アドレスホッパーとは?メリットからおすすめのサービスまで解説!

サービス By - grape編集部 更新:

※写真はイメージ

アドレスホッパーとは、居住地を転々と変えながら生活を送る人や、生活スタイルのことを指します。

アドレスホッパーは、テレビやネットなどのメディアで紹介されたことから、認知度が上昇している生活スタイルです。

しかし、魅力的な生活スタイルではあるものの、アドレスホッパーならではのデメリットも。

当記事では、アドレスホッパーの概要から、メリット・デメリット、おすすめのサービスまでを紹介します。

アドレスホッパーとは?

※写真はイメージ

アドレスホッパーとは、アドレス(Address/住所)とホッパー(Hopper/飛び回る人)に由来し、定住先を持たず各地に移動して暮らす人のことを指します

アドレスホッパーが住む場所は、国内外を問いません。下記は、アドレスホッパーが利用する宿泊施設などの例です。

・ホテル
・旅館
・ゲストハウス
・シェアハウス
・マンスリーマンション
・知人の家

アドレスホッパーは必要最低限の荷物を持って居住地を転々とするため、家具・日用品などがそろっている宿泊施設を利用する傾向です。

また、知人の家に宿泊させてもらいながら生活を送るケースもあります。

アドレスホッパーはどうやって仕事をしている?

※写真はイメージ

自由なイメージが強いアドレスホッパーであっても、仕事をしなければ生活を送ることはできません。

下記では、アドレスホッパーの主な働き方をいくつか挙げます。

・会社員としてリモートワークで働く
・個人事業主として働く
・短期のアルバイトや派遣社員として働く
・住み込みの仕事で働く

アドレスホッパーに多い仕事は、パソコンとWi-Fi環境があればできる仕事や、宿泊施設そのものが職場になる仕事です。

下記は、それぞれの特徴に該当する仕事の一例です。

【パソコンとWi-Fi環境があればできる仕事】
・エンジニア
・ライター
・ウェブデザイナー
・マーケター

【宿泊施設そのものが職場になる仕事】
・リゾートバイト
・旅館の従業員
・繁忙期における農家の手伝い

パソコンとWi-Fi環境があればできる仕事は、居住する場所に制限がありません。

一方、宿泊施設そのものが職場になる仕事は、期間限定かつ地方に多い傾向であるため、生活できる地域が制限されるでしょう。

ノマドワーカー・デュアルワーカーとの違い

アドレスホッパーと似た意味として扱われる言葉として、『ノマドワーカー』『デュアルワーカー』があります。

ノマドワーカーとデュアルワーカーの概要は、下記のとおりです。

ノマドワーカー
遊牧民(nomad/ノマド)と働く人(worker/ワーカー)が由来であり、主にパソコンやタブレット端末を使用し、カフェ・コワーキングスペースなどで働きます。出勤時間・服装などの縛りがなく、自由度の高い働き方の1つです。

デュアルワーカー
2つ(dual/デュアル)と働く人(worker/ワーカー)が由来であり、2つの地域や職場・職種で働きます。デュアルワーカーの特徴は、生活する拠点・仕事を2つ持つことで、生活にメリハリを付けやすいことです。

ここからは、アドレスホッパー・ノマドワーカー・デュアルワーカーの違いを紹介します。

好きな場所で仕事をしたい人は、アドレスホッパー・ノマドワーカーが適しています

デュアルワーカーは都会と地方に定住先を持つことで、都会で得た知識を地方で活かしながら仕事を獲得できます。

また、各生活スタイルの特徴をかけ合わせて、『アドレスホッパー兼ノマドワーカー』や『ノマドワーカー兼デュアルワーカー』として生活を送ることも可能です。

アドレスホッパーになるメリット・デメリット

アドレスホッパーは、生活そのものが『旅』になるため、旅好きな人に適した生活スタイルです。

ただし、旅をしながら仕事をする生活スタイルは毎日が刺激的になる一方で、いくつかのデメリットもあります。

ここからは、アドレスホッパーになるメリット・デメリットを紹介します。

メリット

※写真はイメージ

アドレスホッパーになるメリットは、下記の3つが挙げられます。

■固定費を下げることができる
固定費とは、毎月必ず発生する費用を指します。

<固定費の例>
・住居費(住宅ローン/家賃/管理費)
・光熱費(ガス/電気/水道)
・通信費(スマホ/Wi-Fi)
・税金(住民税・年金・健康保険)

