プラスドライバーの代用品１１選　極小ネジにも使える身近にある代替品を紹介

「ネジを開け閉めしようとした際に、プラスドライバーが家にない」という人は多いのではないでしょうか。

意外と使う機会が多いプラスドライバーですが、購入する程でもなく、家には置いていないという人も多いです。

そこで本記事では「家にあるものでプラスドライバーの代用品になるもの」を１１個紹介します。購入しなくても、プラスドライバーの代用品でネジのお悩みを解決できる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

プラスドライバーは家にあるもので代用できる

プラスドライバーが家になくても、代用品で対応可能です。プラスドライバーを使用する目的は、ネジの開け閉めです。代用品の形が合えば、ネジは回せます。

例えば、マイナスドライバーやはさみなどを使用すれば、プラスドライバーがなくてもネジを開け閉めできます。

注意点として、代用品は本来の用途ではないことに留意して作業しましょう。ネジが破損する可能性や、代用品によっては、ケガをする危険性があるので要注意です。

プラスドライバーは身近にあるもので代用できますが、あくまで一時的な使用に控えましょう。

安全に使用するためにも、本格的な作業を行う場合は、購入することをおすすめします。

プラスドライバーの代用になるもの９選

身近にプラスドライバーの代用品になるものは、多くあります。例えば、ハサミや定規などです。ほかにも複数あるので、注意点と併せて、代表的な代用品を９つ紹介します。

１．マイナスドライバー

プラスドライバーの代用として、もっとも適しているのがマイナスドライバーでしょう。ネジ穴のサイズにマイナスドライバーの先端が合えば、問題なく使用できるからです。潰れたネジ穴でも、先端が合えばマイナスドライバーで開け閉め可能です。

ただし、サイズが合っていない大きいマイナスドライバーを使うと、ネジ穴が潰れる可能性があります。ネジ穴より小さいマイナスドライバーを使うのがいいでしょう。マイナスドライバーは、プラスネジにも対応できる代用品です。

２．のみ

大工道具で使用するのみも、プラスドライバーの代用品になります。のみの刃先が、プラスネジの溝に沿って引っかかれば、プラスネジを回転させられるからです。

のみを代用する際は、力を入れすぎてネジ穴が潰れないように注意しましょう。のみは一般家庭ではほとんど見ませんが、趣味がDIYの人で家にある場合は、一度試してみるのもいいでしょう。

３．ペンチ

金属を切ったり曲げたりするペンチも、プラスドライバーの代用として使用できます。ペンチには大きく分けて２種類あります。細く先端が尖ったものと、太くて頑丈なものです。細いペンチは、尖った先端をネジ穴に差し込み、引っかけて回すことで代用できます。太いペンチは、破損や埋まっているネジを挟んで回せます。

ただし、挟んで回す際は、力の入れ具合に注意しましょう。力を入れすぎると、ネジ自体を潰してしまいます。力の入れすぎには注意して、ペンチを代用しましょう。

４．はさみ

はさみは、プラスだけでなく、マイナスドライバーの代用にもなります。はさみを代用する際は、刃の部分をネジの溝に差し込むことで、開け閉めが可能です。

はさみを代用する際の注意点は、力をかけすぎて刃先が折れることです。 また、持ち手が滑りやすい場合は、滑って手を切ったり、はさみを落としたりする危険性もあります。

代用するはさみは、持ち手がしっかりとして小さすぎないものを選びましょう。ネジ穴のサイズに近いはさみが、力のかけ具合を調整しやすいのでおすすめです。

５．定規

定規はプラスドライバーの代用品になりますが、少しコツが要ります。真っすぐネジ穴に差し込むのではなく、少し斜めにして角度をつけて使用しましょう。また、三角定規や分度器などでも代用可能です。

ただ、厚みがあるとネジ穴にはまらないこともあります。定規を代用する際は、斜めにして使用するので、ネジに充分な力を伝えるのが難しいです。固く閉まっているネジを開けるのは難しく、力の入れ具合を間違えると、定規が曲がったり破損したりする可能性があります。特にプラスチック製の定規は欠けやすいので、破損やケガに気を付けて代用しましょう。

６．カード類

カード類も、プラスドライバーの代用になります。使用方法としては、カードの隅をネジ穴に差し込み回します。

カード類も定規同様、力を入れにくいため、ネジを回すのにコツが要るでしょう。また、ネジ穴のサイズによって、カード類を重ねて使用してください。力のかけ方が難しいので、うまくネジが回らなかったり、カードが破損したりする可能性があります。

カードが欠けると、再発行しなければいけないので、緊急時にのみ代用するようにしましょう。

７．硬貨

大きいネジを開け閉めする際は、硬貨を代用しましょう。硬貨の厚さを、以下にまとめました。

ネジ穴のサイズによって、代用する硬貨を変えましょう。１円玉はアルミニウム製のため、変形しやすいです。代用する際は、力のかけ方に気を付けましょう。

８．プルタブ

缶についているプルタブも、プラスドライバーの代用になります。プルタブの端をネジ穴の溝に差し込み、回すことで使用できます。

ただし、注意が必要です。プルタブの形状とネジ穴が合わないため、細かい作業は難しいでしょう。

また、プルタブは、アルミ素材でできていることが多いため、変形しやすいです。持ち手も小さいので、使用する際は手袋や布を巻いてから使いましょう。代用方法は限定的ですが、うまく使えばプルタブでもネジは回せます。

