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お金を借りる時の審査について理解しよう!

By - カリタイムズ編集部  公開:  更新:

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これまでお金を借りたことのない人にとっては意外かもしれませんが、銀行や消費者金融などの金融業者から融資を受けるには審査を受けなくてはいけません。でも、その内容に関してはどの金融業者も公表していません。

  • なぜ審査があるの?
  • どんな点が重視されるの?
  • 融資を断られたらどうすればいい?
  • ブラックでも借りられるの?

ここではそんな疑問を解決するために、お金を借りるときの審査についてわかりやすく解説します。初めてのカードローン利用で不安だという人は、ぜひ参考にしてください。

なぜお金を借りるのに審査が必要なのか

そもそもなぜ、金融業者は審査を行うのだと思いますか?

世の中には返済を約束したにも関わらず、借りたお金を返さないという人がいます。最初から返す気がないわけではなく、見通しの甘さや想定外の事情が発生して返済が滞ります。金融業者は慈善事業をしているわけではありません。貸したお金が返ってこないと、経営難になってしまいます。

このため、金融業者は「貸してはいけない人」を見極めるために審査を行います。すべての人がきちんと返せるなら問題ないのですが、基本的に借金の申込みをしてきた人は、ほとんどみんな「お金に困った人」たちです。それだけでも金融業者の負うリスクの高さがわかりますよね。

金融業者は、そのリスクを可能な限り減らしたいと考え、お金を貸せる人とそうでない人を選別するわけです。

重視される審査基準

審査はどのような点を重視しているのでしょうか?それを把握できていれば、事前に対処することもできるかもしれませんよね。すべての金融業者はそれらをノウハウとして持っているので、基準を公表することは絶対ありません。

ただし、一般的に重要と言われているポイントがいくつかあります。それぞれのポイントについて見ていきましょう。

収入に対して返済可能な希望額であるか

年収がたくさんあれば借りやすいと思われていますが、実は重要なのは年収に対していくら借りたいかということです。

A.年収1000万円で希望額500万円
B.年収300万円で希望額30万円

Aのほうが圧倒的に年収は高いのですが、500万円も必要としています。Bは年収が少ないものの必要なのは30万円です。この場合、お金を借りやすいのはBです。年収に対して十分に低い額の借り入れを希望していますので、返済が苦しくなることもないと判断されます。

勤務先の規模や雇用形態・勤続年数

いま安定した収入があったとしても、1年後、2年後はどうなっているか分からないという人には金融業者は貸し付けを行いません。誰も未来は分かりませんが、完済するまで安定した収入がある確率が高い人を対象にお金を貸します。

そのときにチェックされるのが、勤務先の規模や雇用形態です。昔から公務員は安定した職業と言われていますが、公務員や大企業の社員というのはお金を借りる上でかなり有利な立場とされています。また、派遣社員やアルバイトよりも正社員のほうが優遇されます。

そして、もうひとつ重要なのが勤続年数です。会社に入ったばかりの人は、辞めてしまう可能性が高いと言われています。このため、同じ勤務先に何年働いているのかということが重視されます。

他社からの借入件数と借入総額

金融業者は他社からの借り入れをとても嫌います。借入件数が多い場合には、多重債務者となって債務整理を行う可能性が高いとされています。債務整理をされると貸したお金を回収できなくなりますので、複数の金融業者からお金を借りるのはマイナス評価となります。

また、貸金業者は総量規制といって、年収の1/3以上の貸し付けが禁止されています。1社で1/3ではなく、すべての貸金業者が対象ですので、これまでいくら借りているのかを注意してチェックします。総量規制の対象ではない銀行でも債務整理を防ぐために、他社からの借入総額を重視してチェックします。

個人信用情報の履歴

個人信用情報も重要なポイントです。個人信用情報というと何のことか分からない人もいるかもしれませんが、これはブラックリストに載っているかどうかということです。滞納などの履歴がある人は、また同じことを繰り返す可能性が高いため、金融業者は個人信用情報に問題がないことを調べて、可否の判断材料とします。

審査の甘い、厳しいは何を基準にしてるの?

