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おまとめローンの審査に落ちた!1本化できないときにすべきこと

By - カリタイムズ編集部  公開:  更新:

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複数の金融機関から借りたお金を整理するために、おまとめローンの申し込みをしたら審査に落ちてしまったという人もいるかと思います。そういうとき、立て続けにおまとめローンの審査を受けようとする人もいますが、実はそれ、NGな対処方法のひとつです。

  • なぜすぐに次の審査を受けてはいけないの?
  • そもそも何で利用ができないの?
  • どう対処すればおまとめできる?
  • 債務整理も考えたほうがいい?

ここではそんな疑問を解決するために、借金の1本化ができないときの対処法について、詳しくご紹介していきます。おまとめローンの審査に落ちした人が読むことで、正しい方法で借金を整理できる内容になっています。

おまとめローンの利用ができない3つの理由

  1. 年収に対して借金が多すぎる
  2. 完済までの収入が不透明
  3. 延滞を繰り返してブラックリスト入りしている

おまとめローンを利用ができないとき、その理由として挙げられるのがこの3点です。それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

1.年収に対して借金が多すぎる

おまとめローンには返済期限がありますので、借金が多い場合には月々の返済額も高額になります。このとき、余裕を持って返済できるだけの収入がなければ、生活が苦しくなってしまいます。1〜2ヶ月程度ならそれに耐えられても10年近くその生活が続くとなると、必ずどこかで破綻します。

例えば次のような1本化をしたとします。

月収 20万円
おまとめ金額 300万円
金利 年7.7%
返済期限 7年

このときの返済額は次のようになります。

月々の返済額 46,311円

月収が20万円しかない場合には、どう考えても生活が苦しくなりますよね。もちろん1人暮らしか実家暮らしかでも審査結果は変わってきます。ただ、収入に対して返済額が多すぎる場合には、返済しきれずに債務整理をする人の割合が多いため、融資を断られてしまいます。

2.完済までの収入が不透明

上記のような条件で、もし月収が60万円あったら問題なく借りられるかというと、実はまた別の問題があります。実際に大事なのは、過去にどれだけ収入があったかということではなく、これから返済をするにあたって、完済までその収入が続くのかどうかということです。

例えばパートやアルバイトのように、すぐに仕事がなくなる働き方や、個人事業主のように廃業率の高い働き方をしている人は、1年後に同じように稼げている保証がどこにもありません。正社員でも、新入社員の離職率は3割もあり、3人に1人が会社を辞めてしまいます。

もちろん1年後に収入が上がっている可能性だってありますが、金融機関はリスクを嫌いますので、常に最悪の状況を想定して融資の可否を決めます。完済まで現状の収入が続くかどうかを、様々な項目から総合的に判断し、完済までの収入が不透明だと判断されるとおまとめローンを利用できません。

3.延滞を繰り返してブラックリスト入りしている

借金の1本化をしたいと考えている人の多くが、返済が厳しくなってきてから行動に移しますが、このときに、他社からの借入れを何度も延滞している人も、おまとめローンは利用できません。金融機関はお互いに取引状況の情報共有をしているので、他社の延滞を知ることができます。

おまとめすることで、返済が楽になる可能性もありますが、そもそもその人がお金に対してルーズであることが考えられます。せっかく1本化しても、また他から借り入れして返済困難な状況においやられてしまうと意味がありません。さらに、その先に待っているのは債務整理です。

自己破産の場合には返済残高が貸した側の損失になりますので、利息でコツコツ稼いだ利益が簡単に吹っ飛んでしまいます。このため、延滞を繰り返した人は、いわゆるブラックリスト入りした状態となり「融資してはいけない人」に位置付けされてしまいます。

おまとめローンを利用できないが分かると、自分も借りられないかもしれないと不安になりますよね。実際に誰もが審査落ちする可能性がありますので、次章では利用できなかったときの対処法についてご紹介します。

おまとめローンができなかった時の対処法5つ

  1. 借入状況をリストアップして現状把握する
  2. 審査のハードルが低い消費者金融で審査を受ける
  3. 借入件数を段階的に減らしていく
  4. ブラックリストになっていないか確認する
  5. 弁護士や司法書士に相談して債務整理をする

おまとめローンの審査は厳しいため、申込みをするときには審査落ちする可能性についても頭に入れておく必要があります。そのときの対処法として挙げられるのが、この5点です。それぞれの対処法について説明してきます。

1.借入状況や自分のステータスを把握する

まず、すべきことは現状把握です。どこからいくら借りているのか、自分のステータスについて把握して、なぜ融資を受けることができなかったのか分析しなくてはいけません。そんな面倒なことしたくないと思うかもしれませんが、そこを省くとまた審査落ちしてしまいます。

