小学生による工作がすごすぎる! 使われているものは…? 提供:全国牛乳容器環境協議会 By - grape編集部 公開:2025-01-30 更新:2025-02-06 ハンドメイド(手作り)小学校小学生紙パックリサイクル Share Post LINE はてな 子供が夢中になる遊びの1つに『工作』があります。 空き箱やストローなど、身近なものを使った工作遊びを楽しんだことがある人は多いのではないでしょうか。 小学生が作った作品 使われているものは… 小学生による『あるもの』を使った創作物が、話題を集めています。 以下の作品は、何で作られているか分かるでしょうか。 クリックすると画像を拡大します こちらの作品はすべて、牛乳などを入れる容器としてなじみ深い『紙パック』でできています。 紙とポリエチレンを重ね合わせて作られている『紙パック』は、水に強く、とても軽くて丈夫な素材。 枚数を重ねれば、イスや踏み台など、大人が乗っても潰れないほど頑丈なものを作ることもできるのだそうです! これも紙パック?コンクールの受賞作品は… 2024年12月21日、『牛乳紙パックで「遊ぶ学ぶ」コンクール2024』の表彰式が行われました。 全国の小学生が工夫して作った『紙パック』による工作を表彰するもので、同年で24回目の開催でした。 冒頭で紹介した作品は、本コンクールの入賞作品たち。 マンモスやパイナップルなど、工作のクオリティもさることながら、子供たちの自由な発想には驚かされますね! そして、3,395点の応募作品の中から、最優秀賞・優秀賞に選ばれた作品がこちらです。 最優秀賞『未来へのキャリーケース』 6年生・女子 【応募時の作文 ※一部抜粋】 旅行に使うキャリーケースはいろいろな物を入れて運ぶことができます。私は自分のキャリーケースを見た時に紙パックの丈夫さを利用して作ってみたいと思いました。このキャリーケースの中には「いつまでも豊かな自然を守り、未来に届けたい」「きれいな地球を残したい」というメッセージを込め、開くと地球が飛び出す仕掛けを作りました。 最優秀賞に輝いたのは小学6年生の女子による『未来へのキャリーケース』。 見た目の美しさだけでなく、取っ手や車輪がなめらかに動くなど、細部まで工夫がされているといいます。 製作に使用した『紙パック』の枚数は、実に192枚! カラフルな作品ですが、ほとんど塗装はされておらず、『紙パック』それぞれに印刷された色を生かして作られているようです。 優秀賞『万年ecoカレンダー』 4年生・女子 【応募時の作文 ※一部抜粋】 小学生の私たちにもできるエコなことはなんだろう?と考えた時に、エコな取り組みをもっとみんなに知ってもらいたいと思ったので、エコや環境についてのメッセージを1か月に1つずつ、全部で12個書いたカレンダーを作りました。このカレンダーは、月・日にち・曜日をそれぞれ別々にめくることができるので、何年でも使える『万年ecoカレンダー』です。 続いて、優秀賞に選ばれたのは2作品。1つ目は小学4年生の女子が制作した『万年ecoカレンダー』です。 毎月絵柄とメッセージが異なり、環境への想いが込められたカレンダー。 実際にめくってみることで、さまざまなメッセージを受け取ることができます。 完成度が高く、実用的であり、『万年ecoカレンダー』自体もエコである点などが高く評価されていました。 優秀賞『タガメとカエル』 1年生・男子 【応募時の作文 ※一部抜粋】 お母さんと、としょかんで図かんをかりてタガメの羽のもようまで細かくかんさつした。ボクがハサミで紙パックを切って、お母さんとどうしたら本物みたいに見えるか話しながら作りました。タガメとカエルのたたかいごっこをしてあそびました。 優秀賞2作品目は、小学1年生の男子が作った『タガメとカエル』です。 昭和の中期頃までは、各地の水田や池などを中心に、当たり前のように見られていたタガメ。 しかし、近年では水辺の環境悪化などにより激減し、絶滅の恐れがあるようです。 同作品では、そんなタガメがカエルとともにダイナミックに表現されています! 「図鑑で細かく観察して作った」とあるように、まるで生きているかのようなリアルさに驚かされますね! ほかにも小学生ならではのアイディアで作られた、多くの作品が表彰された同コンテスト。 子供たちにとって、工作を楽しむだけでなく、『紙パック』という素材や、環境問題にも興味を持つきっかけになったようです。 本来『紙パック』は、牛乳を始め、飲料や食品を入れるための容器。 そのため、非常に質のよい紙が使われており、リサイクルに適した資源でもあります。 リサイクルされると、主にトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの衛生紙に生まれ変わり、1000㎖の『紙パック』6枚で、トイレットペーパーを1つ作ることができるそうです! 普段、何気なく使用している『紙パック』。「飲み終わったら捨てていた」という人もまだいるかもしれません。 しかし、その頑丈さや耐水性を生かし、アイディア次第でさまざまな用途に使える『紙パック』は、優秀な資源です。 コンクールの作品やメッセージは、子供たちだけでなく大人たちにも、地球環境やリサイクル、資源の大切さを再認識させてくれそうですね。 『紙パック』について詳しく知りたい 過去の記事はこちらから [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
子供が夢中になる遊びの1つに『工作』があります。
空き箱やストローなど、身近なものを使った工作遊びを楽しんだことがある人は多いのではないでしょうか。
小学生が作った作品 使われているものは…
小学生による『あるもの』を使った創作物が、話題を集めています。
以下の作品は、何で作られているか分かるでしょうか。
クリックすると画像を拡大します
こちらの作品はすべて、牛乳などを入れる容器としてなじみ深い『紙パック』でできています。
紙とポリエチレンを重ね合わせて作られている『紙パック』は、水に強く、とても軽くて丈夫な素材。
枚数を重ねれば、イスや踏み台など、大人が乗っても潰れないほど頑丈なものを作ることもできるのだそうです!
