ロビン・ウィリアムズが見知らぬ彼女を救う 「夫と亡くして」 By - grape編集部 公開:2016-12-18 更新:2018-03-27 ロビン・ウィリアムズ Share Post LINE はてな コメント 2014年8月11日のこと。世界中の映画ファンにとって衝撃のニュースが飛び込んできました。 俳優のロビン・ウィリアムズが自殺により亡くなったのです。 RIP Miss Verna Pearl. She was my assistant's dog but my road dog, my trailer dog. Suddenly and without warning. We will miss her when we go back to work today on #thecrazyones. Adopted from the @sfspca #adoptandrescue A photo posted by therobinwilliams (@therobinwilliams) on Sep 30, 2013 at 5:18am PDT ロビンの死から2年以上経った2016年12月、ある女性がロビンとの特別な思い出を綴った手記を公開しました。女性の名前はケイトさん。彼女は数年前に夫を失いました。死因は自殺。 最愛の夫の死後、ケイトさんは夫の遺灰を巻くのに最適な場所を見つけるため、アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルスからオークランドへ移動しようとしていました。しかし、ニューヨークの同時多発テロの後だったため、空港のセキュリティは非常に厳しく、遺灰の入ったタッパーウェアを持って搭乗することはできないと言われてしまったのです。 悲しみに打ちひしがれた女性に声をかけてきた男性 どんなに説明しても空港の職員の理解が得られず、遺灰を捨てるしかないと言われたケイトさん。最終的には警察官がやってきて、夫の死亡証明書を提示し、やっと空港内へ入ることができた彼女はバーに入り、夫の遺灰を胸に抱きしめて泣いていました。 ケイトさんは店内の角のテーブルに壁に向かって座っていたため、彼女の泣き崩れた表情はほかの客からは見えていないはずでした。そんな時、誰かがそっと彼女の肩に触れてこう話しかけたのです。 「すみません、ただあなたが大丈夫かどうか確かめたくて。あなたがおひとりで旅をされているて、そして何があったのかを見たんです。だからあなたが本当に大丈夫かどうかを確認したくて。」 ケイトさんに声をかけてきたその男性は、なんとロビン・ウィリアムズでした。彼女はロビンに状況を説明しました。するとロビンの目は潤み、より優しい口調でケイトさんに言ったのです。 「中毒は本当につらいことだ。心の病やうつ病はすべての厄介なことのきっかけだ。あなたのご主人が抱えていた苦しみをとても気の毒に思います。そしてあなたが今苦しみを抱えていることを本当に気の毒に思っています。でもあなたには家族と友人と愛があるようだ。それはあなたにとってよいことですよね?」 My co-star today. #thecrazyones #toocute A photo posted by therobinwilliams (@therobinwilliams) on Aug 19, 2013 at 3:15pm PDT それからロビンはケイトさんを搭乗ゲートまで見送った後、同じ飛行機の自分の席へと去って行ったということです。ケイトさんはその時のことをこう振り返っています。 「彼はいつも退役軍人たちのそばにいた。いつも軍人たちのそばに、病院にいる子どもたちのそばに、そしてもちろん彼自身の家族や友人たちのそばにいました。そして空港で感情的になっている見知らぬ女性のそばにまでいてくれた。 彼は搭乗ゲートまで私を送る時、通り過ぎる人たちのマネをして私を笑わせてくれた。空港のセキュリティ担当の職員を楽しませて…中でも特に私に厳しい対応をした職員をからかっていたわ。決して無礼な感じじゃなくてね。彼は私の笑顔が素敵だと言ってくれた。 そして別れる時、ハグをしてくれた。彼の有名な毛深い腕で、ギュッと温かく抱きしめてくれて、それが私を元気づけてくれた。私はいつもあの瞬間のことを思い出すのです。あの瞬間が私を救ってくれ、励ましてくれた。彼は私が人生で最も辛かった時に私を元気づけてくれたのです。 彼は愉快なのと同じくらい心優しい人でした。 