テレワークや遠隔授業で、集中しているかが分かる 近未来的なデバイスが登場!

ヘルスケア By - grape編集部 更新:

さまざまな企業でテレワークが導入され、また、多くの教育機関ではウェブ会議システムを用いた遠隔授業が行われるようになりました。

通勤や通学の時間がなくなり、個人の自由な時間が増えた一方、管理者や教育者にとって、「社員や学生が自宅で集中して取り組めているかどうかが分からない」という問題も浮上しています。

パフォーマンスを可視化できる小型デバイスが登場

凸版印刷株式会社は、集中やリラックス状態を可視化するイヤホン型脳波デバイス『b-tone®』の販売を、2021年9月8日より開始しました。

『b-tone®』は、イヤホンのように耳に装着し、側頭部から脳波や心拍を測定します。

そのほか、首の動きや姿勢なども計測し、集中しているのか、リラックスしているのかなどをデータとして可視化できるのだとか。

『b-tone®』の活用方法は?

『b-tone®』で計測したデータはクラウドに管理され、権限に応じて測定データの閲覧、出力ができる仕組みです。

計測したデータの活用方法がこちら。

■学習塾などの教育機関
・遠隔授業で、生徒の様子を可視化
・データの蓄積により、授業やコンテンツの評価

■オフィス
・社員一人ひとりの、最適な働き方の分析
・データの蓄積による、チームやオフィスレイアウト評価
・姿勢、心拍の可視化による健康管理

■スポーツ、e-スポーツ
・ベストパフォーマンス状態の可視化、再現性の向上
・集中できるリズムの可視化によるトレーニング効率の向上

「どんな環境であれば集中して作業に取り組みやすいのか?」「効率のよい働き方は?」など、計測したデータをうまく活用すれば、それぞれのパフォーマンスの向上に役立つでしょう。

また、授業やセミナーを行う人が、生徒に『b-tone®』を着用させデータを集めれば、「どういう流れで教えれば、受講者が集中しやすいのか?」などの把握が可能かもしれません。

『b-tone®』のデータをうまく活用すれば、さまざまな分野で役立ちそうなツールですね。

イヤホンとしても使用が可能

『b-tone®』は測定デバイスとしてではなく、イヤホンとしても利用が可能です。

そのため、遠隔授業やウェブ会議に参加しながら『b-tone®』での測定を行えます。

凸版印刷株式会社は、今後『b-tone®』をオフィスや学習領域を中心に提供し、働き方改革や健康経営などに貢献していくことを目指しているそうです。

『b-tone®』のようなツールをうまく活用し、誰もが学びやすく、働きやすい環境が整っていくといいですね。


[文・構成/grape編集部]

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