紙をくるっと丸めると光りだす 防災にも便利なスマート懐中電灯『PAPER TORCH』
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なんと元々はB5サイズのただの小さな紙なのに、これを丸めるとあら不思議! LEDが光る懐中電灯に早変わりするというおもさたったの8グラムという懐中電灯はいかがでしょうか?
その名も『PAPER TORCH(ペーパートーチ)』。ふだんはカバンの書類と一緒にまとめて持ち歩きしていればいいだけ。必要になったときに、紙を取り出して丸めればすぐに懐中電灯になっちゃう。なので防災グッズとしても重宝しそうですよ。
ちなみに、この紙の巻き加減で光の強弱を調整することができたり、また、紙の表裏を変えて巻くことで色の変化もさせることが出来るそうです。
なぜ単なる紙なのに光を出すための電気のしくみを忍ばすことが出来るかというと、東大発のベンチャー会社『AgIC(エージック)』という会社が発明した、手書きで電子回路が書けてしまう回路マーカーの技術を応用しているんです。
普通は電子回路は硬いプラスチックやシリコンなどの基盤に組みますが、AgICの技術を利用すると、やわらかな専用の紙に複雑な電子回路も市販のプリンターで印刷できてしまいます。
つまりほとんどかさばらない、厚さも硬さもない紙ぺらに懐中電灯の電子回路が印刷されているというわけです。
『PAPER TORCH(ペーパートーチ)』は、製品プランニングを支援するウェブサイト『+Style』で現在発売中(限定数)だそうです。
[文/構成 土屋夏彦/grape編集部]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。