【事例紹介】SNS活用にも使える?訴求ポイントを自然に落とし込むタイアップ記事の魅力

  • 2023年5月31日
  • 2023年5月31日
SNS施策に手を出したいけれど、どこから手を付けたらいいのか悩んでいる…

リアルイベントの実施やパンフレット配布などを中心に、すでに長く行われているPR活動の中で、新しくSNS施策を始めようと思うと、何から手を付けたら良いのかわからない…という方は少なくないのではないでしょうか。

SNSを活用したほうが多くの人に見てもらえそう、という体感はありつつも、いざ始めるには不安がありますよね。

そこで本ブログでは、SNSの活用ニーズをフックに、実際にタイアップ記事を出稿した方の活用事例の紹介を通して、記事広告のメリット・デメリットを探っていきます。

今回は、2022年2月に初めて、Webメディア『grape』でタイアップを行い、その後も定期的な出稿を続けている全国牛乳容器環境協議会(以下、容環協)の齋藤事務局長、伊藤常務理事にお話を伺ってきました!

『grape』からは、本案件の営業担当である鴨川と、タイアップ記事を執筆している加藤、タイアップ記事のレポートを作成しているあおき&ちえこでお伺いしたので、様々な視点から盛りだくさんでお送りします。

全国牛乳容器環境協議会(容環協)
紙パックのリサイクルを促進している事業者団体で、乳業メーカーや飲料用紙容器メーカー、再生紙メーカー、古紙問屋、業界団体など約140社・組織から構成。紙パックの回収率50%を目標に活動しています。
Webメディア『grape』 – 株式会社グレイプ
月間1億PVを超える、心に響くコンテンツをお届けするWebメディア『grape』。
見ているだけで癒されるような動物を扱った記事や、意外と知らない生活の知恵を紹介するライフハック記事など、ニュースからエンタメ情報まで幅広く紹介しているWebメディアです。
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加藤
鴨川
ちえこ
あおき

本日はよろしくお願いいたします!

齋藤さま
伊藤さま

よろしくお願いいたします。

まず、インタビューに入る前に、事例となる記事を簡単にご紹介します。

作成したタイアップ記事について

今回、事例としてご紹介するのは、こちらの記事です。
紙パックのリサイクルについての正しい知識を広め、回収率を高める目的で、2022年2月下旬に1本目の記事を掲載しました。

紙パックをリサイクルに出す女性 同僚の『ひと言』に、驚愕
https://grapee.jp/1072129 (grape – 2022年2月24日掲載)

その後、四半期に1度程度のペースで、記事を計5本掲載中です。(2023年5月現在)

紙パックがリサイクルできるということを知っている人は多いと思いますが、実際の回収率は40%程度と低いのが現状。
貴重なリサイクル資源であることとリサイクル方法を、コミカルなストーリー調で伝えることで、堅苦しさは抑えつつ楽しく正しい知識をもってもらえるように工夫した記事になっています。

grapeに出稿する前に抱えていた課題と出稿を決めた理由

あおき

タイアップ出稿前に抱えていた課題について教えてください。

伊藤さま

紙パックのリサイクルについて、回収率の向上を目的にPR活動を行っているのですが、ここ数年、回収率が40%くらいで伸び悩んでいることです。

齋藤さま

イベント出展を実施すると数千人の人が足を運んでくれますが、彼らが情報を持ち帰って、家族や周囲の人に広めてくれたとしても、伝えられる相手は1万人ほど。
クローズなアピールだけではなく一般の人にもっと広く伝えることで、社会課題の解決に対して結果を出していかなければいけないと危機感を感じ、悩んでいました。

齋藤さま

イベント出展以外にも、出張授業やリサイクル講習会など現地に出向いて紙パックのリサイクルについて伝える活動を行っていますが、一度に伝えられる相手は数十人。地道な活動ですね。

あおき

当時、ほかにはどんな施策を行っていましたか。

伊藤さま

上記で紹介したような現地でのPR活動のほかに、実施して良かったと思っているのは、自治体指定のゴミ袋に印刷した広告です。

ちえこ

ゴミ袋にも広告が出せるのですね。

伊藤さま

はい。多摩地域(東京都)にある複数の自治体で、100万枚ほど実施しました。
自治体広告は単価が安いですね。

齋藤さま

店頭でゴミ袋を選ぶとき、また、ゴミを捨てるときにダイレクトに目につく場所に広告が出せたのは良かったです。

ちえこ

たしかに、実際に捨てるときに使うゴミ袋にリサイクルの情報が載っていたら、リサイクルが面倒だと思っている人でも、一度立ち止まって考えるタイミングになるかもしれませんね。

あおき

grapeを知るきっかけになったのは、エコプロ(環境やSDGsへの取り組みを企業や学生に直接PRできる大規模な環境展示会)でしょうか。

伊藤さま

そうです!エコプロに鴨川さんが来てくださって、それがgrapeを知るきっかけになりました。

grapeへのタイアップ記事出稿を決めた理由

鴨川

エコプロのブースでお声掛けをさせていただき、それをきっかけに、Web・SNS施策の一環としてタイアップ記事を提案させていただきました。

伊藤さま

ご提案いただいたのが、ちょうどSNS活用を検討しながらも活用の仕方が分からずにいたタイミングでした。

齋藤さま

訴求したいことは明確にあり、イベント出展する際に使ったツールもありますが、一般の人に広く情報を届けるノウハウが無かったので、不安でした。あまり知られていない協会が発信しても、見てもらえないのではないかということが心配で…

