「最近目が疲れやすいな…」ただの疲労だと思ったら? 意外と知らない『目の病気』とは 提供:中外製薬株式会社 By - grape編集部 公開:2025-12-22 更新:2025-12-22 病気 Share Post LINE はてな ※写真はイメージ 年齢を重ねると、身体の不調が気になってくるもの。 「最近なんだか疲れやすい」「夕方になると視界がかすむ…」といった症状に悩まされた経験がある人もいるかもしれません。 こうした症状を、疲労や年のせいだと思って放置していませんか。 その不調、『目の病気』の一歩手前かも 筋力の低下や体重の減少など、加齢とともに身体の機能が低下して、健康障害に陥りやすい状態のことを『フレイル』と呼びます。 そのなかでも、目の疲れや見えづらさといった、目の機能が低下した状態を指すのが『アイフレイル』。 ※写真はイメージ 単なる疲れ目や老視(老眼)だと思いがちですが、アイフレイルの状態を放っておくと、目の病気を引き起こす可能性があるのだとか。 こうした状態にいち早く気がつけるよう、定期的なセルフチェックがすすめられています。 以下の項目で2つ以上当てはまった場合は、眼科を受診するとよいでしょう。 1.目が疲れやすくなった。 2.夕方になると見にくくなることがある。 3.新聞や本を長時間見ることが少なくなった。 4.食事の時にテーブルを汚すことがある。 5.メガネをかけてもよく見えないと感じることが多くなった。 6.まぶしく感じやすい。 7.まばたきをしないとはっきり見えないことがある。 8.真っ直ぐの線が波打って見えることがある。 9.段差や階段で危ないと感じたことがある。 10.信号や道路標識を見落としたことがある。 では、アイフレイルの先には、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。 老眼とは違う?『加齢黄斑変性』とは 物がゆがんで見える、中心が欠けるといった症状を引き起こす病気が『加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)』です。 加齢に伴い、網膜の中心にある『黄斑』に障害が生じ、視力低下が起こります。 ※写真はイメージ 老眼と似ているようにも思えますが、水晶体の老化によって近くが見えにくくなる老眼に比べて、黄斑に障害が生じてゆがみや欠けが起こる病気が『加齢黄斑変性』です。 若い世代も油断できない『糖尿病黄斑浮腫』 『加齢黄斑変性』と同じく黄斑の障害によって視力低下を引き起こすものに『糖尿病黄斑浮腫(とうにょうびょうおうはんふしゅ)』があります。 糖尿病3大合併症の1つである『糖尿病網膜症』の進行によって起こる病気で、高血糖により黄斑にむくみが生じてしまいます。 提供:中外製薬 その結果、視野がかすんだり、ゆがんだり、進行すると視力の低下や失明にいたることもあるため注意が必要です。 『加齢黄斑変性』は加齢に伴う病気ですが、『糖尿病黄斑浮腫』は、どの年齢層の糖尿病患者にも起こりうるものです。治療には、血糖のコントロールをしていくことが大切だといいます。 アムスラーチャートでセルフチェックをしてみよう 『加齢黄斑変性』『糖尿病黄斑浮腫』ともに、早期の発見と治療がとても大切です。 症状の進行を確認するためには、定期的な通院による検査のほか、気軽にできるセルフチェックもおすすめ。 格子状の『アムスラーチャート』というものを使って、実際にチェックをしてみましょう。 【セルフチェックのやり方】 1.アムスラーチャート(チェックシート)を眼から30cmくらい離します。 ※メガネやコンタクトレンズは装用したまま行ってください。 2.中央の黒い点を片眼ずつ見て見え方をチェックします。 提供:中外製薬 クリックすると画像を拡大します 次のように見え方がおかしい時や、以前と比べて見え方が悪化したと感じた場合は、すぐに眼科を受診しましょう。 提供:中外製薬 「単なる疲れ目かな?」と思うような日常的な目の不調にも、実は病気のサインが潜んでいることが分かりました。 早期に発見できれば、進行を遅らせたり、治療の選択肢が広がったりする可能性があります。 いつまでも健康な目でいるためにも、普段から自己チェックなどをおこない、小さな変化も見逃さずに過ごしたいですね。 100周年を迎えた中外製薬が『目の病気』について発信 2025年3月に100周年を迎えた、中外製薬株式会社(以下、中外製薬)は「すべての革新は患者さんのために」という想いとともに、さまざまな医薬品やサービスを提供してきました。 中外製薬のウェブサイト『見えるをいつまでも.jp』では、目の病気に関する情報や生活をサポートするコンテンツなどを紹介しています。 「最近目が疲れているな…」と感じている人は、まずは気軽なセルフチェックから始めてみてはいかがでしょうか。 『見えるをいつまでも.jp』をチェックする 中外製薬について詳しく知る [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
