のフラメンコ」を家のなかでかけていたのですよ。僕も中学2年ですから、吸収力がすごくて、すぐに覚えちゃいました。僕の友達に「何をやっているんだよ」と言ってもらおうと思って、ボケのつもりで「星のフラメンコ」の真似を、カスタネットで授業中にやったのです。別に全然似ていないのですよ。「好きなんだけどチャチャチャ」とやったのです。そうしたら林君という人が、椅子から転げ落ちて笑うのですよ。「もう1回やってくれ」と言われて。先生もまだ授業をやっているし、後ろで小さい声で。

黒木)授業中に。

関根)「好きなんだけどチャチャチャ」とやったら、滅茶苦茶に笑うのですよ。いままで僕は笑う側だったのに。

黒木)笑ってくれるのだと。

関根)「人を笑わせることができるんだ」と、何だか嬉しくなって。当時、『大正テレビ寄席』というお笑い番組が、日曜日の昼間にあったのですよ。いろいろな人が出るのですが、声帯模写の方もいて、その人のコピーをして月曜日の朝、林君に見せました。

黒木)またやった。笑ってくれる林君がね。

関根)「林君、片岡千恵蔵を仕入れたよ」と言うと、林君が「やってみてくれよ」と。たいして似ていないのですよ、中2ですから。でもやると、腹を抱えてすっごく笑うのですよ。

黒木)他には?

関根)上田吉二郎さんで、「ふざけんなよ」(声帯模写をして)とか。

黒木)長嶋さんは?

関根)「まあ、いわゆる一茂はですね、全盛期は首回り50センチありました。タイソンと同じだったんです」(声帯模写で)

黒木)アハハ!

関根)やって行くうちにコツがわかって来て、中学生だから早いのですよね。自ら千葉真一さんとか、田村正和さんとか。オリジナルができるようになったら、今度は林君が王さんの形態模写をしたり、モハメド・アリや原田芳雄さんをやったり、僕と違うやつをやり始めたのですよ。それで、2人でコンビを組んで文化祭などを回ったのです。高校のときに。

黒木)では、林君がルーツなのですね。

関根)そうなのです、最初の客が。そこからはまっちゃったのですよ。

黒木)林君も上手だったのですか?

関根)上手かったですね。ただ、林君は多趣味で、他に趣味がいろいろあったのですよ。そのうちバンドのほうに行ってしまった。それで僕は1人になって、ちょうど大学3年のときに、『ぎんざNOW!』というオーディション番組がやっていました。「自分がやって来たお笑いは、身内にはうけていたけれど、一般にはどうなのかな」と思い、受けてみました。最初にプロデューサーに見てもらうのですが、すべてのネタを、気がついたら50分くらいやっていました。それまでは、毎週チャンピオンを1人だけ決めて終わりだったのですが、プロデューサーが「お前はネタがいっぱいあるから勝ち抜き戦にしよう」と言うのですね。僕のときから勝ち抜き戦になったのです。僕が5週勝ち抜いたら、その後でザ・ハンダースとか、小堺くん、柳沢慎吾くんなどが、どんどん出て来た。『ぎんざNOW!』からいろいろな人が出ています。

黒木)すごい才能ですよね。

関根)でもプロに入ったら通用しなかったので、いろいろ研究して、とにかく必死に過ごしていたら、45年経ってしまいましたね。

黒木)最初の林君との出会いが大きいですね。

関根)それはありますね、大きいです。あとは社長のプレッシャーですね(笑)。

関根勤(せきね・つとむ)/タレント・コメディアン

■1953年、東京都出身。66歳。
■1974年、大学在学中に出演したテレビ番組「ぎんざNOW!」の「素人コメディアン道場」で初代チャンピオンとなり芸能界入り。
■デビュー後、桂三枝師匠(当時)より「ラビット関根」の芸名をいただく。
■ジャイアント馬場、長嶋茂雄など様々な人物のモノマネを披露し、人気が上昇。1982年に「欽ちゃんのどこまでやるの!?」にレギュラー出演。本名「関根勤」に戻し活動。小堺一機との「コサキン」コンビは人気を博した。
■以降、バラエティ番組を中心に、テレビ・ラジオ・CM・舞台など幅広く活躍。
■娘さんはタレントの関根麻里さん。2015年に女の子を出産。第2子を妊娠中。

ENEOSプレゼンツ あさナビ(10月7日放送分より)
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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ニッポン放送関根勤~お笑いのきっかけは林君に見せた「星のフラメンコ」

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