銀行は審査が厳しく、消費者金融は甘い」と、聞いたことのある人もあるかもしれません。どうせ借りるなら、できるだけ審査が甘いところから借りたいですよね。でも、まず覚えておいてほしいのは、「審査が甘い金融業者はない」ということです。

それぞれに融資可能とするためのハードルの高さに違いがありますが、ブラックリスト入りしている人や、明らかに返済できそうにない人に貸し付けを行うことはありません。「甘い」とされている消費者金融でも、申し込みをした人の50%前後が貸し付けを断られています。

ではそのハードルの高さはどのようにして決まるのでしょう?これは一般的に次の要素が影響すると言われています。

  • 金利
  • 借りる額

金利が高い商品ほどハードルが低くなります。金利が高ければ高いほど、貸したお金に対する利益が大きくなるため、金融業者はリスクを負って貸し付けを行えるためです。消費者金融が甘いと言われるのは、金利が高く幅広い利用者に貸し付けを行っているためです。

また、借りる額が少ないほどハードルが低くなります。これは貸し倒れが発生したとしても、金融業者の損失がそれほど大きくならないためです。このため、借りやすいとされているのは「高金利かつ小額の融資」ということになります。

個人信用情報機関と審査の関係

審査で重要視される点で少し触れましたが、個人信用情報機関との関係について、もう少し詳しく説明をしておきます。

金融業者は、ほぼ間違いなく下記のいずれかの個人信用情報機関に所属しています。

  • CIC
  • JICC(日本信用情報機構)
  • 全国銀行個人信用情報センター

同じ機関に所属している金融業者で、個人の信用情報の共有を行っています。例えばCICに所属している金融業者Aでの借入状況は、同じCICに所属している金融業者Bも見ることができます。毎月きちんと返済しているのか、今いくら借入残高があるのかなどがすぐに分かります。

また個人信用情報機関間でも、滞納や債務整理の情報などの情報が共有されています。先程の金融業者Aでの滞納などの事故履歴は、JICCに所属している金融業者Cも知ることができます。

事故履歴は一定期間残りますので、その履歴が消えるまでは「金融事故を起こした人」として、すべての金融業者から要注意人物として扱われます。その結果として、ほぼ間違いなく落とされてしまいます。

銀行と消費者金融の審査の違い

銀行はハードルが高く、消費者金融はハードルが低いと紹介しましたが、このことについても、もう少し詳しく説明します。

あまり知られていませんが、銀行カードローンなどの審査は、銀行が行うわけではありません。銀行にはノウハウがないため、保証会社に依頼します。保証会社というのは、貸し倒れが発生したときに、債務者に代わって返済する会社のことで、その多くが消費者金融もしくは、その関連会社です。

保証会社は銀行から保証料を払ってもらうのですが、その保証料は銀行が利息から得る利益の一部から支払われます。銀行は金利が低いため、1つの契約での利益はあまり多くありません。その多くない利益の一部が保証料になりますので、保証会社は絶対に貸し倒れされるわけにはいきません。このためとても厳しいのです。

一方で、消費者金融は自社で審査を行いますので、利益と損失のバランスをコントロールしやすいという立場にあります。金利を高めに設定していることで、1つの融資で得られる利益が大きいため、銀行よりも貸し倒れが発生したときの被害も少なくなります。このため、銀行で断られるようなステータスの人にもお金を貸すことができます。

審査に落ちる理由

ここまでの紹介で、お金を借りるときの審査について、大枠は理解できたかと思います。それでは次に、どのような条件なら落ちるのか、その理由について具体的に見ていきましょう。

  • 年収に対して希望額が高い
  • 年収が少なすぎる
  • 勤続年数が短い
  • 他社からの借入件数が多い
  • 他社からの借入総額が多い
  • 収入の不安定な働き方をしている
  • 在籍確認が出来ない
  • 申込内容に虚偽の申告がある
  • ブラックリスト入りしている

これが融資を断られる理由の代表的なものです。それぞれ1つだけが原因で断られることもあれば、いくつかの要因が重なって断られることもあります。

審査落ちから挽回する方法

それでは、上記のような理由で審査落ちした場合には、どのような対処をすれば挽回できるかについても紹介します。

年収に対して希望額が高い場合

希望額は、最大でも年収の1/3以下にして申し込みましょう。クレジットカードのキャッシングも含めて、すでに借り入れがある場合は、その金額も合わせて年収の1/3を超えないようにしてください。

年収が少なすぎる場合

年収が100万円しかなく、さらに一人暮らしをしているようなケースでは、生活するだけで精一杯ですので、少額でも断られます。収入を増やすか、国のセーフティーネットを活用してお金を借りましょう。

勤続年数が短い場合

勤続年数は最低でも1年以上はほしいところです。勤続年数が1年を経過してから再度申し込みをしてください。

他社からの借入件数が多い場合

借入件数が何件あると融資を受けられないと、明確な件数があるわけではないのですが、確実に借りたいのであれば、繰り上げ返済などを活用して、借入件数を3件以下に減らしておきましょう。また、使っていないカードローン商品や、キャッシング枠のあるクレジットカードは解約してください。

