桜花爛漫の春到来 アナウンサー押阪忍の『美しいことば』
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洗濯機の蓋は開けておく?閉める? 企業の回答に「反省」「逆やってた」洗濯機のお手入れをしていますか。洗濯槽の裏側は見られませんが、しっかりとお手入れしていないとカビが繁殖してしまいます。カビを防ぐ方法を確認して、定期的に洗濯槽の掃除をしましょう。
洗濯は『お湯』がいいって本当? 事実に「マジか」「危ないところだった」洗濯槽のカビ対策にお湯を使いたい時はありませんか。お湯のほうが効果が高そうで…と思うかもしれませんが、実際の効果や適切な湯温について日本電機工業会が公式サイトで解説していました。ぜひ参考にしてみてください。
こんにちは、フリーアナウンサーの元祖!?などと言われている押阪忍です。
ご縁を頂きまして、この欄で、お喋りをさせていただくことになりました。お目に留まれば、シニアアナウンサー(花ウンサー)の『独り言』にお付き合いいただければ幸いです。
気象庁の3月中旬の桜の開花予想によりますと、福岡で3月22日、東京で23日、大阪で28日、仙台で4月8日、札幌で5月4日とありますが、さて、皆さんの所の桜は如何でしょう?咲いてますか?見頃ですか?まもなく日本列島は桜色に染まる訳ですねぇ…。
ところで「サクラ三月、アヤメは五月」といったりしますが、調べてみますと、沖縄のカンヒザクラは1、2月、北海道に多いオオヤマザクラやチシマザクラは5月、6月、日本アルプスなど高山に咲くタカネザクラは7月頃、更に12月に咲くフユザクラを入れると、一年中日本のどこかで、サクラは咲いていることになります。正に国の花、『国花』ですね。
勿論、日本列島花盛りは、4月の上旬ですが、この桜は、かつて王者といわれた山桜ではなく、分布の広いソメイヨシノがその代表です。
パッと咲きパッと散る桜、桜吹雪の見事さ、花は散り際が美しいと言われ、その潔さが武士道の精神の象徴とも言われました。「花は桜木、人は武士」です。
かつてこの桜は、軍人の象徴として軍帽や軍服、階級章や襟章、徽章に使われ、今でも自衛官や警察官、消防隊にも使われています。そして桜の木は、兵舎や学校に植えられ、今でも歴史ある学校には、その名残りの桜が咲いています。昔も今も、学校には桜の木。その満開の花の下での入学式!これが子供達の記念写真ですよね。
日本の空をピンクに染める桜…
♪サクラ、サクラ、弥生の空に、見渡すかぎり…
♪春のうららの隅田川…
でもでも、その桜色の空を見上げなくても、いつでも身近なところに、サクラがありますよ。サテ、それはどこでしょう?お財布の中の百円玉の裏側を見て下さい。ではまた次回に…。
<2017年4月>
フリーアナウンサー 押阪 忍
1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。1965年には民放テレビ初のフリーアナウンサーとなる。以降テレビやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典なども行う。2016年現在、アナウンサー生活58年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。