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「おかげでいい人生だった」実話から生まれた店員とおじいさんの物語が心揺さぶる

By - grape編集部  公開:  更新:

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ただの“店員とお客さん”という関係から、いつのまにか友達同士のように仲が深まったり、時には親心でのお叱りや励ましをいただいたり。

お客さんと対面する“接客業”の現場では、毎日さまざまなドラマが生まれます。

これは、あるショップ店員さんが実際に体験した、素敵なエピソード。

おじいさんとの出会い

「せーんせい!今日は絵文字をもう一度教えてもらいたいんだ!」

家族の反対を押し切ってスマホを契約してから、使い方を教えてもらいに毎日ショップへ訪れるおじいさん。

いつも笑顔で丁寧に教えてくれる彼女のことを、いつの間にか“先生”と呼ぶようになっていました。

「絵文字の“スマイル”は、どうやったら変換できたかな。」

絵文字だらけで送られてくる孫のメールに、自分も絵文字で返そうと頑張っていたおじいさん。

「それならいっそ、こんなのはいかがですか?」

確かに、絵文字を毎回選ぶのは面倒かもしれない…。そこで彼女は、ある新しいアイデアを提案します。

それは後に、二人の絆を結ぶ、『素敵なアイデア』となったのでした。

それは、ある日突然やってきた

おじいさんとのスマホ教室は、日課となっていました。

ありがとう先生、ではまた明日!

気付くと二人の間では、それが合言葉になっていました。

ですが…

おじいさんは、ある日を境にぴたりと姿を現さなくなったのです。

「どうしたのだろう…」心配をしていた、ある日のことでした。

「すみません…父がお世話になっていた“先生”という方はどちらでしょうか。」

彼女を訪ねてやってきた、一人の女性。おじいさんの娘さんでした。

そして、娘さんから聞かされた、衝撃の事実。

「これ、父からあなたに宛てたメモのようなんですが…。」

そこに書かれてあった、おじいさんからの最後のメッセージとは…。

今日も、どこかで

人と人が、直接顔を見ながら話せるからこそ、誰かの力になれたり、逆に大切なことを教えられたり。

接客業は、誰かの人生に寄り添うことができるお仕事なのかもしれません。

誠実に向き合えば、相手も心をかよわせてくれる。接客業に限らず、すべての方へ大切なことを教えてくれます。

今日もどこかのショップで、素敵なドラマが生まれているかもしれませんね。


[文・構成/grape編集部]

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