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ひとり飯も寂しくない!? 『バーチャルばあちゃん』と団らんラン♪

By - grape編集部  公開:  更新:

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ディスプレイが内蔵されたヘッドセットを装着することにより、リアルな疑似体験ができる『バーチャル・リアリティ(VR)』。大手メーカーがこぞってVRを販売し、中には入荷困難なものが出ているほど大人気です。

VRといえば、ゲーム。バーチャルな世界に囲まれて、敵を倒したり海を泳いだり…。中には気になる異性とデートしてドキドキするゲームも。ユーザ360度全方位を映像と音で囲むVRは、ゲームの楽しみ方を大きく変えています。

そんなブームにあやかり、一風変わったVRの活用方法を見出した自治体がありました。

「バーチャル」改め『バーチャン・リアリティ』

特徴的なVRを作ったのは、淡路島に位置する南あわじ市。なんとあわじ国の『誰かと』一緒に食事を食べることができるというものらしいのです!一体どういうことなのでしょうか?

あわじ国が作ったVR『バーチャン・リアリティ』は、地域の料理を楽しみながら、都会の人の悩みでもある『孤食』を改善しようという試みです。でも、どうやって?

あわじ国の料理を準備し、食べる前に簡易VRヘッドセットを着用します。すると目の前には…。

お、おばあちゃん!?田舎気分を味わい、おばあちゃんや家族の温かさに身を包まれながら、美味しい食事をとることができるというのです。

一見冗談に見えるこのVR。しかし名古屋大学大学院 情報科学研究科 博士、中田 龍三郎さんの話によると、一人で食事をする時に鏡を見ながら食べる疑似共食体験で、よりおいしく感じることが実験で確かめられたそうで、VRでも同等の効果が考えられるとのことです。

実際に家族や友人と食事をしていなくても、”誰かと一緒に食べている”と感じることで、おいしさが増すと、中田さんは考察しています。外から見るとちょっと変ですが、VRに拡がる温かい家族を見てると、たしかにホッコリするかもしれないですね。

あわじ国レシピで、バーチャルをよりリアルに

このVRと同時に、あわじ国の特産物を使ったレシピ動画も公開しています。レシピは「あま~いたまねぎステーキ」「淡路ビーフステーキ~たまねぎおろしポン酢ソース~」など、よだれがたれてきそうなものばかり!

VRの中でふるまっている食事の中にも、レシピで紹介されている料理が含まれています。レシピの料理を食べながらVR体験をすれば、きっとよりバーチャルな世界を楽しむことができますよ。

特産の食材は、ふるさと納税でゲット!

あわじ国は、食料自給率170%を超える豊かな食の国。温暖な気候で、淡路ビーフや淡路島たまねぎ、淡路島3年とらふぐなど、食材の宝庫です。

ふるさと納税の返礼品として、あわじ国の食材を提供したところ、寄付額が開始わずか3ヶ月でなんと兵庫県1位になる大人気。レシピ動画の食材も、ふるさと納税を行うと返礼品としてもらえるので、ぜひトライしてみてください。

冗談ではなく、いたって真面目なこのVR企画。美味しい料理を作って、あわじ国の温かいおもてなしをVRで楽しんでみてはいかがでしょうか。


[文/grape編集部]

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