伊藤さま

でも、grapeのタイアップ記事は、スマートフォンでの閲覧率が高く、SNSでの拡散もできると聞いて、トライアルで実施できるならまずは1回やってみたいと思い出稿することに決めました。

齋藤さま

容環協のHPは結構前からあって、PCで見られる前提で作っていたのですが、調査してみると、サイトに訪問している人の半数はスマートフォンからでした。
そのため、スマートフォンからでも見やすいHPに改訂しようとしていたタイミングだったこともあり、grapeへのタイアップ出稿は時期的にも丁度良かったです。

ちえこ

ちなみに…エコプロ以前にgrapeの記事を読んだことはありますか。

伊藤さま

普段、GoogleやYahoo!で気になるニュースを検索して出てきたネットニュースを読んでいます。
テレビの代わりという感じです。検索結果からいろいろな記事を読んでいるので、grapeに出会うこともあったと思うのですが、正直意識はしていなかったです。
grapeについて調べて、フジ・サンケイグループのメディアなのだと知りました。

『grape』でタイアップをやってみて

あおき

率直な感想と、良かった点や気に入った点を教えてください。

伊藤さま

「1万5千人くらいのユーザーに読んでもらえるならいいな」と思って出稿したので、実際にやってみたら50万以上ものPVがあったことにとても驚きました。

齋藤さま

grapeの記事で50万PVを獲得してから、HPのトラフィックも大きく伸びたんですよ。
その後何度か出稿していますが、紙パックの開き方を紹介した動画を記事に載せてもらったときは、動画の再生数が前月比8~9倍と極端に伸びて、過去最高の数値になりました。

あおき

ありがとうございます。効果が数字で見られる形で現れると、私たちも安心しますし、嬉しいです。

伊藤さま

結果に驚いたのもありますが、特に気に入ったのは記事のわかりやすさです。
初校を読んだとき、まず、わかりやすいと思いました。
容環協内では、「こんなに砕けた内容でいいの?」という意見も一部ありましたが、好感を持っている人が多かったです。

齋藤さま

私は以前、乳業メーカーで研究をする部署にいて、リサイクル関連の担当ではありませんでした。
そのおかげで、今回の記事を一般目線で確認できたのかもしれません。
堅苦しい内容は見られづらいと思うので、コミカルな会話の中に、伝えたい情報がしっかり盛り込まれていて良かったです。

伊藤さま

知ってほしい内容を押さえつつ、オチも含めてストーリーが作りこまれていましたね。

加藤

そう言っていただけると嬉しいです。僕は2回目以降の記事執筆を担当しているのですが、1回目の反応がとても良かったので、社内での会話をコミカルに展開していくテイストを踏襲して制作しています。
真面目なテイストで書くこともできる訴求内容ですが、多くの人に興味をもって記事を読み進めてもらうことを考えると、真面目な内容だからこそコミカルな会話調で伝えるというのが良かったのではないかと思います。

齋藤さま

そうですね。堅苦しくない内容にして多くの人に記事の内容を伝えたい反面、間違った知識を伝えてしまうことは避けないといけないので、そのバランスをコントロールできたことも良かったです。

伊藤さま

何か一つでも、読者の印象に残ってくれたら嬉しいです。

SNSでのコメントについて

ちえこ

今回、grapeのFacebookアカウントとTwitterアカウントに記事を投稿しているのですが、それぞれのSNSでたくさんの反応がありました。

加藤

目を通すのが大変なくらい多くのコメントが寄せられて驚きました。リサイクルについて詳しい人、逆に誤認している人、参考になったという人…さまざまな人からコメントがありましたね。

齋藤さま

SNSでコメントを書きこむ人は、意見を発信したい人という面もあるので、ポジティブ・ネガティブどちらのコメントもあくまで一部の人の意見と捉えるようにはしています。

伊藤さま

出張授業など、対面で説明できる機会では、反応も得られるのですが、そうでない限りは知ることができる機会も多くありません。
SNSを通してさまざまな意見や質問を知ることができ、気付きが得られて良かったです。

あおき

最後に、今後grapeで作ってみたい記事テーマがあれば教えてください!

伊藤さま

実際に製紙工場やリサイクル工場に取材に行っていただいたり、古紙回収業に取材していただいたり、記事で取り上げる内容の幅を広げると面白いのかもしれないと思っています。

齋藤さま

例えば、回収を担当している方の「こうしてくれたらもっと集めやすいのに…」といった声が聞けると、有意義な記事になるのではないかと思いました。

“とにかく多くの人に正しい知識を広げたい”、とお話されていたのが印象的なお2人。
今回のPR活動のように伝えたい内容が明確に固まっている中で、SNSはもちろんWeb上で多くの人に興味をもってもらうきっかけを作るためのツールとして、タイアップ記事という選択肢は効果的なのではないでしょうか。

今回は、インタビューにご協力いただきありがとうございました!

全国牛乳容器環境協議会(容環協)
紙パックのリサイクルを促進している事業者団体で、乳業メーカーや飲料用紙容器メーカー、再生紙メーカー、古紙問屋、業界団体など約140社・組織から構成。紙パックの回収率50%を目標に活動しています。

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