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「何かがおかしい」一人暮らしの女性 『銀行員』が久々に家を訪ねると…

By - grape編集部  公開:  更新:

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実家の親と、最後に話をしたのはいつですか?

就学や就職で若いうちに実家を離れて暮らしていると、親のイメージは『元気で頼れる親』のまま、記憶が更新されていない場合があります。

久々に帰省した時、親の老いに戸惑ったという経験を多くの人がしたことがあるのではないでしょうか。

ここでは、離れて暮らすある母子の物語をご紹介します。

銀行からの電話

母親の反対を押し切り、美容師になるという夢を追いかけ家を出た男性。

美容師として一人前になり、忙しい日々を送っていたある日のこと、突然銀行から電話がかかってきます。

「お母様から、ご連絡先をいただいておりました」

もう何年も実家に帰っていなかった男性に、銀行員が伝えた母親の『想い』とは…。

銀行員が見守り続けた、母親の姿

息子が家を出てから一人暮らしになった女性。息子にたまに連絡をしても「仕事が忙しい」と、すぐに電話を切られてしまいます。

そんな女性のことをそばで見守り続けていたのは、『遺言信託』の相談で訪れる銀行員の森田さんでした。

時には一緒に縁側でお茶をするなど、女性は森田さんに信頼を寄せ、絆を深めていきます。

「息子とは、何年も会っていないんだけどね…」

そうつぶやいた女性。しかし、書類に記載された受取人記入欄には、息子の名前が書かれていました。

それから数年後…

ある日、書類を届けに来た森田さんは、女性の様子が少しおかしいことに気付きます。

同じことを何度も聞き、やかんのお湯が沸いてもすぐに反応しない女性。年老いた女性は、認知症の症状が見られ始めていたのです。

森田さんからの電話で、息子である男性は母親の異変を初めて知りました。

男性は美容師になったことを今でも反対されていると思い、ずっと帰省できずにいましたが、森田さんから母親の本当の『想い』を伝えられます。

「息子とは、もう何年も会ってないんだけどね。東京で美容師として頑張ってるの」

男性はようやく、母親が自分を応援していたことに気付くことができたのでした。森田さんは、そんな男性に1つのお願いをします。

多くの人が直面する『老い』。三菱UFJ信託銀行が公開したこちらの動画は、認知症をテーマに「大切な人に目を向けようという気付きになってほしい」という想いから生まれました。

母子の心をつなぎ、再会の架け橋となった銀行員の森田さん。顧客に寄り添い、見守り続けていたからこそ、その『想い』をつなぐことができたのでしょう。

高齢になると、体力や判断力が落ちてくるもの。築いた資産をどう遺していくのか、『人生の最期』をどんな風に迎えたいのかなどを、信頼して相談できるパートナーがいるのはとても心強いことですね。

三菱UFJ信託銀行が公開しているWEBムービー『こころを託す物語』は、実際に出会った顧客の話をもとに作成されています。

特設サイトでは、このほかにもさまざまなストーリーを紹介しているので、興味のある人はぜひチェックしてみてください。


[文・構成/grape編集部]

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