ゴアテックスの手袋って何がいいの？　防水性能だけじゃないおすすめの理由

冬の寒い時期、手を出して歩くのはつらいものです。防寒対策として、手袋をする人も多いですが、薄いものだと雨天時は濡れてしまい、厚い素材だと手が蒸れてしまいます。

そんな時に役に立つのが、『ゴアテックス（GORE-TEX）』という素材を使った手袋。

ゴアテックスという名前を聞いて、すぐに思い浮かぶのは、優れた防水性能でしょう。また、透湿性も高いため、アウトドアやスノーボードなどで使われているイメージもあるかもしれません。

雨天時やウィンタースポーツなど、冬場に大活躍してくれるゴアテックスの手袋をご紹介します。

ゴアテックスってどんな素材なの？　スキーやスノーボードでも使える？

ゴアテックスとは、アメリカの『WLゴア＆アソシエイツ社』が製造販売する防水透湿性素材の商標名です。

ゴアテックスと表示されている商品には、『ゴアテックスメンブレン』というフィルターが存在します。このゴアテックスメンブレンには、目に見えない無数の微細な穴が開いているため、水と風は防ぎますが、湿気などの蒸気は通してくれるのです。

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そのため、アウトドアやスノーボードなどのウィンタースポーツをする人に愛用されている素材でもあります。

ゴアテックスでは、表面の生地とゴアテックスメンブレンを貼り合わせた2層構造のものや、さらに裏地を加えた3層構造のものが一般的。

2層構造のものは生地が軽く、しなやかなため着心地がいいという利点があり、3層構造のものは、生地が丈夫で耐久性が高いという利点があります。

普段使いするなら2層構造でもいいかもしれませんが、スノーボードなどのウィンタースポーツに使用するなら、3層構造のほうがいいでしょう。

ゴアテックスの手袋でおすすめは？　

ゴアテックスの手袋では、5本指タイプ、ミトンタイプ、トリガータイプの3種類が一般的です。

それぞれのよさを活かしたグローブを見ていきましょう。

5本指タイプ

手袋といえば一般的な形。それぞれの指が独立して動くので、何よりも指が動かしやすいのが特徴です。

タッチスクリーン対応の手袋なら、グローブをしながらでもスマホを操作することができます。反面、縫い目が多いため、そこから水が浸透する危険性も…。

とはいえ、やはり一番普段使いもしやすい形といえるでしょう。

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『ザノースフェイス（THE NORTH FACE）』の技術で仕上げた、タウンユース用の高機能防寒グローブ。

高い防風性と防水性を兼ね備えながら、タッチスクリーンにも対応しています。自由に動かせる5本指との相性も抜群です。

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濡れに強く、どんな環境下でも最高レベルの温かさをもたらす新世代の化繊インシュレーションを採用。

手のひら部分には耐摩耗性が高く、グローブをしたままでもあらゆる操作をしやすい、ダイニーマレザーを使用しています。

ミトンタイプ

親指以外の指がすべてまとまっているタイプの手袋。縫い目が少ないことから、水や風の入ってくるすき間が少なく、手を全体的に温めやすい構造となっています。

ただ、指がまとまっている分、細かい作業は苦手でスマホなどをいじる際には、いちいち手袋を外さなければいけないでしょう。

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さまざまなファッションに合わせやすい11色展開のミトングローブ。インナー手袋は5本指タイプなので、ミトンを取り外しても暖かなまま、さまざまな作業をすることができます。

インナー手袋だけ取り外して洗濯できるのも大きな利点でしょう。

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ファッション性と保温性を兼ね備えたミトングローブ。タッチスクリーンにも対応しているため、ミトングローブをはめたまま、スマホを操作することが可能です。

また、インナーグローブは5本指タイプなので、ミトンを外せば、自由に指を動かすことが可能でしょう。

トリガータイプ

5本指タイプとミトンタイプのいいとこどりをした商品が、トリガータイプ。

人差し指だけが独立しているので、ちょっとしたスマホの操作なども可能です。さらにほかの指はまとまっているため、温かさも確保しやすいといえるでしょう。

近年、スノーボードなどを楽しむ人から、人気が高まっている商品です。

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ゴアテックスだけでなく、ゴートレザーも使用している高級感あふれる手袋。

トリガータイプのグローブに、5本指のインナー手袋も付いてくるので、より暖かく過ごすことができるでしょう。

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こちらもゴートレザーを使用している、トリガータイプの手袋。保温性と通気性を両立させており、冬季登山にも耐えうる性能を持っています。

インナー手袋は、メイングローブと同じ形のトリガータイプです。汗をかいたり、汚れたりしてもすぐに洗濯できるのは大きなメリットでしょう。

ゴアテックスの手袋のお手入れ方法は？　どうすればより長持ちする？

ゴアテックスのグローブは、耐久性に優れてはいますが、メンテナンスをすることで、より長持ちさせることができます。

どのような方法でメンテナンスをするのが最適なのかを、見ていきましょう。

洗濯

洗う前に外側の汚れを叩き落とします。手袋内に砂やゴミなどが入っていないかもチェックしましょう。

ゴミが取れたら、液体洗剤を少量使用し、ぬるま湯で手洗いをします。

洗濯機や漂白剤を使用すると、傷んでしまうので気をつけましょう。

乾燥

指から手首にかけて、順に絞っていきます。干す時は、手首側を下にして、乾燥させましょう。

乾燥の途中でグローブを手にはめて握るなどし、形状を整えます。

乾燥の際に直射日光に当てたり、暖房機の上に置いたり、アイロンをかけたりしないようにしてください。

撥水

水の弾きが悪くなってきた場合は、耐久撥水加工を行います。スプレーは市販品でよいようです。

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ちゃんとしたメンテナンスをすることで、丈夫なゴアテックスがより長持ちします。

防水性能だけでなく、防風性能や透湿性能も高いゴアテックスの手袋。スノーボードやアウトドアでも役立つほど、保温性もいいので、1つ持っているだけでも役に立ちますよ。

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[文・構成／grape編集部]