grape [グレイプ]

年金を担保にしてお金を借りる!年金担保融資の基礎知識

By - カリタイムズ編集部  公開:  更新:

Share Tweet LINE

年金で生活をしていると収入が少なくなるため、まとまったお金が必要になったときに困りますよね。娯楽費などであれば我慢できますが、親戚の冠婚葬祭や引っ越しなどがあった場合には「お金がない」では済まないかと思います。そんなときにお金を借りることができるのが年金担保融資です。

  • いくらくらいまで借り入れできるの?
  • 誰でも利用できる?
  • 使用用途は何でもいい?
  • 審査は誰でも通る?

ここではそんな疑問を解決するために、年金担保融資の基礎知識についてわかりやすく紹介します。

年金担保融資とは

お金借りるときには金融業者のカードローンなどが頼りになる存在ですが、そのほとんどが年齢制限を設けているため、高齢者になると利用できなくなってしまいます。とはいえ、高齢者でも借り入れが必要になるケースがあります。そんなときに金融業者に代わってお金を借りることができるのが、独立行政法人福祉医療機構の年金担保融資制度です。^

この制度を利用することで国民年金、厚生年金保険もしくは労働者災害補償保険の年金を担保にしてお金を借りることができます。ただし、2年半以内に返済可能にしなくてはいけませんので、保険費や医療費、住宅改修費などの小口資金のみ利用可能です。

申し込み条件

年金担保融資を利用できるのは、下記証書を保有し、その年金の支払いを受けている人です。

  • 厚生年金保険年金証書
  • 国民年金・厚生年金保険年金証書
  • 船員保険年金証書
  • 国民年金証書
  • 労働者災害補償保険年金証書

ただし、下記に該当する人は利用できません。

  • 前回利用した年金担保融資の完済予定日に到達していない
  • 生活保護を受けている
  • 年金担保融資を利用中に生活保護を受け、生活保護廃止から5年経過していない
  • 投機性の高い使途や、公序良俗に反する使途の場合
  • 年金支給が全額停止されている
  • 同一の年金で借入金残高がある
  • 現況届または定期報告書が、未提出または提出遅延
  • 特別支給の老齢厚生年金を受給していたことがあり、65歳時の年金決定手続き期間中
  • 反社会的勢力に該当する、もしくは関係を有する
  • 反社会的勢力に類する行為を行う

かなり細かく設定されていますが、一般的には特に気にする必要はありません。それよりも重要な事は、このサービスを利用するには、連帯保証人を立てなくてはいけないということです。連帯保証人にも審査基準があり、審査に通らなければ連帯保証人にはなれません。

ただし、信用保証機関の信用保証制度を利用すれば、連帯保証人を立てずにお金を借りることができます。

借入限度額・融資利率

次にいくらまで、どれくらいの利率で借りることができるのかを見ていきましょう。

借入限度額の算出方法

年金担保融資ではいくらでも借りられるというわけではありません。前提として本人が必要とする額までしか借りることができず、なおかつ下記の条件により借入限度額が決まります。

A.10万円~200万円の範囲内(生活必需物品の購入の場合は80万円まで)
B.年金受給額の0.8倍以内
C.1回の返済可能上限額の15倍以内(元金相当額を2年半で返済)

例えば、年金の受給額が年間で180万円だとします。

年間受給額×0.8:144万円

1回の受給額:30万円(2ヶ月分)
返済可能上限:10万円(1回の受給額の1/3)
返済可能上限:150万円

この場合は額が低いほうが対象になるため、144万円まで借りることができます。

融資利率

融資利率は2019年11月22日現在で、次のように定められています。

年金担保融資:2.8%
労災年金担保融資:2.1%

いずれのケースでも、金融機関から借りるのと比べると、かなりの低金利になることがわかります。これは年金担保融資を行っている福祉医療機構が、社会福祉のために行っている貸付ということが理由のひとつに挙げられます。金融機関のような利益をあげる必要がないため、低金利での貸付を可能にしています。

何に使ってよいのか

年金担保融資でお金を借りる場合には、申し込み時に具体的な使用用途がわかる確認資料を提示しなくてはいけません。使用用途は下記のいずれかに該当している必要があります。

  • 保健、医療
  • 介護、福祉
  • 住宅改修等
  • 教育
  • 冠婚葬祭
  • 事業維持
  • 債務等の一括整理
  • 生活必需物品の購入

基本的には緊急性を要するものへの使用が認められています。このため、恒常的に不足する生活資金や、娯楽である旅行のためなどのためには借りることができません。

生活必需品の購入は生活資金のように思えるかもしれませんが、例えば冷蔵庫やガステーブルが壊れたときなど、それがなければ生活が成り立たないというような必需品は生活資金とは別として考えてもらえます。

