「横綱の品格よりも…」 立川志らくが稀勢の里の引退に提言 By - grape編集部 公開:2019-01-17 更新:2019-01-29 大相撲立川志らく Share Post LINE はてな コメント 横綱の稀勢の里(きせのさと)の引退に、落語家の立川志らくさんが提言。「可能性を潰してしまったのは残念だ」と持論を展開しました。 稀勢の里の引退に立川志らくが提言 2018年から黒星が続いていた稀勢の里は、進退をかけて2019年の初場所に出場。しかし、初日から3連敗を喫してしまいます。 8連敗というワースト記録を残してしまった稀勢の里に、「これは引退か」「横綱なのに…」と、世間でも残念に思う声が上がっていました。 そして、稀勢の里は2019年1月16日に、両国国技館で引退会見を開き、現役引退を表明。これからは、年寄・荒磯(あらいそ)として後進の指導にあたるのだそうです。 稀勢の里は、引退について会見でこのように話していました。 横綱として、みな様の期待に添えられないということは、非常に悔いが残りますが、私の土俵人生において、一片の悔いもございません。 この会見を見て、ネット上では「プレッシャーもある中、お疲れさまでした」「スッキリした顔をしている」と引退を前向きにとらえる声もある中、「絶対に悔いは残っているだろ」と指摘する声も。 こうした引退劇を見て志らくさんは、相撲界にこのように提言しています。 相撲界に提言。横綱が進退をかけた場所で連敗すると世間はすわ引退か!となる。負けると横綱の品格が!となる。進退をかけた場所は怪我以外最後までつとめるのが横綱の役目としたらどうか。3連敗しても12連勝すると可能性はゼロではない。負け越せばそれこそ限界とわかる。罵声も飛ばない。続く— 志らく (@shiraku666) 2019年1月16日 相撲界に提言続き。今回の稀勢の里が出場し続けて14連敗したとする。でも千秋楽に白鵬に勝ったら。それこそ歴史に残る1勝14敗。勝って引退。可能性はゼロじゃない。そういう可能性を連敗したら引退の風潮が潰している。間違った考えかもしれないが横綱は15日間取り切って引退しても良いのではないか。— 志らく (@shiraku666) 2019年1月16日 横綱が連敗すると「引退か」「品格が」などというけれども、3連敗したとしてもその後、12連勝する可能性はゼロではない。 また、14連敗したとしても、千秋楽に白鵬に勝てればそれこそ歴史に残る1勝になる。 そういう可能性を「連敗したら引退」という風潮がつぶしている。 最後まであきらめずに、千秋楽までやり切ってから引退してもよかったのではないかと、持論を展開したのです。 志らくさんの持論に、さまざまな声が寄せられました。 ・横綱だからこそ、最後まで戦う姿を見たかった。 ・負け越しても最後まで土俵に立てるメンタルの強さがあれば、もっと大成していたかも。 ・今回の稀勢の里の引退は、周りの声に追い込まれたともいえそうですね。 ・私も志らく師匠と同じ気持ちです。最後までやり切って引退でもよかった。 ・潔さの美学もありますが、ぼろぼろになっても最後までやり切る美学もある。 横綱としての潔さを求められていた状況で、負け越しても最後までやり通すことは難しかったかもしれません。 とはいえ、稀勢の里の引退会見を見て、「悔いが残っているのでは」と感じた人は多くいるようです。 [文・構成/grape編集部] 出典 @shiraku666 Share Post LINE はてな コメント
横綱の稀勢の里(きせのさと)の引退に、落語家の立川志らくさんが提言。「可能性を潰してしまったのは残念だ」と持論を展開しました。
稀勢の里の引退に立川志らくが提言
2018年から黒星が続いていた稀勢の里は、進退をかけて2019年の初場所に出場。しかし、初日から3連敗を喫してしまいます。
8連敗というワースト記録を残してしまった稀勢の里に、「これは引退か」「横綱なのに…」と、世間でも残念に思う声が上がっていました。
そして、稀勢の里は2019年1月16日に、両国国技館で引退会見を開き、現役引退を表明。これからは、年寄・荒磯(あらいそ)として後進の指導にあたるのだそうです。
稀勢の里は、引退について会見でこのように話していました。
横綱として、みな様の期待に添えられないということは、非常に悔いが残りますが、私の土俵人生において、一片の悔いもございません。
この会見を見て、ネット上では「プレッシャーもある中、お疲れさまでした」「スッキリした顔をしている」と引退を前向きにとらえる声もある中、「絶対に悔いは残っているだろ」と指摘する声も。
こうした引退劇を見て志らくさんは、相撲界にこのように提言しています。
横綱が連敗すると「引退か」「品格が」などというけれども、3連敗したとしてもその後、12連勝する可能性はゼロではない。
また、14連敗したとしても、千秋楽に白鵬に勝てればそれこそ歴史に残る1勝になる。
そういう可能性を「連敗したら引退」という風潮がつぶしている。
最後まであきらめずに、千秋楽までやり切ってから引退してもよかったのではないかと、持論を展開したのです。
志らくさんの持論に、さまざまな声が寄せられました。
・横綱だからこそ、最後まで戦う姿を見たかった。
・負け越しても最後まで土俵に立てるメンタルの強さがあれば、もっと大成していたかも。
・今回の稀勢の里の引退は、周りの声に追い込まれたともいえそうですね。
・私も志らく師匠と同じ気持ちです。最後までやり切って引退でもよかった。
・潔さの美学もありますが、ぼろぼろになっても最後までやり切る美学もある。
横綱としての潔さを求められていた状況で、負け越しても最後までやり通すことは難しかったかもしれません。
とはいえ、稀勢の里の引退会見を見て、「悔いが残っているのでは」と感じた人は多くいるようです。
[文・構成/grape編集部]