ローンの申し込み時に書き出しているので、それほど手間はかからないはずです。

  • 借入先と残高のリストアップ
  • 年収
  • 勤続年数
  • 勤務先の規模
  • 住居に関する月々の支出額

これらをノートなどに書き出して、自分の何が足りなかったのかを考えてください。審査基準については後ほど詳しく説明しますので、まずは自分の現状を書き出してみて、自分なりの分析をしてみましょう。

2.審査のハードルが低い消費者金融で審査を受ける

現状把握をして、ステータス不足によって審査落ちしたと感じた場合には、審査のハードルが低い金融機関で審査を受け直しましょう。銀行の審査に落ちた場合には大手消費者金融、大手消費者金融で落ちた場合には中小の消費者金融を利用しましょう。

消費者金融は金利を高く設定することで、貸し倒れによる損失を最小限に抑えています。このため銀行が融資をしない人にも融資を行ってくれます。金利が高いというのと貸金業者からの借金しかまとめることができませんが、消費者金融を活用しての1本化も検討してください。

3.借入件数を段階的に減らしていく

消費者金融は貸金業者からの借金しか1本化できません。このため、銀行からの借入れが多い人は消費者金融でのおまとめは適していません。でも銀行ですとまた審査落ちする可能性があります。すでに消費者金融で融資を断られている人も、一見すると八方塞がりです。

そんな状況でも諦める必要はありません。1回ですべての借金をまとめるのではなく、段階的に借入れ件数を減らしていくことで、返済を楽にすることができます。その方法についても後ほど説明しますので、ここではそんな対処法があるということだけ、頭に入れておいてください。

4.ブラックリストになっていないか確認する

おまとめローンを利用できない理由が、ブラックリストになっている場合には、そもそもどのように手を打っても意味がありません。このため、自分の個人信用情報に延滞などの金融事故の履歴が残っていないか確認しておくことも重要です。

最近は、知らないうちにブラックリスト入りしている人が増えています。思わぬことで個人信用情報に事故履歴が残ってしまいますので、自分は大丈夫と思っている人でも、ステータス十分なのに融資を断られたのであれば、必ず確認しておきましょう。

どうやって確認すればいいのかについても、後ほど詳しく説明します。

5.弁護士や司法書士に相談して債務整理をする

返済はすぐにでも破綻しそうだけど、どこからも借りれないし段階的なおまとめもできないという場合には、そこからどう頑張っても改善することはありません。無理になんとかしようとせずに、弁護士や司法書士に相談して債務整理を行いましょう。

債務整理をすると家や車などの資産をすべて失うと思っている人もいるようですが、それは自己破産の場合で、他にも資産を手元に残したまま無理のない返済ができる方法もあります。どのような債務整理をすればいいのかも含めて、弁護士や司法書士に判断してもらえます。

債務整理をするとクレジットカードを持つことができなくなりますし、他社からの借入れもできなくなるという問題もありますが、借金返済に追われる生活から開放されます。無理に返済しようとして闇金業者などを利用するくらいでしたら、債務整理を検討してください。

おまとめローンの審査基準

  • 年収
  • 勤続年数
  • 勤務先規模
  • 他社借入総額
  • 他社借入件数
  • 居住形態

おまとめローンを利用できないときに、まず現状把握をするとお伝えしましたが、借入先やステータスを書き出しただけでは、なぜ自分が審査落ちしたのかわかりませんよね。ここでは、重要な審査項目ごとに、それぞれの基準についてご紹介していきます。

年収

まず重要なのは年収です。収入があることはもちろんのこと、その収入できちんと借金を返済できるかどうかが問われます。その基準を明記している金融機関はありませんが、一般的には借金の倍額の年収がないと、融資を受けることができません。

おまとめしたい借金が200万円なら、年収は400万円以上必要ということになります。ただし、これはひとつの目安であり、他の項目で特筆すべき点がある場合には、基準が下がることもありますし、反対に大幅に上がることもあります。

勤続年数

勤続年数は、会社を辞めないことをチェックする指標として使われます。勤続年数が長い人ほど会社を辞めにくい傾向にあるため、審査ではプラスの評価を受けます。反対に短い人ほどマイナス評価となり、審査では不利になります。
こちらも明確な基準はありませんが、少なくとも1年以上は同じ職場で働いている方が望ましく、転職や就職したばかりという人は審査落ちする可能性が高いとされています。こちらも、他の項目と合わせての評価となりますが、勤続年数は1年以上になってから申し込みましょう。

勤務先規模

借金を1本化するために勤務先を変えることはないかと思いますが、勤務先の規模や勤務形態も審査に影響します。最も有利なのが公務員、そしてその次が上場企業の社員です。倒産やリストラのリスクが低い人ほど、将来の収入が見込めるというのがその理由です。