返済方法

年金担保融資の返済は独立行政法人福祉医療機構(代理店)が利用者の年金を、年金支給機関から直接受け取ります。このため、毎月の支給額は、返済額を引いたものになります、ひと月の支給額が15万円で、1回の返済額が2万円だとすると次のように計算されます。

本来の支給額:30万円(15万円の2ヶ月分)
1回の返済額:2万円
差し引き後の支給額:28万円

返済時のお金の流れ

年金担保融資を受けるときには、お金の流れが少し複雑になります。特に問題が発生するわけではありませんが、その流れだけは理解しておきましょう。

  1. 年金支給機関から全額を福祉医療機構(代理店)が受け取る
  2. 返済額を差し引いた残額を返済剰余金として利用者の口座に振り込み

一度、すべてのお金が福祉医療機構に入りますので、返済忘れを防ぐことができますが、返済が苦しい月でも確実に差し引かれますので注意してください。

1回あたりの返済額

1回の受給でいくら返済するかは利用者が決めます。ただし上限と下限は次のように決められています。

下限 1万円
上限 1回あたりの支給額の1/3以下

年金支給額の1/3以上を返済すると、生活が成り立たなくなる危険性があるためこのように定められています。

借入金の返済の開始時期

返済は融資が実行された翌々月以降の偶数月から行われます。1月にお金を借りる場合は、その翌々月が奇数月の3月になりますので、返済開始は4月の支給日です。

繰り上げ返済方法

毎月20日(休日の場合は翌営業日)に繰り上げ返済や一括返済を受付けています。借入申込みをした取扱金融機関窓口で手続きを行ってください。また、繰り上げ返済を行っても、もともとの完済日が過ぎるまでは、新しく年金担保融資での借り入れはできませんので注意してください。

返済額の変更

生活が苦しくなって、返済が難しくなった場合には、返済期間中に1回だけ返済額を変更することができます。ただし、返済額を変更すると繰り上げ返済や一括返済ができなくなります。

申込方法

申し込み手続きは代理店を通じて行いますが、まずは福祉医療機構に相談することから始めましょう。全体の大まかな流れは次のようになります。

1.相談

申し込み前に福祉医療機構年金貸付課、もしくは代理店となる取扱金融機関に相談する。

2.申し込み手続き

取扱金融機関での申し込み。現在の受取先口座が取扱金融機関と違う場合には、受取先の口座を取扱金融機関に変更します。

3.審査

福祉医療機構による審査が行われます。

4.融資の決定

審査結果や融資実行日について取扱金融機関から電話で連絡があります。

5.融資開始

融資実行日に指定預金口座にお金が振り込まれます。

必要書類

申し込みをする際には次の書類が必要になりますので、事前に用意しておきましょう。

  • 借入申込書
  • 年金証書
  • 現在の年金支給額を証明する書類
  • 実印と印鑑登録証明書
  • 本人確認書類
  • 資金使途のわかる確認資料

連帯保証人を立てる場合

  • 連帯保証人の実印と印鑑登録証明書
  • 連帯保証人の本人確認書類
  • 申込者との続柄がわかる書類
  • 収入証明書類

信用保証制度を利用する場合

  • 信用保証制度申込関係書類

借入申込書と信用保証制度申込関係書類は、取扱金融機関に用意されているものを利用してください。年金支給額を証明する書類としては、振込通知書や決定通知書などが利用できます。ただし、最新のものを用意してください。

また、申込に必要な書類それぞれの現住所と名前が一致している必要があります。引っ越しをして、その手続を済ませていない場合などは、まず住所を一致させてから申し込みをしてください。

年金担保融資の審査はどんなものか?

年金を担保にお金を借りるには審査を受けなくてはいけませんが、この審査は金融業者のカードローン審査などと比べると、かなりハードルが低いと言われています。その理由としては、年金をすべて取扱金融機関のほうで受け取るため、返済できなくなるケースがほとんどないためです。

支給が止められないかぎり、貸したお金をすべて回収できるため、普通の生活を送っている人であれば、まず間違いなく審査には通過します。

それでも審査落ちする人がいるようですが、その多くが使用用途に問題があります。例えば、競馬やパチンコなどのギャンブルに使うことは認められていませんし、旅行などの娯楽のためにも利用できません。あくまでも生活を維持するための制度ですので、それから逸脱した使用用途の場合は、審査で落とされてしまいます。

また、すでに紹介しましたように、生活保護を受けている場合や、前回受けた融資に対して当初に決めた完済予定日を過ぎていない場合も審査に通りません。これらに関しては、すべて福祉医療機構のWebサイトやパンフレット等に明記されていますので、必ず一度目を通すようにしてください。

注意点など

金利も低く、審査にも通りやすい年金担保融資ですが、利用するにはいくつかの注意点があります。申し込みをする前にそれらのポイントを頭に入れておきましょう。

お金を借りるまでに時間がかかる

最近の金融商品は即日融資に対応しているものが多く、即日でなくても数日でお金を借りることができるものがたくさんあります。ところがこの制度を利用して融資を受けるには、申し込みから約4週間かかります。いますぐお金が必要だとしても、融資されるまでに時間がかかりますので注意してください。

