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銀行でお金を借りるには?消費者金融との違いは?

By - カリタイムズ編集部  公開:  更新:

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銀行は現金を預けるだけでなく、お金を借りることもできます。2006年に貸金業法が改正され、消費者金融やカード会社からの借入が年収の3分の1以下に制限(総量規制)されるようになってから、その対象外である銀行のカードローンのCMを様々なメディアで見かけるようになりました。

そのため身近な存在になりつつあるローンですが、銀行にはそれ以外にもフリーローンや目的ローンなど、様々な種類のローンを利用してお金を借りることができます。今回はそれらの違いについて見ていきます。また、実際に利用するために気をつけたいことや審査の内容についても確認していきましょう。

銀行でお金を借りる種類と条件

ここでは銀行でお金を借りる具体的な例を紹介します。
※銀行によって扱っている商品や名称は異なります。

カードローン

消費者金融と同じように、銀行や提携ATMで使用可能なカードを発行し、利用枠の範囲内で好きな時にお金を借りることできる商品です。消費者金融とは違い総量規制の対象外であるため、融資額の上限は高めです。金利は消費者金融よりやや低めに設定されています。パートやアルバイトでも申込みができ、銀行によっては専業主婦でもお金を借りることができる商品もあります。

フリーローン

まとまったお金が必要になった際に融資を受けることができるローンです。事業性の資金を除く様々な用途に使用できます。銀行によっては他社の返済に充てることを禁止している場合もあります。一度まとまった額を借りるとあとは毎月決まった金額を返済していきます。

それぞれ申込み条件は異なりますが、専業主婦や学生は対象外であることが大半です。一定の金額以上の年収がないと申込みができない場合もあります。所得証明書類や使用目的が分かる書類が必要になるケースもあります。

目的別ローン

あらかじめ使用目的がはっきと決められているローンです。金利はフリーローンより更に低いですが、その分条件も厳しめのものが多いと言われています。申込みには使用用途書類が必要になり、審査にかかる日数は長めです。ここでは一例を紹介します。

自動車ローン

マイカーローンと呼ばれることもあります。新車だけでなく中古車の購入にも利用可能です。銀行によっては免許取得資金に使用できたり、エコカーの購入でさらに金利の引き下げがあるローンもあります。

教育ローン

子弟の入学資金、学費や授業費、教材費など、教育に関することに使用できるローンです。対象となる学校は銀行によって異なり、大学生以上のものが対象のもの、幼稚園から利用できるものなど様々です。近年は限度額の範囲内で好きな時に借りることができる商品もあります。

住宅ローン

住宅を購入するためのローンです。金額が大きい分金利は低いですが、審査は厳しめです。年収に対する返済金額(返済負担率)が審査に影響するため、一定以上の収入が必要です。

カードローンとフリーローンはどう違う?

2つのローンはどちらも自由な使い道に利用できます。非常に似ているように思われますが、実際には様々な違いがあります。

融資までの日数・手間

カードローンの特徴は借りるまで日数があまりかからないことです。提出する書類も少なめで、来店なしで手続きが完了する商品が大半です。しかしフリーローンは融資を受けられるまでに2週間~3週間かかることがあり、来店が必要になるケースもあります。所得証明書類や用途を確認できる書類を提出しなくてはいけない場合もあります。

近年はネットバンクの発達に伴い、来店が不要・日数があまりかからない商品も増えていますが、念のため日数にゆとりを持つ必要があります。

追加融資の違い

カードローンは限度額の範囲内であればいつでも追加融資を受けることができますが、フリーローンは原則として借入を受けたあとはずっと返済のみになります。追加で融資を受けたい時は新たに申込みが必要です。

返済方法の違い

フリーローンの返済は口座からの自動振替で、毎月一定の金額を返済していきます。返済金額を増やす場合や一度に返す場合は、所定の手続きが必要になります。

カードローンはカードを使い、好きな時に好きな金額を返済できます。毎月の返済方法はほとんどが口座自動振替ですが、会社によっては振込やカードでの返済を選択できる場合もあり、非常に利便性が高いことが特徴です。

消費者金融と銀行のカードローンの違いは?

消費者金融も銀行と同様、カードを使って利用可能額の範囲内で自由でお金を借りることができます。二つは非常に似ていますが、違う部分もあります。

消費者金融は審査が早い

消費者金融は申込みから融資までが非常にスピーディです。無人の自動契約機や店舗に来店すると、最短でその日のうちにカードを発行でき、融資まで受けられます。融資までの日数は会社によって異なり、最短で即日融資が受けられるものもあれば数日~一週間かかるものもあります。

限度額が高いのは銀行

消費者金融からの借り入れは、年収の3分の1まで借入が制限される総量規制の対象となっています。そのため融資金額は10~50万、高くても300万円です。しかし銀行はこの規制の対象外のため、限度額が高くなる傾向があり、上限が500万円を超える商品もあります。

銀行は金利が低い

消費者金融の金利は上限が17.5~18.0%前後に設定されています。初めての申し込みで小口の融資の場合は大体上限の金利での案内となります。銀行の金利は高くても14.5~15.0%程度と少し低めです。

数値だけ見ると銀行のほうが得ではありますが、大手の消費者金融は利息がかからない無利息期間を設けている場合があります。たとえばアコムプロミスは初回の方限定で30日間無利息です。すぐに返済する予定であれば消費者金融のほうが得に利用できます。

銀行でお金を借りられる人の条件

銀行の審査は厳しいというイメージがあります。実際、フリーローンには年収制限があるケースも少なくありません。しかしカードローンは、銀行の商品の中では条件が広い傾向があります。自営業者はもちろん、パート・アルバイトでも申込みが可能なものが多くなっています。