反対にパートやアルバイトのような働き方をしていると、いつ収入が途切れるかわかりませんので、審査に通過しても借りられるのは100万円くらいがいいところです。人によっては50万円程度になることも考えられます。

このように会社の規模や勤務形態が審査に影響するということを、頭に入れておきましょう。

他社借入総額

年収の項目と説明が重なりますが、年収に対して他社借入総額が大きすぎると、おまとめしても返済できないと判断されて審査落ちしてしまいます。年収の1/2を超える借金がある場合には、まずは難しくても現状の返済を継続して、それ以下になってから審査を受けるようにしましょう。

ちなみにカードローンやクレジットカードのキャッシングなど、借りてないけどいつでも借りられる状態にあるものも、審査では借りているとみなされることもあります。使っていないカードローンやクレジットカードがあるなら、審査を受ける前に解約しておきましょう。

他社借入件数

借入総額が少なくても、借入件数が多すぎる状態を金融機関は嫌います。それを改善するためのおまとめローンなのですが、そもそも5社以上から借りているような人は、お金の管理がルーズなところがあると判断されます。

1本化しても、また他社から借りてしまうかもしれませんので、そのような多重債務者はおまとめ利用であっても融資を渋られてしまいます。4社以上から借りているという人は、後ほどご紹介する方法で段階的な借入れを目指しましょう。

居住形態

意外な項目かもしれませんが、持ち家なのか賃貸なのか等の居住形態も審査では重視されます。見られるポイントは、月々どれくらいの金額を住宅関係に支出しているかという点です。月収が20万円なのに、家賃やローンで毎月10万円支出していたら、とてもじゃないですがおまとめローンの返済まではできませんよね。

ただ持ち家の場合には、借金を回収できなくなったときには家や土地を売却して回収するということもできます。このため、ローンを完済した持ち家や、ローン残高の少ない持ち家で、なおかつ資産価値の高い物件ですとプラスの評価をしてもらえます。

できない時は慌てず対処して次に申し込むのが大事

審査に落ちたときには、焦ってしまい、すぐに次の審査を受けようとする人がいますが、これはNGです。すでにお伝えしましたように、融資を断られた理由が分からないのに、また審査を受けても同じように審査落ちするだけです。

しかも申し込みした履歴も個人信用情報として記録が残り、ほぼすべての金融機関がその履歴を見ることができます。短期間に何度も申し込みをしているということは、お金に困っているように思われてしまいます。

お金に困っているから借りようとしているのだから問題ないのでは?そう思うかもしれませんが、金融機関はお金が必要な人には融資をしても、お金に困っている人には融資をしません。そういう人に融資をしても、その返済にも困ってしまう可能性があるためです。

1〜3ヶ月の間に、3社以上に対して申し込みを行うと、申し込みブラックと呼ばれる状態になります。このため、おまとめローンの審査を受けられるのは3社までだと考えてください。慌てて申し込みをして、1社分の枠を使ってしまうのはもったいないですよね。

申し込みできる数が限られていますので、慎重に対処してから次に申し込むようにしましょう。

借り入れ件数を減らす方法

多重債務で審査落ちした可能性がある場合や、パートやアルバイトで少額な借入れしかできなかったとしても諦める必要はありません。そういう場合には、1度にすべてをまとめるのではなく、段階的に借入件数を減らしていきましょう。

具体的な例を使って説明します。

A社 30万円(月々の返済額:2万円)
B社 20万円(月々の返済額:1万円)
C社 40万円(月々の返済額:2万円)
D社 25万円(月々の返済額:1.5万円)
合計 115万円(月々の返済総額:6.5万円)

このような借入れがあったとします。115万円を借りて1本化できるのが理想ですが、ステータス不足や多重債務の人は審査が通らない可能性があります。この場合、審査のハードルが低い消費者金融(E社)で50万円借ります。

そして、その50万円でA社とB社の借金を完済します。

C社 40万円(月々の返済額:2万円)
D社 25万円(月々の返済額:1.5万円)
E社 50万円(月々の返済額:1万円)
合計 115万円(月々の返済総額:4.5万円)

これだけでも、かなりすっきりしましたよね。月々の返済額も2万円減っていますので、生活に少しはゆとりがでるはずです。この状態で返済を続けて、1年後にまた50万円を借りてC社とD社をまとめれば、借入件数は2社になります。

ちなみに、既存の借入れの中にカードローンがある場合には、その借入限度額を利用して借り換えをするとう方法もあります。上の例でいうと、A社のローンが50万円借りられるカードローンなら、追加で20万円借りてB社の借入れを完済すれば、新たに審査を受けることなく借入件数を減らせます。

