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鎖でベンチにつながれていた子犬 そばに置かれた手紙の内容に涙があふれる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Mascotas Coyoacán

2020年11月22日、メキシコで動物保護施設を運営しているマルセラ・ゴールドバーグさんは、市民から「ベンチにつながれた犬がいる」という知らせを受けました。

急いで現場に向かうと、そこには生後7か月ほどと思われる子犬が鎖でベンチにつながれていたのです。

マルセラさんが到着した時、子犬の周りには数人の人が集まっていて、子犬に水や食べ物を与えていました。しかし誰も、子犬のすぐそばに近付くことができませんでした。

なぜなら子犬が人間に対してひどくおびえて、攻撃的になっていたから。そしてその理由はすぐに分かりました。

子犬のそばに手紙が置いてあり、こう書かれていたのです。

こんにちは。僕の里親になってください。マックスより。

お願いです、このかわいい犬の里親になって、大切に世話をしてください。

私の犬をここに置いていくのはすごくつらいけど、私はこうすることにしました。

なぜなら私の家族がこの犬を虐待し、そんな状況を見ているのがつらいからです。

もしあなたがこの手紙を読んで、心が揺れ動いたなら、どうかこの犬を引き取ってください。

それが無理なら、どうかこの手紙をここに置いておいてください。ほかの誰かがこれを読んで、里親になってくれるように。

ありがとう。

Mascotas Coyoacán ーより引用(和訳)

『マックス』という名前のこの子犬は虐待されていて、それを見かねた家族の1人がここに置いていったのです。

虐待されていた子犬が再び人に心を開く

人を信じられなくなっている犬にむやみに近付くのは危険です。

マルセラさんは噛まれてもケガをしないように防護用の手袋をつけて慎重に近付きます。

しかしマックスが警戒心を解く様子は見られません。

ウェブメディア『The Dodo』によると、困ったマルセラさんは攻撃的な犬の扱いに慣れているドッグトレーナーに連絡を取り、ビデオ通話でマックスの様子を見せながら助言をもらったのだそう。

それから彼女は食べ物をたくさんあげながらゆっくりと時間をかけ、ようやくマックスにリードをつけて鎖を切ることに成功しました。

すると彼女が鎖を切った直後から、マックスの態度が変わったのです。

まだおびえてはいるものの、もううなり声をあげることはありませんでした。そして車に乗って保護施設に到着する頃にはすっかり落ち着いていたといいます。

マルセラさんは「マックスが新しい犬生を送れるように」という願いから、『ボストン』という新しい名前をつけることにしました。

一度虐待を受けた動物は、再び人を信頼できるようになるまで時間がかかる場合があります。

マルセラさんはボストンに根気よく愛情を与え続けました。すると彼は思ったよりも早く心を開き始めたのです。

保護されてからわずか6日後のボストンの姿がこちらです。

お腹を見せて嬉しそうにマルセラさんに甘えるボストン。

保護された時とはまるで別の犬のように人懐っこくてかわいい犬になりました。

これが彼の本来の性格だったのでしょう。

マルセラさんがSNSにボストンのことを投稿すると、その直後から里親希望者から続々と問い合わせが寄せられました。

そして保護されてから2週間もかからずに、新しい家族が決定したのです!

ボストンのストーリーは多くのメディアでも紹介されました。彼をベンチに置いていった飼い主も、ニュースを見て安心しているかもしれません。

つらい過去を経験したボストンが、これからは愛情をたっぷりと受けて幸せに生きていけるといいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
Mascotas CoyoacánThe Dodo

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