ロビン、あの日、私のそばにいてくれてありがとう。あなたは私が必要としていた天使だった。」 たくさんの映画に出演し、私たちを笑わせ、泣かせ、感動させてくれたロビン・ウィリアムズ。スクリーンから伝わる彼の優しさは決して演技ではなく、本物の心の美しさだったのではないでしょうか。 [文/grape編集部] 「やす子の才能ほんとすごい」 猫を描いたアクリル画がプロレベル!『画家・やす子』の描く絵が話題に!モデルは愛猫?猫の大きなあくびを描いたところ…。 仲里依紗、夫・中尾明慶にサプライズプレゼント! 大喜びするも膝から崩れ落ちた理由は?中尾明慶さんが、妻・仲里依紗さんと『Uber Eats』の履歴に見せ合いっこ!前日には一緒に美容室に行き…? 出典 therobinwilliams/THE MIGHTY Share Post LINE はてな コメント
2014年8月11日のこと。世界中の映画ファンにとって衝撃のニュースが飛び込んできました。
俳優のロビン・ウィリアムズが自殺により亡くなったのです。
ロビンの死から2年以上経った2016年12月、ある女性がロビンとの特別な思い出を綴った手記を公開しました。女性の名前はケイトさん。彼女は数年前に夫を失いました。死因は自殺。
最愛の夫の死後、ケイトさんは夫の遺灰を巻くのに最適な場所を見つけるため、アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルスからオークランドへ移動しようとしていました。しかし、ニューヨークの同時多発テロの後だったため、空港のセキュリティは非常に厳しく、遺灰の入ったタッパーウェアを持って搭乗することはできないと言われてしまったのです。
悲しみに打ちひしがれた女性に声をかけてきた男性
どんなに説明しても空港の職員の理解が得られず、遺灰を捨てるしかないと言われたケイトさん。最終的には警察官がやってきて、夫の死亡証明書を提示し、やっと空港内へ入ることができた彼女はバーに入り、夫の遺灰を胸に抱きしめて泣いていました。
ケイトさんは店内の角のテーブルに壁に向かって座っていたため、彼女の泣き崩れた表情はほかの客からは見えていないはずでした。そんな時、誰かがそっと彼女の肩に触れてこう話しかけたのです。
「すみません、ただあなたが大丈夫かどうか確かめたくて。あなたがおひとりで旅をされているて、そして何があったのかを見たんです。だからあなたが本当に大丈夫かどうかを確認したくて。」
ケイトさんに声をかけてきたその男性は、なんとロビン・ウィリアムズでした。彼女はロビンに状況を説明しました。するとロビンの目は潤み、より優しい口調でケイトさんに言ったのです。
「中毒は本当につらいことだ。心の病やうつ病はすべての厄介なことのきっかけだ。あなたのご主人が抱えていた苦しみをとても気の毒に思います。そしてあなたが今苦しみを抱えていることを本当に気の毒に思っています。でもあなたには家族と友人と愛があるようだ。それはあなたにとってよいことですよね?」
それからロビンはケイトさんを搭乗ゲートまで見送った後、同じ飛行機の自分の席へと去って行ったということです。ケイトさんはその時のことをこう振り返っています。
「彼はいつも退役軍人たちのそばにいた。いつも軍人たちのそばに、病院にいる子どもたちのそばに、そしてもちろん彼自身の家族や友人たちのそばにいました。そして空港で感情的になっている見知らぬ女性のそばにまでいてくれた。
彼は搭乗ゲートまで私を送る時、通り過ぎる人たちのマネをして私を笑わせてくれた。空港のセキュリティ担当の職員を楽しませて…中でも特に私に厳しい対応をした職員をからかっていたわ。決して無礼な感じじゃなくてね。彼は私の笑顔が素敵だと言ってくれた。
そして別れる時、ハグをしてくれた。彼の有名な毛深い腕で、ギュッと温かく抱きしめてくれて、それが私を元気づけてくれた。私はいつもあの瞬間のことを思い出すのです。あの瞬間が私を救ってくれ、励ましてくれた。彼は私が人生で最も辛かった時に私を元気づけてくれたのです。
彼は愉快なのと同じくらい心優しい人でした。
ロビン、あの日、私のそばにいてくれてありがとう。あなたは私が必要としていた天使だった。」
たくさんの映画に出演し、私たちを笑わせ、泣かせ、感動させてくれたロビン・ウィリアムズ。スクリーンから伝わる彼の優しさは決して演技ではなく、本物の心の美しさだったのではないでしょうか。
[文/grape編集部]