大槻ケンヂってかっこいいけど、どんな人? 『筋肉少女帯』の活動だけでなく、小説も多数出版
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大槻ケンヂ(おおつきけんぢ)さんは、『オーケン』の愛称で親しまれているミュージシャンです。
ロックバンド『筋肉少女帯』を結成し、その音楽性と独自の世界観で多くのファンを魅了しています。
ミュージシャンだけでなく作家としても活躍する大槻ケンヂさん。ここでは大槻ケンヂさんのミュージシャンや作家としての活動を中心に、さまざまな情報をご紹介します。
大槻ケンヂは『筋肉少女帯』のボーカル
大槻ケンヂさんは『筋肉少女帯』というロックバンドでボーカルを担当しています。
同バンドはもともと『筋肉少年少女隊』という名前で1982年に結成されましたが、その後『筋肉少女帯』に改名しました。
インディーズで活動した後、1988年6月21日にアルバム『仏陀L』、シングル『釈迦』をリリースし、メジャーデビューしています。
その音楽性は、さまざまなジャンルがミックスされ、ブラックユーモアも感じられます。また、独自の世界観を持つ歌詞も特徴です。
1989年にリリースしたシングル『元祖高木ブー伝説』は、「俺は高木ブーだ」で始まるインパクトの強い歌詞、また、高木ブーさんの印象とは真逆にあるハードなミュージックが合わさった楽曲です。
そのギャップから同曲は話題となり、『筋肉少女帯』の中で1番売れたシングルになりました。
元祖 高木ブー伝説
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ほかにも、『筋肉少女帯』の6枚目のシングル『バトル野郎~100万人の兄貴~』は、スーパーファミリーコンピュータ用ソフト『ストリートファイターII』のCMソングに起用。
ゲームの世界観にもマッチしたハードなロックで人気を博し、この曲は『元祖高木ブー伝説』に次いで、『筋肉少女帯』のシングル史上2番目の売上を記録しています。
バトル野郎~100万人の兄貴~
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『筋肉少女帯』はメンバーの脱退や加入、休止期間などを経て、2018年にメジャーデビュー30周年を迎えました。
大槻ケンヂさんは1999年に『筋肉少女帯』を脱退し、2000年にバンド『特撮』を結成。
しかしその後、2006年に『筋肉少女帯』に復帰し、大槻ケンヂさんは現在、2つのバンドでボーカルとして活躍しています。
大槻ケンヂは『大槻ケンヂミステリ文庫』でソロとしても活躍
大槻ケンヂさんは『大槻ケンヂミステリ文庫』、通称『オケミス』というソロプロジェクトを展開しています。
『大槻ケンヂミステリ文庫』の名前の由来は、大槻ケンヂさんが子供の頃に愛読していた『早川ポケットミステリ文庫』なのだそう。
『筋肉少女帯』とは違った、ゆったりとした横ノリの音楽が展開される『オケミス』。2018年12月にはアルバム『アウトサイダー・アート』を発売しました。
アウトサイダー・アート
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ライブレコーディングで作成されたアルバムにはセルフカバーあり、ファンキーな音楽ありと、盛りだくさん。大槻ケンヂさんの自由で開放的な音楽がギュッと詰まった1枚です。
大槻ケンヂは小説を多数出版
大槻ケンヂさんは作家としても活動しており、多くの小説やエッセイを執筆しています。
1992年に出版した長編小説『新興宗教オモイデ教』でデビュー。同作は設定や表現などに『オーケン節』が炸裂しています。
新興宗教オモイデ教 (角川文庫)
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1994年に出版した『くるぐる使い』は、超常現象をベースにした青春短編集です。
この本に収録されている『くるぐる使い』は『第25回星雲賞』日本短編部門を受賞。その後、2006年に漫画化されました。
もう1つの収録作品『のの子の復讐ジグジグ』も『第26回星雲賞』日本短編部門を受賞しています。
くるぐる使い (角川文庫)
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1993年に出版された『グミ・チョコレート・パイン』は、主人公の高校生・ケンゾーがコンプレックスを抱えながらも音楽に恋に奮闘する青春小説。
グミ編、チョコ編、パイン編の三部作からなっており、カバーイラストは人気漫画家の江口寿史(えぐちひさし)さんがすべて描いています。
この作品は佐佐木勝彦(ささきかつひこ)さんと清水沢亮(しみずさわりょう)さんにより『マガジンGREAT』で漫画化され、ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督により映画にもなりました。
グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)
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グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫)
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グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)
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1997年に出版された『ステーシー』は、長田ノオト(ながたのおと)さんによって漫画化、友松直之(ともまつなおゆき)監督により『STACY』という名前で映画化されています。
ステーシー
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2006年に出版された『縫製人間ヌイグルマー』は、世界征服を企む悪の組織と戦うぬいぐるみの話です。
大槻ケンヂさんの作品の中でも、ぶっとんだストーリーとキャラクター設定が人気の同作。2014年にはこの小説をもとに、『ヌイグルマーZ』として映画化されました。
縫製人間ヌイグルマー (角川文庫)
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大槻ケンヂの現在・これから
大槻ケンヂさんが所属する『筋肉少女帯』は、メジャーデビュー30周年を記念し、2018年にニューアルバム『ザ・シサ』を発売。
さらに、2019年10~11月には、ニューアルバム『LOVE』を引っさげて、ニューアルバムリリースツアーとして日本各地をまわる予定です。
また、大槻ケンヂさんは、2020年1月19日に大阪の味園ユニバースで行われる、ストロベリーシングオーケストラ主催のライブ『怪帰大作戦~闇堕六道巡り』に、『大槻ケンヂと絶望苺楽園』としてゲスト出演します。
大槻ケンヂさんのミュージシャンや作家としての今後のさらなる活躍が期待されます。
大槻ケンヂ プロフィール
生年月日:1966年2月6日
出身地:東京都
所属事務所:オーケン企画
所属レーベル:ユニバーサルミュージックジャパン
1982年にロックバンド『筋肉少年少女隊』を結成する。その後『筋肉少女帯』に改名し、1988年にメジャーデビュー。作詞家として自身のバンドの曲だけでなく多くのアーティストに歌詞を提供。バンド活動と並行して、作家やラジオDJなどその才能を活かし多方面で活躍中。
[文・構成/grape編集部]