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暗い駐車場で突然ペンライトが…私が体験した恐怖と気づかされたこと

By - 吉元 由美  公開:  更新:

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不安そうな女性の写真
吉元由美の写真

作詞家

吉元由美

作詞家、作家。作詞家として1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛けた。

吉元由美の『ひと・もの・こと』

作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。

たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。

あれは車上荒らしだったのだろうか

ある複合施設の屋外駐車場でのこと。すっかり暗くなった18時頃です。

駐車場のスペースは八割ほど埋まっていましたが、施設の入口に近い場所に停めることができました。

降りる前に荷物の整理をしていると、黒のパーカーに黒のパンツ姿の男が駐車場に入ってきて、私の車の前に停めてある車をペンライトで照らしながら覗いています。

そして鍵を開け、車の中を探っていました。

(え? 車上荒らし?)

自分の車の中を、わざわざペンライトで照らして覗き込んだりはしないでしょう。

男は、収穫がなかったのか、次に2台隣りの車の中を照らし、また鍵を開けて中を物色しているのです。

車内をペンライトで照らしている写真

110番に連絡すべきか。でもこちらに向かってきたらどうしよう。

『犯行を目撃』されて、男はこちらに危害を加えるかもしれない。怖い。手も震えていたかもしれない。

刑事ドラマの見過ぎなのか、いろいろな場面を想像してどきどきしました。

こんなとき、案外何もできないものなのだと思いながら、とりあえず車を移動させました。

スマホを持つ女性の写真

違う列に車を停めてから管理事務所らしき(管理事務所ではなかった)ところへ行き、事情を話しました。

係の人は「はあ」とまったく危機感のないリアクションで自分は管轄外なので何もできない、と言い、次に駐車場の案内係に事情を話すとまたも管轄外だからわからないと言う。

私は駐車場の入口まで行き、そこにいた若い案内係に説明しました。

すると彼は「わかりました!防災センターに行きましょう」と走って行きました。

この素早い判断、そして行動、すぐにセンターの係の人が出てきて、「私たちは捕まえることはできないのですが」と、走って確認しにいってくれたのです。

走る人の足元の写真

その後、この件がどうなったかわかりません。

車上荒らしだったのか、何かを確認する係の人だったのか、わかりません。

何か起ききたとき、災害に見舞われたとき、咄嗟の判断力を発揮できるかどうか。

それには日頃の危機管理だけではなく、危険を察知する動物のように野生の勘を鍛えることだと思いました。

明るい駐車場の写真

駐車場で言えば、施設の入口に近い場所に停めること、暗い駐車場は避けること、降りるとき、乗る時に周りをよく見ること。

特に夜は気をつける。『嫌な感じ』がするところには近づかない、無防備にならない。

防犯アナリストである友人は、想像以上に治安が悪化していると言います。

そしてその手口は極めて荒っぽくなっていると。

果たしてあれは車上荒らしだったのか。

どうか『人を見たら泥棒と思え』という世の中になりませんように。

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※記事中の写真はすべてイメージ


[文/吉元由美 構成/grape編集部]

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