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ゆうちょ銀行でお金を借りる!取り扱いサービスのまとめ

By - カリタイムズ編集部  公開:  更新:

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郵政民営化によって誕生したゆうちょ銀行ですが、いまだに他の銀行とはちょっと違うイメージが強いですよね。どことなく国が管理している印象が残っているため、お金を借りれることを知らない人が多いのです。

実は、ゆうちょ銀行には他の銀行と同じようにカードローン商品もあり、さらには郵貯独自の金融商品もラインナップされています。

  • どんな種類の金融商品があるの?
  • 大手銀行と比べて金利はどう?
  • どれくらいの金額まで借りることができるの?
  • 審査は厳しい?

認知度が高くないこともあって、様々な疑問が湧いてきます。ここではそんな疑問を解決するために、ゆうちょ銀行の金融商品の種類について分かりやすくまとめています。

ゆうちょ銀行で扱っているお金を借りるサービス

ゆうちょ銀行で展開しているサービスには下記のようなものがあります。

カードサービス

クレジットカードを利用した融資

カードローン

スルガ銀行のカードローン「したく」の契約媒介

貯金担保自動貸付け

総合口座で管理する定額貯金や定期貯金を担保とする貸付け

財産形成貯金担保自動貸付け

財形定額貯金、財形年金定額貯金または財形住宅定額貯金を担保とする貸付け

国債等担保自動貸付け

総合口座で管理する国債を担保とする貸付け

カードサービス(クレカ)とは?

ゆうちょ銀行のクレジットカードはキャッシュカード機能の有無や、ステータスによって様々な種類が用意されています。それぞれの特徴を見ていきましょう。

JP BANK VISAカード/マスターカード

年会費 1,350円
申込方法 ゆうちょ銀行で手続き
総利用枠 10万~80万円
カード利用枠
(カードショッピング)
10万~80万円
キャッシング利用枠 0~30万円

JP BANK VISAカード/マスターカード ゴールド

年会費 10,800円
申込方法 ゆうちょ銀行で手続き
総利用枠 70万~200万円
カード利用枠
(カードショッピング)
70万~200万円
キャッシング利用枠 0~50万円

JP BANK JCBカード

年会費 1,350円
申込方法 ゆうちょ銀行もしくは郵便局の貯金窓口で手続き
総利用枠 10万~100万円
カード利用枠
(カードショッピング)
10万~100万円
キャッシング総枠 1回払い(国内):0~10万円
1回払い(海外):0~20万円
リボ払い(国内):0~50万円

JP BANK JCBカード ゴールド

年会費 10,800円
申込方法 ゆうちょ銀行もしくは郵便局の貯金窓口で手続き
総利用枠 60万~150万円
カード利用枠
(カードショッピング)
60万~150万円円
キャッシング総枠 1回払い(国内):0~10万円
1回払い(海外):0~30万円
リボ払い(国内):0~50万円

JP BANK VISAカード ALente

年会費 初年度無料(以降1,350円)
申込方法 ゆうちょ銀行で手続き
総利用枠 10万~80万円
(学生:10万~30万円)
カード利用枠
(カードショッピング)
10万~80万円
(学生:10万~30万円)
キャッシング利用枠 0~30万円

JP BANK カード EXTAGE

年会費 5年間無料(以降1,350円)
申込方法 ゆうちょ銀行もしくは郵便局の貯金窓口で手続き
総利用枠 20万~100万円
(学生:10万円または30万円)
カード利用枠
(カードショッピング)
0万~100万円
(学生:10万円または30万円)
キャッシング総枠 1回払い(国内):0~10万円(学生:利用不可)
1回払い(海外):0~20万円(学生:0~5万円)
リボ払い(国内):0~50万円(学生:利用不可)

カードローン「したく」とは?