年齢を重ねると、身体の不調が気になってくるもの。
「最近なんだか疲れやすい」「夕方になると視界がかすむ…」といった症状に悩まされた経験がある人もいるかもしれません。
こうした症状を、疲労や年のせいだと思って放置していませんか。
その不調、『目の病気』の一歩手前かも
筋力の低下や体重の減少など、加齢とともに身体の機能が低下して、健康障害に陥りやすい状態のことを『フレイル』と呼びます。
そのなかでも、目の疲れや見えづらさといった、目の機能が低下した状態を指すのが『アイフレイル』。
※写真はイメージ
単なる疲れ目や老視(老眼)だと思いがちですが、アイフレイルの状態を放っておくと、目の病気を引き起こす可能性があるのだとか。
こうした状態にいち早く気がつけるよう、定期的なセルフチェックがすすめられています。
以下の項目で2つ以上当てはまった場合は、眼科を受診するとよいでしょう。
1.目が疲れやすくなった。
2.夕方になると見にくくなることがある。
3.新聞や本を長時間見ることが少なくなった。
4.食事の時にテーブルを汚すことがある。
5.メガネをかけてもよく見えないと感じることが多くなった。
6.まぶしく感じやすい。
7.まばたきをしないとはっきり見えないことがある。
8.真っ直ぐの線が波打って見えることがある。
9.段差や階段で危ないと感じたことがある。
10.信号や道路標識を見落としたことがある。
では、アイフレイルの先には、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。
老眼とは違う?『加齢黄斑変性』とは
物がゆがんで見える、中心が欠けるといった症状を引き起こす病気が『加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)』です。
加齢に伴い、網膜の中心にある『黄斑』に障害が生じ、視力低下が起こります。
※写真はイメージ
老眼と似ているようにも思えますが、水晶体の老化によって近くが見えにくくなる老眼に比べて、黄斑に障害が生じてゆがみや欠けが起こる病気が『加齢黄斑変性』です。
若い世代も油断できない『糖尿病黄斑浮腫』
『加齢黄斑変性』と同じく黄斑の障害によって視力低下を引き起こすものに『糖尿病黄斑浮腫(とうにょうびょうおうはんふしゅ)』があります。
糖尿病3大合併症の1つである『糖尿病網膜症』の進行によって起こる病気で、高血糖により黄斑にむくみが生じてしまいます。
提供:中外製薬
その結果、視野がかすんだり、ゆがんだり、進行すると視力の低下や失明にいたることもあるため注意が必要です。
『加齢黄斑変性』は加齢に伴う病気ですが、『糖尿病黄斑浮腫』は、どの年齢層の糖尿病患者にも起こりうるものです。治療には、血糖のコントロールをしていくことが大切だといいます。
アムスラーチャートでセルフチェックをしてみよう
『加齢黄斑変性』『糖尿病黄斑浮腫』ともに、早期の発見と治療がとても大切です。
症状の進行を確認するためには、定期的な通院による検査のほか、気軽にできるセルフチェックもおすすめ。
格子状の『アムスラーチャート』というものを使って、実際にチェックをしてみましょう。
【セルフチェックのやり方】
1.アムスラーチャート(チェックシート)を眼から30cmくらい離します。
※メガネやコンタクトレンズは装用したまま行ってください。
2.中央の黒い点を片眼ずつ見て見え方をチェックします。
提供:中外製薬
クリックすると画像を拡大します
次のように見え方がおかしい時や、以前と比べて見え方が悪化したと感じた場合は、すぐに眼科を受診しましょう。
提供:中外製薬
「単なる疲れ目かな?」と思うような日常的な目の不調にも、実は病気のサインが潜んでいることが分かりました。
早期に発見できれば、進行を遅らせたり、治療の選択肢が広がったりする可能性があります。
いつまでも健康な目でいるためにも、普段から自己チェックなどをおこない、小さな変化も見逃さずに過ごしたいですね。
100周年を迎えた中外製薬が『目の病気』について発信
2025年3月に100周年を迎えた、中外製薬株式会社(以下、中外製薬)は「すべての革新は患者さんのために」という想いとともに、さまざまな医薬品やサービスを提供してきました。
中外製薬のウェブサイト『見えるをいつまでも.jp』では、目の病気に関する情報や生活をサポートするコンテンツなどを紹介しています。
「最近目が疲れているな…」と感じている人は、まずは気軽なセルフチェックから始めてみてはいかがでしょうか。
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[文・構成/grape編集部]