アドレスホッパーは、住居費の代わりに宿泊代が発生します。

しかし、宿泊代には光熱費やWi-Fi代を含むケースが多く、固定費が下がる傾向です。

■さまざまな風土・文化に触れることができる
アドレスホッパーは、さまざまな地域で生活を送ることから、各地の風土・文化に触れることが可能です。視野を広げるきっかけにもなるため、人生の選択肢も増えるでしょう。

■多くの人と関わることができる
アドレスホッパーになると、行く先々で新しい出会いがあるため、刺激を受ける機会が多くなります。アドレスホッパー仲間を作ることも可能です。

アドレスホッパーには、旅が好きな人が向いているだけでなく、多くの文化・人と関わる機会があることから、人と接することが好きな人にも適した生活スタイルです。

デメリット

※写真はイメージ

アドレスホッパーには、旅を続けるからこそ起こりうるデメリットがいくつかあります。

■体力が必要になる
アドレスホッパーは各地を渡り歩くため、ある程度の体力が必要になります。就寝場所が変わると落ち着かない人や、体力に自信がない人には不向きな生活スタイルといえるでしょう。

■地方などでは宿泊施設を探すことが大変になる
都心部に比べて、地方などは宿泊施設が多くありません。そのため、地方などでは希望条件に該当する宿泊施設を探すことが難しいといえます。滞在予定地の宿泊施設の情報について、事前に調べておくことが大切です。

■社会的信用が低くなる
アドレスホッパーは注目を集めているものの、世間的にはマイナーな生活スタイルであるため、社会的信用が低くなる可能性があります。特に個人事業主やアルバイトとして働いている人は、収入が不安定だとみなされることが多く、クレジットカードの作成などが困難になるケースがあります。

アドレスホッパーにおけるデメリットは、事前に対策を取ることで解決できる場合がほとんどです

アドレスホッパーの住所・税金はどうすればいい?

※写真はイメージ

アドレスホッパーとはいえ、住民登録は必須です。しかし、転居するたびに住所変更の手続きをし続けることは困難でしょう。

アドレスホッパーの多くは住所・税金に関して、下記のような対策を取っています。

<住所・税金の対策>
アドレスホッパーは、実家やシェアオフィスの住所を使って住民登録を行うことが一般的です。

郵便物や荷物の受け取りは、実家であれば家族に依頼し、シェアオフィスの場合には郵便局の私書箱などを利用します。

住民税・健康保険料などの税金は、住民登録をしている実家もしくは、シェアオフィスなどが位置する自治体に納めます。

シェアオフィスをレンタルする場合は、宿泊費に加えて月々数万円のオフィスレンタル料金がかかるため、注意が必要です。

アドレスホッパーにおすすめのサービス3選

アドレスホッパーとして生活を送るためには、常に宿泊施設を探す必要があります。宿泊施設を見つけられたとしても、予算や部屋のグレードが必ずしも希望条件に合うとは限りません。

アドレスホッパーが宿泊施設を探す際に役立つサービスを3つ紹介します。

Hafh スクリーンショット

■Hafh
『Hafh』は世界36の国と地域、521都市の『直営宿』や『提携施設』を定額で利用できるサービスです。最大90日の連泊が可能で、数か月の長期滞在を考える人に適しています。お得にHafhを体験してみたい人は、『お試しHafh』を利用してみましょう。

ADDress スクリーンショット

■ADDress
『ADDress』は、電気・ガス・水道代込みの月額4.4万円で、Wi-Fiや調理器具などが完備された家に住めるサービスです。同じ個室の連続予約は最大7日であるため、短期滞在でさまざまな宿泊施設を利用したい人におすすめです。

Hmlet スクリーンショット

■Hmlet
『Hmlet』は、東京都内を対象とした賃貸住宅を扱っており、『住みながら新しい体験ができる』をコンセプトに掲げているサービスです。定期的にアートや文化に関するイベントを開催しており、さまざまな人との交流を楽しむことができます。

必要に応じて家具・家電の追加ができるなど、柔軟性の高いプランが特徴です。

さまざまな都市と提携を結んでいるサービス・月額料金が低いサービスを利用することで、アドレスホッパーの生活を充実させることが可能です。

まとめ

アドレスホッパーになると、居住地を自由に選択しながら生活を送ることが可能です。

ウェブ関連の仕事に就く人であれば、場所にとらわれることなく働けるため、アドレスホッパーを実現しやすいでしょう。

アドレスホッパーは、生活を送るなかで多くの人・文化に触れることが可能です。一方、アドレスホッパーにはデメリットもあるものの、事前に対策を取ることでほとんどのデメリットは解決できます。

アドレスホッパーを楽しむためには、居住サービスをうまく活用して、宿泊施設を探すコストを削減することが大切です。


[文・構成/grape編集部]

この記事をシェアする