９．カトラリー

フォークやスプーンも、プラスドライバーの代用品になるでしょう。ネジ穴が大きい場合は、スプーンの先端やフォークの角を入れて回します。サイズによっては、持ち手の部分をネジ穴にはめても使用できます。

家庭に１つはあるので代用しやすいですが、力を入れすぎてカトラリーが変形しないように気を付けましょう。

極小ネジのプラスドライバーの代用品２選

小さい部品に対応できるドライバーを、精密ドライバーといいます。小さい部品とは、例えば、眼鏡や電子機器などに使われているネジです。小さい部品に使用する精密ドライバーも、身近な物で代用できます。精密ドライバーの代用できるものを、２つ紹介します。

１．ネックレスの留め具

ネックレスの留め具は、小さく薄いので、精密ドライバーの代用になります。

ただし、レディース用の薄いものは、留め具が変形し傷付く可能性があるので、おすすめはできません。また、高価なネックレスで代用する際も、破損する可能性があることを考慮した上で使いましょう。

細かい作業になるので、手先の器用な人にお願いするとうまく進みます。

２．腕時計の留め具

腕時計の留め具も、精密ドライバーの代用になります。革ベルトについている留め具の棒状のパーツを、ネジ穴に引っかけて使用します。

ただ、金属ベルトの腕時計には、棒状のパーツはありません。革ベルトの腕時計が、手元にある人のみ対応できます。力の入れすぎには注意して、使用しましょう。

ネジ穴が潰れた時の対処法

ネジ穴が潰れている時の対処法は、３つです。

輪ゴムを使用する際は、幅が広いものだと回しやすいでしょう。ゴムの摩擦によってネジに力がかかりやすくなり、潰れたネジ穴でも回しやすくなります。使用方法としては、ネジ穴の上に輪ゴムをかけ、その上からプラスドライバーの代用品で回すと、開け閉め可能です。

ネジの頭が出ている場合は、ペンチで挟んで回す方法もあります。ネジ外し剤とは、潰れたネジ穴に塗ると、摩擦でドライバーの食い付きをよくするものです。ホームセンターに販売されているので、さまざまな方法を試して最終手段として使用してみるといいでしょう。

プラスドライバーを代用する際の注意点

プラスドライバーを代用する際は、本来の使用目的ではないことに留意しましょう。本来の用途ではないので、代用品が破損したり、ネジ穴が潰れたりする可能性もあります。

緊急時や臨時の対応として使用し、代用品で行うのは、仮止めという認識でいましょう。後ほどプラスドライバーを購入して、しっかりとネジを締めてください。

家に代用できる物がない時はコンビニで購入する

家に代用できるものがない時は、近所のコンビニを見てみましょう。店舗にもよりますが、ドライバーセットを販売しているコンビニもあります。参考までに、コンビニと販売価格を紹介します。

プラスドライバー単品での販売はなく、マイナスドライバーや六角レンチなどのセットで売っている所が多いです。

コンビニで購入する際は、必要なプラスドライバーのサイズがあっているか注意しましょう。店舗によって、取扱商品や値段が異なるので、購入する際は事前に確認してください。プラスドライバーを販売しているコンビニでは、文房具類が売られている棚に置かれていることが多いです。

１００円ショップで精密ドライバーが一式そろう

代用品を使用したのであれば、今後もプラスドライバーを利用する可能性は高いでしょう。この機会に、ドライバーセットをそろえるのがおすすめです。

ドライバーセットは、１００円ショップでも販売されています。購入しておくと、急な作業が発生した際に手軽に利用できます。

刃先もしっかりしているので、ネジを傷つけにくいのも特徴です。コストパフォーマンスに優れており、場所も取りません。今後も使用する可能性がある人は、１００円ショップで精密ドライバーを購入するといいでしょう。

プラスドライバーの代用品を選ぶ時のポイント

プラスドライバーの代用品を選ぶ際は、以下の３つを基準に用意しましょう。

適度な固さがないと、ネジを回せず代用品が変形したり破損したりします。サイズが合っていない場合も、力をかけすぎてネジ穴を潰す原因になります。持ち手がないものに関しては、布や滑り止めが付いている軍手を用意してください。

代用品を選ぶ際は、あくまで本来の用途ではないことに留意して使用しましょう。

プラスドライバーがない時は、身近なもので代用しよう！

プラスドライバーは身近にあるもので代用できます。代用できるものは、はさみや硬貨などさまざまです。

プラスドライバーがない時は、ネジ穴のサイズを確認し、サイズが近い代用品を選びましょう。力のかけ具合によっては、ネジ穴が潰れたり、代用品が破損したりする危険性もあります。はさみやのみは、刃先が破損するとケガの危険性もあります。充分に注意して使用しましょう。

家に代用できるものがない時は、コンビニや１００円ショップでも、ドライバーセットが販売しています。代用品での対応は仮止めとし、ドライバーセットを購入するのがおすすめです。

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[文・構成／grape編集部]