学生や主婦は申込み不可なものが多いですが、アルバイトで安定した収入のある学生や、配偶者に収入のある主婦でも申し込めるものもあります。申し込みをする前に必ず条件を確認しましょう。

銀行カードローンの特徴

ここでは特徴や申込み基準などを具体的に見ていきましょう。

申込みできる条件

年齢は20歳以上、上限は65歳~70歳前後に設定しているものが多いです。基本的には安定した収入があることが条件になります。その他の細かい条件はパンフレットやホームページの商品説明に記載されていますので、申込み前に必ず確認をしましょう。

銀行の口座はなくても申込みが可能ですが、契約の際に口座を開設しなくてはいけない場合が大半です。

金利

金利は審査によって決められます。下限は5%前後~上限は15%未満に定められているものが多いです。

限度額

これも審査によって決定されます。融資希望額が必ず限度額になるというわけではありません。10万円~500万円、高いものだと最高800万円にもなります。

申し込みに必要な書類

本人確認書類は必ず必要になります。現在の住所が記載された免許証やパスポートなどを用意しましょう。住んでいる住所と身分証の住所が違う場合でも、直近の公共料金支払の領収書などを用意すれば申込みできるケースもあります。

また、場合によっては所得証明書類が必要になります。

審査基準

銀行の審査は、様々な要素を組み合わせて行っています。ここでは、審査の際に考慮される項目の例をいくつか紹介します。

収入の金額

ローンの借入後は毎月決まった金額を返済することになります。返済の元となる収入は審査の際に非常に重要視されます。

収入の安定性

収入の金額だけでなく、それがどれだけ安定しているかも審査に影響します。パート・アルバイトよりも正社員のほうが、勤めている年数が長いほうが安定しているとみなされます。勤務の内容や勤務先の規模(従業員数など)も考慮されます。

個人信用情報機関の情報

消費者金融で借りる時と同様、申込み時には個人信用情報機関を参照します。他社からの借入があまりに多かったり、破産や債務整理・延滞などの事故情報があったりすると審査には通りません。

銀行のローンには保証人が必要?

住宅ローンなど大口の融資は万が一に備え保証人が必要ですが、個人を対象とした小口の融資の場合はそこまでのリスクがありません。そのためカードローンやフリーローンは保証人が不要であることが大半です。

ではなぜ不要なのでしょうか。銀行のローンには『保証会社』というものが存在し、これが保証人の代わりになっているのです。保証会社は銀行の代わりに審査をしたり、延滞の際に督促をしたりするほか、返済ができなくなった場合に代位弁済(代わりに返済をすること)を行っています。

保証を受けるためには保証料が必要になります。保証料は私たちが支払う利息の中に含まれていますので、改めて支払う必要はありません。

返済方法は?

金融機関によって返済の方法は異なります。銀行の場合は毎月決まった金額を口座から引き落としすることが多いです。毎月CDやATMからカードを使って返済をするもの、ネットバンキングで振込みをするものもあります。月々の返済とは別に、カードを使って好きなときに追加返済ができることが特徴です。

毎月の返済額はその時の借入残高によって決定します。「残高スライド方式」「リボ払い」等と呼ばれます。設定金額は金融機関によって異なりますが、10万円未満であれば毎月2,000円~3,000円、50万円以内なら毎月10,000円程度に設定されることが多いようです。

《例》楽天銀行カードローン

残高10万円以内…2,000円
10万円超30万円以内…5,000円
30万円超50万円以内…10,000円

銀行からお金を借りる注意点

実際に申し込みをし、利用する際の注意点をいくつか紹介します。申し込みをする前に必ず確認をしましょう。

融資まで日数がかかるケースも

広告を見ると審査がスピーディである旨がアピールされていることが多いです。しかし申し込みをした日時によっては審査結果が翌日以降になることも多いです。

「最短で即日融資」と謳っていても、すでに銀行口座を持っている人に限られていることも多いですので気をつけてください。銀行でカードローンを申し込もうと思った場合は、ある程度の日数の余裕を持つようにしましょう。

高額借入の場合はフリーローンなども視野に

銀行は総量規制の対象外ですので、消費者金融に比べると限度額が高くなります。そのため大型融資にも対応していることが魅力です。

しかし一度に大きなお金が必要な場合、カードローンよりフリーローンや目的ローンなどのほうが金利が安く利用できます。特に目的ローンは非常にお得ですので、申し込み条件を満たしているのであれば候補に入れるのもよいでしょう。

銀行からお金を借りやすい人と借りにくい人

では実際はどのような方が銀行を利用するのに向いているのでしょうか。

正社員として企業に勤務している方

銀行からお金を借りるためには、ある程度の収入が必要になります。しかし収入が基準を満たしていればいいというわけではなく、その安定性も審査に影響されます。

同じ年収でもアルバイトより正社員、自営業より会社勤めのほうが審査に通る可能性が上がります。特に自営業の場合は収入の実態が分かりにくいため、所得を証明する書類の提出を求められる場合があります。

すでに取引がある方

お金を借りようとしている銀行の口座を持っていて長い間取引をしていれば、その分の信頼関係がありますので、借りやすくなるといわれています。他のローン商品を利用していたり、給与受取に口座を利用していれば金利の優遇を受けられることもあります。

過去に延滞などがない方

審査の際には個人信用情報を通して他社の借り入れ状況を調査します。過去に他社での長期延滞や貸倒、債務整理や破産などがあった場合は借入ができません。

まとめ

銀行のカードローンは消費者金融と同様にカードを使って貸借を行うものですが、異なる点が多いです。また、商品によって融資までにかかる日数や返済方法が違います。

実際にお金を借りる前に消費者金融との違いを見極めるとともに、融資までの日数や金利、返済方法などを必ず事前に確認するようにしてください。

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