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『徹子の部屋』に出演 そのときに気づいた黒柳徹子さんの優しい気遣い

By - 押阪 忍  作成:  更新:

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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独り言』にお付き合いください。

『徹子の部屋』に出演して 【2】
アナウンサー押阪忍の『美しいことば』

『徹子の部屋』に出演して 【1】 はこちらから

昨年の暮れ、私は、『腹部大動脈りゅう』という厄介な病気のため、入院手術をして、この春は、自宅でリハビリに務めておりました。俳優の大杉漣さん、阿藤快さんが亡くなられたあの病気です。『瘤』が血管内で破裂すれば、即刻重篤な状態に陥るという怖い病気です。

退院して2か月以上が経ちましたが、執刀医の想定より術後の状態が悪かったので、仕事や運動なども控え目にして、ほぼ静養の毎日でした。そのことが『徹子の部屋』のスタッフの耳に入り、「快復すれば出演を…」という嬉しい依頼を受けました。不思議なものですねぇ、オファーを受けたその日から、なんだか体調がよくなったように思えたものでした。

さていよいよ出演の日。本番収録スタートです。

写真提供:SOPromotion

黒柳さんは、やはり私の体調のことをお聴きになりました。全身麻酔で5時間の手術、集中治療室、咽喉麻酔のためか2週間声が出にくかったことなどをお話しました。ワイフのアヤ子さんは、重度の呼吸器障害者なのですが、酸素吸入器から酸素をとり入れながら“濡れ落ち葉”の亭主のために、毎日病室に出勤したことなどを、アヤ子スマイルで話をしていました。

初登場の長男『DJ OSSHY』は、お部屋の入口で30~40秒ほどの自己紹介をしてから、私の隣りに座りました。緊張、興奮しているのが、息遣いですぐに判りました。

徹子さんは、そんなDJ OSSHYをあの笑顔で迎えてくださり、彼が首に掛けている銀色のヘッドフォンにふれ、「掛けてみたいなぁ」など、DJ OSSHYを喜ばせる雰囲気を最初から作ってくださいました。

そして、家族3人が三様に楽しく話し笑い合った、生涯思い出に残る『徹子の部屋』となりました。

黒柳徹子さん、お心遣い、本当にありがとうございました。

写真提供:SOPromotion

徹子の部屋 出演予定

2018年6月4日(月)12:00〜12:30

<2018年6月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典なども行う。2018年現在、アナウンサー生活60年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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