ゆうちょ銀行独自のカードローンはありませんが、スルガ銀行のカードローン「したく」の契約媒介をしています。ゆうちょ銀行は受付を行うだけで、審査や金利の決定はスルガ銀行が行います。

専用のローンカードが発行され、ゆうちょ銀行とスルガ銀行のATMだけでなく、コンビニATMでも借り入れと返済ができます。

利用限度額 10万~500万円
(初回は300万円まで)
利用金利 年7.0~14.9%
遅延損害金 年19.5%
利用条件 20歳以上70歳以下で安定した収入がある
申込方法 インターネット、電話、ゆうちょ銀行の取扱店

貯金担保自動貸付けとは

貯金担保自動貸付は、総合口座で管理している担保定額貯金や担保定期貯金を担保に、お金を借りることができるサービスです。カードローンのように現金を借りるのではなく、郵貯の普通預金口座に対して、口座残高を超える引き出しや引き落としがあったときに自動的に融資される仕組みです。

例えば普通預金口座に10万円あり、カードの支払いで15万円引き落としがあったときに、担保定額貯金や担保定額貯金を担保に不足分の5万円を自動的に融資してもらえます。

担保定額貯金・担保定期貯金とは

貯金担保自動貸付けで担保にできるのは「担保定額貯金」と「担保定期貯金」です。あまり聞かない言葉ですので、この2つについて簡単に説明をしておきます。

担保定額貯金と担保定期貯金は総合口座を開設することで利用できる定額・定期貯金です。総合口座ではない定額・定期貯金もありますが、そちらは貯金担保自動貸付けでは利用できませんので注意してください。

総合口座を開くためには、ゆうちょ銀行もしくは郵便局の貯金窓口での手続きが必要です。ただし、すでに口座を開設しているのであれば、ほとんどの人が総合口座を開設しているはずです。通帳に「総合口座通帳」もしくは「郵便貯金総合通帳 ぱ・る・る」と記載されていれば、総合口座として利用できています。

利用条件

  • 総合口座を持っている
  • 担保定期預金もしくは担保定額貯金を組んでいる

限度額

  • 預入金額の90%以内
  • 1冊の総合口座通帳につき300万円まで

貸付金利

担保定額貯金を担保とする場合:返済時の約定金利+0.25%
担保定期貯金を担保とする場合:返済時の約定金利+0.5%

貸付期間

貸付けの日から2年もしくは満期までの期間

貸付手続きに必要なもの

  • 総合口座通帳
  • お届け印
  • 本人確認書類

財産形成貯金担保自動貸付けとは?

財産形成貯金担保自動貸付けは、財形定額貯金・財形年金定額貯金または財形住宅定額貯金を担保に、お金を借りることができるサービスです。財産形成貯金とは、毎月の給与や賞与から一定額を天引きして、定額貯金を積み立てるサービスです。

貯金担保自動貸付けと同様に、普通預金口座に対して、口座残高を超える引き出しや引き落としがあったときに自動的に融資を受けることができます。

利用条件

  • 財形定額貯金、財形年金定額貯金、財形住宅定額貯金のいずれかを組んでいる

限度額

  • 預入金額に利子を加えた金額の90%相当額
  • 1つの契約につき300万円まで

貸付金利

返済時の約定利率+0.25%

貸付期間

貸付けの日から2年もしくは満期までの期間

貸付手続きに必要なもの

  • 貸付請求書
  • 財産形成定額貯金等残高通知書
  • 保管証または貯金証書
  • 届け印
  • 本人確認書類

国債等担保自動貸付けとは?

国債等担保自動貸付けは、ゆうちょ銀行および郵便局の窓口で購入した国債のうち、総合口座で管理しているものを担保に融資を受ける仕組みです。他の自動貸付け商品と同様に、普通預金口座の引き落としで、残高が不足したときに自動で貸付けされます。

利用条件

  • ゆうちょ銀行および郵便局の貯金窓口で購入した利付国債及び個人向け国債を保有している

限度額

  • 利付国債および個人向け国債の80%以内
  • 1人200万円まで

貸付金利

  • 貸付時における預入期間1年の定期貯金の約定利率+1.7%

貸付期間

  • 貸付けの日から最長1年もしくは当該国債償還日の7営業日前まで

貸付手続きに必要なもの

  • 国債等証券担保自動貸付け利用請求書
  • 総合口座通帳
  • 加入通帳または保護預り証書(振替国債または保護預りの場合)
  • 届け印
  • 本人確認書類

各自動貸付けの違い

3つの自動貸付けについて紹介しましたが、あまり聞き慣れない商品かもしれませんので、簡単な商品の説明と、それぞれの違いについて解説します。

自動貸付けとは

それぞれの商品の説明で簡単に紹介しましたが、自動貸付けはカードローンのように現金を借りるのではなく、普通預金口座の不足分を補うためのサービスです。

普通預金口座に10万円しかないのに、20万円の買い物をクレジットカードで行ったら、引き落とし時に10万円不足します。ところが、ゆうちょ銀行の定期預金に100万円入っていたら、これを解約することで10万円分の不足を補うことができます。

