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「本社は熊本に置いたまま、社員を…?」再春館製薬所の『海外進出』がユニーク!

By - grape編集部  公開:  更新:

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海外市場にビジネスチャンスを見出し、グローバル展開をする日本の企業は増えています。

『ドモホルンリンクル』でおなじみの化粧品会社・再春館製薬所もその1つ。でも、一般的にいわれる"海外進出"とは少し意味合いが違います。

2011年から『ドモホルンリンクル』の海外展開を進めている再春館製薬所。生産とサービスの拠点は熊本本社に置いたまま、外国籍の社員を雇用・教育するという独自の方法で、海外進出をしています。

そうすることで、日本国内と同様に、高品質できめ細やかなサービスを香港や台湾、タイに提供できるのです。

熊本本社で働く外国籍社員は、2019年7月で100名となりました。外国籍社員を日本の熊本で雇用することで、『ドモホルンリンクル』を熊本からグローバル展開しています。

国内も海外も、すべて熊本本社からお届け

創業以来、"いつもお客様に最高の品質と安全をお届けすること"を追求している再春館製薬所。国内のみならず、海外にも届ける『ドモホルンリンクル』も、すべて本社のある熊本県益城町の自社工場で製造しています。

台湾・タイの発送拠点へこまめに輸送することで、長く留め置かず、注文に応じて当日か翌日には届けられるようにもなりました。香港や中国をはじめ、世界各国のお客様に熊本から直接発送しています。

60人以上の外国籍社員が、海外からのお客様を対応

海外からの電話・ウェブによる問い合わせはすべて熊本の本社コールセンターに接続されます。お客様対応をするのは、日本で正社員として働いている台湾、タイ、中国、香港出身の『お客様プリーザー』です。

国内販売で培ってきたノウハウを外国籍の社員に共有・教育し、海外のお客様にも日本国内と同様のサービスを提供。熊本本社で、日本の社員と外国籍の社員とがワンフロアで日常的にコミュニケーションを重ねることで、お客様を大切に想う心と姿勢を育んでいます。

いまでは、外国籍の『お客様プリーザー』は60名ほど、現場管理、社員教育を担うトレーナーも7名までになりました。

昼寝のための『ジップルーム』

熊本本社で働く各国の外国籍社員が働きやすいよう、各国の文化や習慣に合わせた環境づくりに取り組んでいます。

その1つが、台湾国籍の社員向けに設置された、昼寝をするための『ジップルーム』。台湾では、学校でも食後の昼寝が義務で、企業でもデスクで昼寝をする習慣があるのだとか。

ほかにも、安心して暮らせる寮の完備、帰国支援(金額サポート&8日以上の連休等)、故郷の家族を会社見学へ招くなど、さまざまなサポートをしています。

台湾で口コミが広がる!『ドモホルンリンクル』

日本発の基礎化粧品『ドモホルンリンクル』は、台湾でその特徴的な販売方法や品質、"お手当て"と呼ばれる独自のメソッドが話題に。

美容ジャーナリストや芸能人などを中心に口コミで広がりを見せ、いまでは、肌の変化を意識しはじめた年齢層を中心に、たくさんのお客様から愛されています。

『ドモホルンリンクル』を愛用するお客様の数は毎年120%と成長していて、さらに5回以上購入しているお客様のリピート率は80%を突破しました。

『ドモホルンリンクル』は、海外でも年齢を重ねた肌の悩みに応える信頼のブランドとして、選ばれ続けています。

さらに、『ドモホルンリンクル』の主力商品『クリーム20』が、台湾メディア主催美容大賞である2018年『女人我最大賞』において"殿堂入り"となり、また同部門における一般投票で1位を獲得するという快挙を成し遂げました。

日本国内のみならず、世界中にファンが広がり続けている『ドモホルンリンクル』。再春館製薬のさらなるグローバル展開に期待です!


[文・構成/grape編集部]

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