債務整理できない

借りたお金を返せなくなったときに、自己破産などの債務整理をすることで借金をゼロにすることが可能ですが、残念ながら年金担保融資で借りるお金だけは免責にはなりません。借りた以上は、コツコツ返していくしかありません。

また収入が少ない高齢者は生活が破綻しやすい状態にありますので、利用するときには必ず返済計画を立てた上で申し込みをしてください。

廃止による影響

とても使い勝手のいい制度なのですが、この制度は令和4年3月末で申込受付を終了します。

年金担保貸付制度・労災年金担保貸付制度は、平成22年12月の閣議決定において廃止することが決定され、平成23年12月及び平成26年12月の2回にわたる制度の見直しを行い、事業規模の縮減を図ってきましたが、厚生労働省から「令和4年3月末の予定で申込受付を終了する」旨の方針が示されました。

新規申し込みが終了したあとは、現在貸出中の融資金を回収した後に制度自体が廃止されます。代わりに社会福祉協議会が実施する「生活福祉資金貸付制度」を利用することになるので、年金を担保にお金を借りることはできなくなってしまうのです。

年金受給者でもカードローンを利用できる?

すぐにでもお金を借りたいという場合には、金融業者のカードローンが便利です。「年金受給者でもカードローン使えるの?」そう思う人もいるかもしれませんが、金融業者によっては問題なくお金を借りれます。

それではどのカードローンなら利用できるのか、代表的な商品を紹介します。

レイクALSA 70歳まで
みずほ銀行カードローン 66歳未満
スルガ銀行カードローン 70歳以下
三菱UFJ銀行バンクイック 65歳未満
じぶん銀行カードローン 70歳未満
アコムカードローン 70歳未満
※年金以外に安定した収入と返済能力を有する方

(2019/11/22時点)

この他にも年金受給者でもカードローンを利用できる金融業者はいくつもあります。ただし、注意してもらいたいのが年齢制限です。多くの金融業者が年齢制限を設定していますので、それを超えてしまうと契約できませんので注意してください。

まとめ

一般的には年金を担保にお金を借りることは認められていません。ただし、福祉医療機構の年金担保融資制度だけは、例外として認められています。ここまで、この制度についてその基礎知識を紹介してきましたが、最後に重要なポイントだけまとめておきます。

  • 年金受給者のみが利用できる
  • 使用用途が限られている
  • 金融業者から借りるよりも低金利で利用できる
  • 福祉医療機構(代理店)がすべての年金を受け取り、そこから返済に充てる
  • 審査は厳しくないが、利用条件に適していなければ審査落ちする
  • お金を借りるまでに時間がかかる
  • 令和4年3月末で申込受付を終了することが決まっている

審査はそれほど厳しくありませんが、借りたお金は絶対に返済しなくてはいけません。担保に取られているため、年金が支給されていれば強制的に返済に宛てられますし、債務整理の対象外でもあります。さらに、なんらかの理由があって返済できなくなると、連帯保証人に請求されます。

またお金を借りるまでにとても時間がかかりますので、すぐにお金が必要だという場合には、金融業者のカードローンを利用しましょう。時間に余裕がある場合は年金担保融資のほうがおすすめですが、利用時にはきちんと返済計画を立てて、無理のない借り入れを心がけましょう。

すぐにお金借りたい!最短1時間融資可能なカードローン

  1. プロミス

    プロミスプロミス
    実質年率 4.5%〜17.8%
    利用限度額 最大500万
    審査時間 最短30分
    融資スピード 最短1時間
    • はじめての人は30日間無利息
    • 郵送物なし、カードレスで誰にもバレない
    • WEB申し込みで最短1時間融資も可能

    ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

  2. SMBCモビット

    SMBCモビットSMBCモビット
    実質年率 3.0%〜18.0%
    利用限度額 最大800万
    審査時間 10秒簡易審査
    融資スピード 最短即日※
    • 10秒簡易審査で結果がすぐわかる!
    • WEB完結申込で郵送物/電話連絡なし!
    • 近くの銀行/コンビニで24時間利用可能

    ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

  3. アコム

    アコムアコム
    実質年率 3.0%~18.0%
    利用限度額 最大800万
    審査時間 最短30分
    融資スピード 最短1時間
    • はじめての人は最大30日間利息0円
    • 最短30分で審査回答!
    • 最短1時間融資も可能

    ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

  4. アイフル

    アイフルアイフル
    実質年率 3.0%〜18.0%
    利用限度額 最大800万
    審査時間 最短30分
    融資スピード 最短1時間
    • はじめてなら最大30日間無利息
    • 審査回答は最短30分!即日融資も可能
    • 誰にも知られずに利用可能

    ※現在当サイトからご紹介不可となります。

Share Tweet LINE

page
top