ところが、定期預金を途中解約すると利率が下がってしまいまうので、満期になるまで解約はしたくないですよね。そんなときに、定期預金を担保に自動貸付けを行うのがこの仕組です。担保にできるのは、担保定期貯金・担保定額貯金・財産形成貯金・国債で、それぞれに利用するときの条件が違います。その違いについて比較してみましょう。

金利の違い

担保定額貯金 返済時の約定金利+0.25%
担保定期貯金 返済時の約定金利+0.5%
財産形成貯金 返済時の約定利率+0.25%
国債 貸付時における預入期間1年の定期貯金の約定利率+1.7%

国債以外は、返済時におけるそれぞれの貯金の金利を基準に、0.25%もしくは0.5%を加算した値が金利となります。例えば定額貯金の金利が0.01%であれば、貯金担保自動貸付けの金利は0.26%になります。

国債だけは国債の金利ではなく、預入期間1年の定期貯金の金利を基準に計算します。他の貸付けと比較すると、桁がひとつ多い金利になりますが、それでもカードローンなどと比較してもかなりの低金利で利用できます。

限度額の違い

担保定額貯金 預入金額の90%以内
(1冊の総合口座通帳につき300万円まで)
担保定期貯金 預入金額の90%以内
(1冊の総合口座通帳につき300万円まで)
財産形成貯金 預入金額に利子を加えた金額の90%相当額
(1つの契約につき300万円まで)
国債 利付国債および個人向け国債の80%以内
(1人200万円まで)

財産形成貯金を担保にする場合の限度額は少し複雑ですが、国債を担保にする以外は、預入金額の90%もしくは300万円まで借りることができます。国債を担保にする場合は、国債の80%もしくは200万円までしか借りることができません。

貸付期間の違い

担保定額貯金 貸付けの日から2年もしくは満期までの期間
担保定期貯金 貸付けの日から2年もしくは満期までの期間
財産形成貯金 貸付けの日から2年もしくは満期までの期間
国債 貸付けの日から最長1年もしくは当該国債償還日の7営業日前まで

国債を担保にする場合以外は、貸付期間が2年あります。ただし、2年以内に満期を迎える場合は、その日で貸付期間が終わります。国債を担保にする場合は、最長で1年が貸付期間で、それまでに国債の償還日を迎える場合は、償還日の7営業日前までに返済しなくてはいけません。

審査基準

ゆうちょ銀行の自動貸付けはいずれも審査はありません。手続きに必要なものを用意して、ゆうちょ銀行もしくは郵便局の貯金窓口で手続きをしてください。

審査はありませんが、貸付期間内に返済されない場合は、担保となっている預金を払い戻しされます(国債の場合はゆうちょ銀行が買取り)。払戻金や買取金は、貸付金とその利子の返済に充てられます。

貸したお金は確実に返ってきますので、ゆうちょ銀行はリスクを負うことがありません。このため、審査なしでの融資が可能となっています。

まとめ

ゆうちょ銀行でお金を借りるときに利用できるサービスはいくつかありますが、それぞれの特徴を理解できたでしょうか?おさらいの意味も含めて、重要なポイントをもう一度説明しておきます。

  • カードローンはスルガ銀行のカードローン「したく」を利用
  • 担保定額貯金、担保定期貯金、財産形成貯金、国債を担保に自動貸付けができる
  • 自動貸付けではお金を借りるのではなく普通預金口座の不足分を融資する
  • 融資できるのは担保価値の80~90%まで
  • 自動貸付けには審査はないが、返済できないときは担保を充当される

このページでは担保を使った自動貸付けを中心に説明をしてきましたが、カードローンとは性質が違う融資であることをきちんと頭に入れておきましょう。手持ちのお金が不足したのでATMから数万円借りるといった使い方ではなく、普通預金口座からの引き落としでマイナスを出さないためのサービスです。

担保定額貯金、担保定期貯金、財産形成貯金、国債のいずれかを保有していないと利用できませんし、担保にした資産を超えては借りることができません。担保定額貯金が30万円しかなければ、27万円までしか借りられません。

担保にできる金融商品を利用している人は、このような性質の貸付があることを頭に入れておいてください。そのうえで、ゆうちょ銀行の他の金融商品と上手に使い分けるようにしましょう。

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