grape [グレイプ]

日本人には作れない魅力が詰まった世界がある 日本が舞台のハリウッド映画

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Tweet LINE コメント

世界屈指の大都会と色濃く残る伝統文化…日本はハリウッドから見るとてもエキゾチックな国に映るようです。事実、日本を舞台にしたハリウッド映画はこれまでいくつも作られてきました。

そんな独特の『日本観』がクセになる日本が舞台のハリウッド映画をご紹介します。

漁師のボンドに、忍者と戦うウルヴァリン! 衝撃の日本描写に痺れる

『007は二度死ぬ』

まずは、未だ続く世界的人気シリーズの5作目、1967年公開のスパイ映画『007は二度死ぬ』です。

物語は、アメリカとソ連の宇宙船が謎の飛行物体に次々とらえられる怪事件が発生したことで幕を開けます。

その飛行物体が日本から飛来していることをつかんだイギリスの諜報機関『MI6』は、エージェントのジェームズ・ボンドを日本に派遣し、ボンドはそこで世界を揺るがす悪の陰謀に直面することになります。

初代ボンドであり、先日その逝去の報が世界中を悲しみで包んだショーン・コネリー主演の本作。共演として丹波哲郎さん、ボンドガールに浜美枝さんと若林映子さんが登場しており、オリエンタルな魅力を存分に振りまいています。

本作は、冒頭の一部を除き、ほぼすべてを日本で実際に撮影していますが、日本の公安の特殊部隊として忍者が登場するなど、外国製ならではのぶっ飛び具合が魅力。

ボンドが鹿児島県に漁師として潜伏するシーンは、思わず「流石に無理がある!」と楽しくなるはずです。

『ブラック・レイン』

次は、日米の二大名優が共演し、大阪での大々的な撮影が話題を呼んだ、1989年公開のサスペンス映画『ブラック・レイン』です。

アメリカで逮捕した日本人のヤクザである佐藤浩史を日本へ護送する任務に就いていたニューヨーク市警のニックとチャーリー。無事終わるはずだった任務は、大阪府警に化けたヤクザに佐藤を奪われたことで難航してしまいます。

ニックとチャーリーは大阪府警の松本警部補とともに逃亡した佐藤の行方を追うことに…というのが本作のあらすじです。

主演のマイケル・ダグラスと、彼に協力することになる高倉健さん演じる松本警部補、2人の間に芽生える熱い正義の友情が胸を打つ本作。監督は映画『エイリアン』や映画『グラディエーター』で知られる名匠リドリー・スコットです。

敵役は本作が劇場作品としての遺作となった松田優作さんが演じており、強烈な悪漢ぶりをこれでもかと振りまいています。

本作の魅力は、きらめくネオンと水蒸気、舞台である大阪のどこか猥雑な未来都市めいた雰囲気。ハリウッド視点だからこそ出せる『異世界感』を、ぜひ一度ご覧になっていただきたいです。

『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』

次は、人気カーアクションシリーズの第3弾、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』です。

違法運転の常習犯として問題ばかり起こしていた高校生のショーンは、東京の米軍基地で働く父を頼って来日。そこで日本の高校に通う日々を続けるものの、彼の中に眠るレーサーの魂が、彼をストリートレースの世界に誘っていく…というのが本作のあらすじです。

シリーズの6作目と7作目の間の出来事を描いたイレギュラーな時系列を持つ一作で、シリーズでも屈指の人気を誇るアジア人レーサーのハンが、主人公の師匠的な立ち位置で登場し、物語を彩っています。

日本人キャストからは、千葉真一さん、北川景子さん、真木よう子さんたちが出演したほか、妻夫木聡さんや柴田理恵さんなども、ちょっとしたシーンで出演しています。

実は本作、日本が撮影の許可取りが困難で知られていることもあり、ほとんどをロサンゼルスで撮影しているのですが、どうしても諦め切れなかった監督がゲリラ的に渋谷で撮影を敢行した伝説が残っています。

『ウルヴァリン:SAMURAI』

最後は、人気のスーパーヒーローシリーズでも異色の味わいを持つ、2013年公開の映画『ウルヴァリン:SAMURAI』です。

カナダで隠遁生活を送っていたウルヴァリンは、とある縁を持つ日本人の大物実業家・矢志田の頼みで日本を訪れます。そこでウルヴァリンは自身の驚異的な治癒能力を狙った陰謀に巻き込まれてしまう……というあらすじの本作。

主演のヒュー・ジャックマンの熱演は本作でも発揮されており、日本を舞台に暴れまわるウルヴァリンの絵面は、異国情緒と相まってとてもクールに映ります。

そんな本作の一番の魅力は、実はかっこよさを優先してリアリティを投げ捨て気味の大胆な日本描写といえるでしょう。

ニンジャ、サムライ、ヤクザなど、西洋が愛してくれている『日本観』がてんこ盛りの本作。新幹線の上でヤクザと戦うウルヴァリンなど、日本人ではなかなか思いつかない奇想天外なアイディアに満ちた意欲作です。

ハリウッド映画で描かれる日本は、時として「分かっていない!」となじられがちですが、外国人たちの目を通して生まれる『ジャパン』は、私たちには決して作れない価値があるのかもしれません。


[文・構成/grape編集部]

出典
007は二度死ぬ (字幕版)ブラック・レイン劇場予告編ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT - Clip映画「ウルヴァリン:SAMURAI」予告編

Share Tweet LINE コメント

page
top