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「あいつは身体でかくていいな」 コンプレックスに悩む高校生が出した答え

By - grape編集部  公開:  更新:

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もっと足が速かったらいいのに。

力負けしない、強い身体が欲しかった。

自分にも誇れるものがあるはずなのに、他人のよいところばかりに目が行ってしまうことがあります。

「なんで自分はできないんだ」「あの人がうらやましい」と、悔しい思いをしてきた人も少なくないでしょう。

そんな思いをずっと持ち続けてきた2人の少年。彼らはどのようにして、自分自身と向き合いコンプレックスを乗り越えていくのでしょうか。

同じじゃないからこそ、強いんだ!

小さいころからコンプレックスを抱いてきた、大介と小次郎。

大介は足が遅く、小次郎は小さな身体で力が弱いことが悩みでした。

しかし、大介は体格が大きいため力は誰よりも強く、小次郎は足の速さでは負けることはないという素晴らしい長所を持っています。

自分にはない長所で輝く相手を見て、憧れを強めていく2人。その眼からは「絶対に手に入れてやる」という強い意志が感じられます。

いつかは憧れを現実のものにできると信じて、努力を重ねる2人は高校に入学するとラグビー部に入部。

しかし、頑張れば頑張るほど「自分には向いていないことがある」という現実にぶつかり、2人は苦しみます。

青春をかけて苦境を乗り越えようとする2人は、ある時、本当に大切なことに気付かされるのです。

「どんなに手を伸ばしても、手に入れることができないものもある」と挫折を味わう大介。

そこに手を伸ばした小次郎は、「だから、なんだ!」と力強く励ましの言葉を投げかけます。

この僕が、僕なんだ。僕にしかできないことがあるんだ!

自分の弱いところも認め、「同じじゃないからこそ、強い」ということに気が付いた大介と小次郎。

お互いの長所を活かして、ラグビーの試合で活躍を見せることに成功するのでした。

15人で1つのチームを作るラグビーでは、ポジションによって求められるプレーや役割は大きく異なります。

「仲間ができないことは自分がやる」「自分ができないことは周りにサポートしてもらう」

ラグビーには「One for all, All for one」という言葉があるように「1人はみんなのために、みんなは1つの目的のために」、それぞれが自分の長所をうまく活かすことで、チームが成り立ち、試合に勝利することができるのです。

そんな多様性や価値観を広げるスポーツの1つとして、注目を集める『ラグビーワールドカップ2019 日本大会』。

オフィシャルスポンサーである三菱地所は、「際立つ個性が集まることが、より魅力的な街づくりにつながる」という想いから、「同じじゃないからこそ、強い」チームスポーツであるラグビーに共感し、今回の『ラグビーワールドカップ2019 日本大会』を応援しています。

自分にはないものがうらやましく見えてしまうことは、避けられないものでしょう。

それでも、自分の長所をしっかりと見定めることで、人とは違った価値を見出すことができるのかもしれません。

これからの時代、他人とは違う長所を活かすことが、ますます求められていくことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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