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「激しく美しく生きろ」17歳で事故死した天才・山田かまちの言葉に、胸が熱くなる

By - grape編集部  公開:  更新:

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自信がなくて周りに流されたり、本当にやりたいことを見失ったり…。10代のころは、なかなか『自分自身』に向き合うことができず、葛藤する日々を送っていた人も多いはず。

そんな昔の自分に重ねて、いまの若者たちに声をかけてあげられるとしたら…あなたはどんな言葉を贈るでしょうか。

群馬県で始まった、若者たちへ向けた『あるプロジェクト』が話題になっています。

群馬で始まった、若者応援プロジェクト

「誇りを持って地元から世界に羽ばたいてほしい」という若者たちへの想いを込めて、群馬県の地方新聞『上毛(じょうもう)新聞』が立ち上げた『ドローイングンマ』

そのプロジェクトに起用されたのが、群馬県高崎市出身の表現者・山田かまちさんです。

山田かまち

山田かまちさんは、絵や詩、音楽といった類まれなる才能を持ちながら、自宅でエレキギターに感電し、17歳という若さでこの世を去った人物。

多感な10代の葛藤をつづった詩や、独創的な色彩表現の絵画など、彼がこの世に残した作品は、40年経ったいまも多くの人の心を震わせています。

『青い自画像』山田かまち

中でも、思春期の揺れ動く想いと心の叫びを表現した『青い自画像』は有名です。『ドローイングンマ』とは、そんなかまちさんの『青い自画像』になぞらえたプロジェクト。

自分らしく生き抜いたかまちさんの姿に共感した、群馬に縁のある著名人たちが、『自画像』を描いて若者に熱いメッセージを贈るというものです。そして、ありのままの自分と向き合うことの大切さを、若者に向けて発信しています。

『あの人』が贈る、若者たちへの熱いメッセージ

かまちさんが残した「激しく美しく生きろ」という言葉に重ねるように、自分らしく生きる自らの姿を自画像で表現した著名人たち。その作品の一部をご紹介します。

ロバート・山本博(お笑い芸人/ぐんま特使)

拳を突き上げる体験しよう!

個性的なキャラクターと絶妙なツッコミで展開されるコントが大人気のお笑いトリオ・ロバート。メンバーの1人である山本博(やまもと ひろし)さんは群馬県出身で、『ぐんま特使』を務めています。

自分たちのネタで多くの人が爆笑してくれる…その"最高の瞬間"を追求し続ける、山本さんならではのメッセージですよね。

岡田浩暉(ミュージシャン/俳優)

全て善し。感謝の上に感謝降り来る。奇跡の今を忘れるな。

ドラマや舞台、ミュージカルなど幅広く活躍する俳優・岡田浩暉(おかだ こうき)さん。ベテラン俳優と呼ばれるようになったいまでも『感謝』という初心を忘れない姿勢に、はっとさせられます。

ROGUE・香川誠(ミュージシャン/ギタリスト)

いいなぁ…君たちには未来しか無い!!

ミュージシャンになるため、18歳で上京した香川誠(かがわ まこと)さん。芽が出ないうちは、安アパートで貧しい生活を送るものの、夢だけは決して諦めなかったそうです。

そしてついに22歳の時、『ROGUE(ローグ)』としてメジャーデビューを果たし、絶大な人気を誇るロックバンドに。若いころがむしゃらに生きてきた香川さんだからこそ、いまの若者たちへのメッセージが力強く響きます。

渋川清彦(俳優)

世間に流されるな 自分の目で見て体感したものを信じろ 他力本願 義理人情

少し強面な個性派俳優・渋川清彦(しぶかわ きよひこ)さん。さまざまな役を演じ分け、唯一無二の存在感と抜群の演技力で、人々を魅了し続けています。

現場でさまざまなことを吸収しながら、俳優として第一線を走り続ける渋川さんならではの熱い言葉です。

たかの友梨(たかの友梨ビューティクリニック代表取締役会長)

あきらめず 心から願い 努力すれば 夢はかなう

子どものころから厳しく育てられたという、たかの友梨さん。最初は理容師として長い下積みを経験したのだとか。

「とにかく誰よりも努力して美容の世界で夢を叶えた」という彼女の言葉には重みがあり、勇気を与えてくれますよね。

ウェブサイトでは、ほかにも群馬に縁のある人たちのメッセージや、山田かまちさんの作品を見ることができます。チェックしてみてくださいね。

また、大学生たちに向けて『ドローイングンマ』の特別授業を行い、学生たちに自画像を描いてもらいました。果たしてどんな作品が完成したのでしょうか。こちらの動画で、授業の様子を見ることができます。

自分らしく生きるのは、簡単に思えて、実は何より難しいもの。特に、若いころは感情に振り回されて、自分自身を見失ってしまうこともあります。

かまちさんや、メッセージを発信する著名人たちも、きっと10代のころは同じようにさまざまなことに悩み、苦しんだ経験があるはずです。だからこそ、彼らの真っ直ぐなメッセージは、説得力があり、胸に刺さるものがあるのでしょう。

いまを迷いながら生きる若者たちが、まだ気付いていない自分の可能性を広げ、どんな未来を描いていくのか…楽しみですね!


[文・構成/grape編集部]

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