おまとめローンというと、1本化することばかり意識してしまいますが、このような段階的な借入れでも十分に効果がありますので、おまとめ方法のひとつとして覚えておきましょう。

ただ、ブラックリスト入りしていた場合には、段階的な借入れもできませんので、次章では自分がブラックリストに載っているかどうかを確認する方法についてご紹介していきます。

ブラックリストに載っているかどうか確認する方法

よく「ブラックリスト」と言われていますが、実際にそのようなリストがあるわけではありません。上で少し触れましたが、個人の金融取引履歴は信用情報として、すべて個人信用情報機関で管理されています。

この管理された個人信用情報に金融事故の履歴があると、「信用できない人」として銀行や消費者金融などから融資を受けられなくなり、この状態をブラックリストに載っていると言います。

このためブラックリストに載っているかどうかは、個人信用情報機関に問い合わせをすることで確認できます。個人信用情報機関は金融機関の種類ごとに下記のような3機関に分かられているため、それぞれに情報開示依頼を行ってください。

  • JICC(日本信用情報機構)
  • CIC
  • JBA(全国銀行個人信用センター)

自分の信用情報を開示してもらう方法は、金融機関ごとに違います。それぞれホームページで開示方法が記載されていますので、それを参考にして3つの機関すべてに開示依頼を行いましょう。依頼をして利用手数料(1,000円)を支払うと、開示報告書を入手できます。

開示報告書の読み方についても、各機関のホームページで調べることができます。もし金融事故の履歴がある場合には、おまとめローンは利用できないため、返済が厳しいなら債務整理を行うことになります。ただ、債務整理もデメリットがありますので、慎重に行う必要があります。

次章では、どのようなタイミングで債務整理を検討し始めればいいのかについて、解説していきます。

債務整理を検討するタイミングはいつ?

  • おまとめローンの審査に3回落ちた
  • リストラなどで収入が減る可能性がある
  • 返済をするために借金をする必要がある

債務整理を行うとブラックリストに載ってしまい、クレジットカードを持てなくなりますし、新規の借り入れもできなくなってしまいます。日常生活をしていく上で、クレジットカードを使えないというのは何かと不便ですし、借入れができないのもいざというときに困ります。

ですので、債務整理はどうしようもなくなったら行うようにしましょう。その「どうしようもなくなった」という状態が上記の3つのタイミングです。

すでにお伝えしましたように、1〜3ヶ月のあいだに3社に申込みをすると、申込みブラックの状態になるため、これ以上は審査を受けても審査落ちを繰り返すだけです。しかも3社に融資を断られているなら、もし審査を受けることができても結果は変わりません。

ただ、おまとめローンを利用できないとしても、安定した収入があるなら、これまでの返済を継続していくだけです。そうではなくリストラや倒産などによって収入が減る可能性があり、借金の返済のために、新たに借入れをしなくてはいけなくなったら、そこで諦めましょう。

おまとめローンを断られていますので、通常の融資も受けられない可能性があります。そうなると闇金業者に手を出したり、違法な方法でお金を調達したりして犯罪に巻き込まれる可能性もあります。無理に自分で解決しようとせず、そのタイミングで弁護士や司法書士に相談してください。

まとめ

  • 短期間に3社以上の申込みをすると申込みブラックになる
  • おまとめローンの審査に落ちたら現状把握をして落ちた原因を分析する
  • いきなり1本化せずに段階的なおまとめを活用する
  • 個人信用情報機関で情報開示してもらいブラックかどうかを確認する
  • どうしようもない状態になったら債務整理を検討する

おまとめローンは高額な借入れになりやすく、審査が厳しいため審査落ちすることも珍しくありません。そういうときに、慌てて別の金融機関で審査を受けたくなりますが、申込み回数が多くなると申込みブラックの状態になるので、融資を受けられるチャンスは残り2回しかありません。

その2回を慎重に行うためにも、まずは現状把握をしっかりと行いましょう。なぜ審査落ちしたのかを自分なりに分析して、改善できる部分は改善し、難しい場合には審査のハードルが低い消費者金融で少額の借入れを行い、段階的なおまとめを目指しましょう。

また、そもそもブラックリスト入りしていると、どれだけ審査を受けても意味がありませんので、ステータスは十分なのに融資を断られたという場合には、個人信用情報機関に信用情報を開示してもらいましょう。信用情報が問題なければ2社目の審査を受け、問題があれば債務整理を検討しましょう。

ただし、債務整理を行うとクレジットカードを持てなくなったり、新たな借入れができなくなったりします。安易に債務整理を行うのではなく、返済のための借金が必要になるようなタイミングまでは現状の返済を続け、どうしようもなくなってから弁護士や司法書士に相談しましょう。

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