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「とても励まされた」お悔やみの心を贈る『喪中見舞い』が、今だからこそあたたかい

By - grape編集部  公開:  更新:

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2016年もあとわずか。

そろそろ年賀状の準備を考え出している方もいるのではないでしょうか。

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お世話になった方や、遠方でなかなか会えない方など、感謝の気持ちをしたためて新年の挨拶を送り合うあたたかい習慣は、ずっと大切にしていきたいものです。

一方、11月半ば頃から届き出すのが、『喪中はがき』。

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最近は家族葬など、小規模で葬儀を行うケースが増えており、喪中はがきが届いて初めてご不幸があったことを知ることも少なくありません。

そんな葬儀の形の変化に伴い、喪中をめぐる新しい習慣が広まっているのを、ご存知でしょうか。

慰めや励ましの想いを『贈る』という、新しいカタチ

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喪中はがきを受け取った方が、故人を偲び、ご遺族に弔意(ちょうい)を表す『喪中見舞い』という新風習が根付きつつあります。

喪中はがきでご不幸を初めて知り、今からお香典を送ってもかえってご遺族に負担では…との気遣いから、お香典に代わるお悔やみのカタチとして、仏前へのお供え物を贈る方なども増えているそうです。

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  • 気にかけてくれている人がいると知って、心が軽くなった
  • 沈んでいた気持ちが、あたたかくなった
  • 一緒に添えられていた優しい気遣いの言葉に、とても励まされた

『喪中見舞い』を受け取った多くの方は、故人を亡くした喪失感にそっと寄り添ってもらったような優しさに触れ、大きな癒しを感じているようです。

『喪中見舞い』の多くは、お線香

お花、菓子、果物…故人へのお供え物として相応しければ、『喪中見舞い』の品に特別な決まりはありません。

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中でも、受け取る方の手を煩わせず、日持ちの心配も要らない、塗箱や桐箱に収めた“贈答用お線香”が多く選ばれているようです。

故人と心をかよわす、お線香のひと時

ところで、受け取る方にとってお線香は本当にありがたいものなのでしょうか。

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故人が亡くなって1年間は法要が続き、さらに月命日やお墓参り、不意の弔問客への備えも考えれば、喪中のご遺族にとってお線香は欠かすことのできない必需品といえます。

ある調査によると、仏壇を新たに購入して1年未満のお宅のうち、お線香をあげるのが『ほぼ毎日』と答えたのが半数以上、『週2~3回』まで含めると6割を超えるという結果が出たとか。

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ご遺族にとってお線香をあげるひと時は、故人との絆を強く感じながら、自らの喪失感を癒す、かけがえのない時間となっているのかもしれません。

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ご遺族の気持ちにそっと寄り添うような、祈りと癒しの香りを贈ってあげたい―。

そんな贈る側の想いをカタチにしたものが、日本香堂のご贈答用お線香。

特に最近は、マンション住まいで仏壇もコンパクトなお宅が多いことを配慮して、小型で少量かつ高品質な“贈答用お線香”が人気だそうです。

香木の質にこだわった本物の香りは、故人とご遺族の心かよわすひと時を、より深く、やすらぎに満ちたものにしてくれるはずです。

メールなどで済ませられる便利な今だからこそ、ひと手間かけて、故人とご遺族のことを想いながらお線香を選び、一言気持ちを添えて贈る…。

そんなあたたかい習慣が、もっと広まっていくといいですよね。


※記事内における考え方は、宗旨・宗派によって異なる場合があります。

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