これも紙パック?コンクールの受賞作品は…
2024年12月21日、『牛乳紙パックで「遊ぶ学ぶ」コンクール2024』の表彰式が行われました。
全国の小学生が工夫して作った『紙パック』による工作を表彰するもので、同年で24回目の開催でした。
冒頭で紹介した作品は、本コンクールの入賞作品たち。
マンモスやパイナップルなど、工作のクオリティもさることながら、子供たちの自由な発想には驚かされますね!
そして、3,395点の応募作品の中から、最優秀賞・優秀賞に選ばれた作品がこちらです。
最優秀賞『未来へのキャリーケース』 6年生・女子
【応募時の作文 ※一部抜粋】
旅行に使うキャリーケースはいろいろな物を入れて運ぶことができます。
私は自分のキャリーケースを見た時に紙パックの丈夫さを利用して作ってみたいと思いました。
このキャリーケースの中には「いつまでも豊かな自然を守り、未来に届けたい」「きれいな地球を残したい」というメッセージを込め、開くと地球が飛び出す仕掛けを作りました。
最優秀賞に輝いたのは小学6年生の女子による『未来へのキャリーケース』。
見た目の美しさだけでなく、取っ手や車輪がなめらかに動くなど、細部まで工夫がされているといいます。
製作に使用した『紙パック』の枚数は、実に192枚!
カラフルな作品ですが、ほとんど塗装はされておらず、『紙パック』それぞれに印刷された色を生かして作られているようです。
優秀賞『万年ecoカレンダー』 4年生・女子
【応募時の作文 ※一部抜粋】
小学生の私たちにもできるエコなことはなんだろう?と考えた時に、エコな取り組みをもっとみんなに知ってもらいたいと思ったので、エコや環境についてのメッセージを1か月に1つずつ、全部で12個書いたカレンダーを作りました。
このカレンダーは、月・日にち・曜日をそれぞれ別々にめくることができるので、何年でも使える『万年ecoカレンダー』です。
続いて、優秀賞に選ばれたのは2作品。1つ目は小学4年生の女子が制作した『万年ecoカレンダー』です。
毎月絵柄とメッセージが異なり、環境への想いが込められたカレンダー。
実際にめくってみることで、さまざまなメッセージを受け取ることができます。
完成度が高く、実用的であり、『万年ecoカレンダー』自体もエコである点などが高く評価されていました。
優秀賞『タガメとカエル』 1年生・男子
【応募時の作文 ※一部抜粋】
お母さんと、としょかんで図かんをかりてタガメの羽のもようまで細かくかんさつした。
ボクがハサミで紙パックを切って、お母さんとどうしたら本物みたいに見えるか話しながら作りました。
タガメとカエルのたたかいごっこをしてあそびました。
優秀賞2作品目は、小学1年生の男子が作った『タガメとカエル』です。
昭和の中期頃までは、各地の水田や池などを中心に、当たり前のように見られていたタガメ。
しかし、近年では水辺の環境悪化などにより激減し、絶滅の恐れがあるようです。
同作品では、そんなタガメがカエルとともにダイナミックに表現されています!
「図鑑で細かく観察して作った」とあるように、まるで生きているかのようなリアルさに驚かされますね!
ほかにも小学生ならではのアイディアで作られた、多くの作品が表彰された同コンテスト。
子供たちにとって、工作を楽しむだけでなく、『紙パック』という素材や、環境問題にも興味を持つきっかけになったようです。
本来『紙パック』は、牛乳を始め、飲料や食品を入れるための容器。
そのため、非常に質のよい紙が使われており、リサイクルに適した資源でもあります。
リサイクルされると、主にトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの衛生紙に生まれ変わり、1000㎖の『紙パック』6枚で、トイレットペーパーを1つ作ることができるそうです!
普段、何気なく使用している『紙パック』。「飲み終わったら捨てていた」という人もまだいるかもしれません。
しかし、その頑丈さや耐水性を生かし、アイディア次第でさまざまな用途に使える『紙パック』は、優秀な資源です。
コンクールの作品やメッセージは、子供たちだけでなく大人たちにも、地球環境やリサイクル、資源の大切さを再認識させてくれそうですね。
『紙パック』について詳しく知りたい
過去の記事はこちらから
[文・構成/grape編集部]