他社からの借入総額が多い場合

他社からの借り入れがある場合は、希望額を減らしましょう。すでに紹介したように、借入額の合計が年収の1/3を超えないようにしてください。

収入の不安定な働き方をしている場合

契約社員や個人事業主といった働き方をしている場合は、正社員になってから審査を受けるのが理想です。ただし、簡単には転職できないかと思いますので、その場合は希望額を減らしたり、高金利の商品に切り替えたりして申し込みを行いましょう。

在籍確認が出来ない場合

申告した勤務先に在籍していることが確認できなかった場合は審査落ちします。この場合には、なぜ在籍確認ができなかったのかを調べましょう。原因が分からないと対処できません。可能であれば、勤務先で電話を受ける担当の人に「電話があるかも」と伝えておきましょう。

申込内容に虚偽の申告がある場合

ステータスを少しでもよく見せようとして、年収を高くして申告したり、他社借入金を減らして申告したりすると、それがバレたときには虚偽の申告として審査落ちします。必ず正しい情報を申告してください。また、入力ミスでも虚偽の申告と判断されることもありますので注意してください。

ブラックリスト入りしている場合

ブラックリスト入りしていると、原則としてお金を借りることができませんので、事故履歴が消えるまで待ちましょう。消えるまでには5年~10年かかります。

ブラックでも審査に通過できる?

ブラックリスト入りしていると、原則として審査に通ることはないと説明しましたが、絶対に融資を受けられないかというとそうでもありません。ブラックの人にお金を貸してはいけないという法律があるわけではなく、あくまでも金融業者が自主的に行っている判断です。

このため、ブラックでも審査に通す金融業者はあります。しかし、よく耳にする銀行や消費者金融は間違いなくダメなので、ブラックでもOKと謳っている会社の利用は考え直したほうが良いでしょう。

運が悪いと悪質なヤミ金からお金を借りてしまう可能性があります。ブラックリストに載っていて、どうしてもお金が必要となったら、国の支援制度を活用できないか市役所や区役所に相談に行きましょう。

切羽詰まった状況で1人で判断するのは非常に危険です。甘い言葉に騙されないようにしましょう。

審査なしでお金借りる方法

ここまでの説明を読むと、自分がお金を借りることができるのか不安になった人もいるかと思います。「できれば審査なしでお金を借りたい」そう考えている人もいますよね。そんなときに考えられるのが、次のいずれかの方法です。

  • 親や友だちから借りる
  • 審査なしの金融業者から借りる

このいずれもかなりのリスクがある借り方です。親や友だちから借りるというのは、とても合理的な方法だと思うかもしれませんが、返せなくなったときに縁を切られる可能性があります。

親友からお金を借りたことで、友情が壊れてしまったというのは珍しい話ではありません。1000円くらいの貸し借りであれば問題ありませんが、これが1万円以上となると話は変わってきます。突発的に必要になったお金で、なおかつ数日のうちに返せるのでなければ、友人や家族から借りるのはやめておきましょう。

また、「うちは審査なしだから」という金融業者は、まず間違いなくヤミ金業者です。金利が違法で、絶対に完済できないような方法を使って、ずっと搾り取られ続けることになります。審査がないというのは魅力的に感じるかもしれませんが、そのような金融業者は利用しないようにしてください。

まとめ

お金を借りるときに必ずセットになっている審査ですが、ここまで読んでもらえれば、十分な知識を得られているはずです。最後に復習の意味も込めて、重要なポイントだけもう一度確認しておきましょう。

  • 重視されるのは次の4項目
  • 「収入に対して返済可能な融資希望額であるか」
  • 「勤務先の規模や雇用形態・勤続年数」
  • 「他社からの借入件数と借入総額」
  • 「個人信用情報の履歴」
  • 金融事故の履歴は個人信用情報機関で共有されている
  • 銀行は保証会社を利用し、金利も低いためハードルが高い
  • ブラックでも一部の中小消費者金融ではお金を貸してくれることがある
  • 審査なしの業者は利用しない

他にも重要なポイントがありますが、少なくともこれだけは頭に入れておきましょう。きちんと理解すれば、必要以上に心配する必要がないということがわかるはずです。それを踏まえた上で、お金を借りるときに有利な環境を整えて、カードローンなどの申し込みを行ってください。

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