1月の満月『ウルフムーン』とは?名前の由来やスピリチュアルな意味、願い事についても紹介!
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新しい1年が始まり、最初に出会う満月が『ウルフムーン』です。
満月になぜ狼の名前がついているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、名前の由来やスピリチュアルなとらえ方、願い事などについても紹介します。
由来や意味を知ることで、天体観測がより楽しくなるかもしれません。ウルフムーンについて、一緒に見ていきましょう。
ウルフムーンの意味や由来とは?
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ウルフムーンとは、1月に昇る満月の愛称です。この名前はアメリカの先住民が名づけたと言われています。
寒さが厳しい冬の時期、夜に狼の遠吠えがよく聞こえたことから、『ウルフムーン』と呼ばれるようになったのだとか。
狼が遠吠えをしていた理由としては、1月の厳しい寒さによる食料不足で空腹に耐えかねていたとする説や、1月は繁殖期が始まる時期であったこと、縄張りの主張や仲間とのコミュニケーションなどの説があるようです。
このような理由から、1月は狼の遠吠えが印象的な月だったのかもしれません。
ウルフムーンは天文学的に特別な月というわけではなく、季節感や当時の暮らしの様子を重ねた名前だと理解しておきましょう。
2026年のウルフムーンはいつ見られる?
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ウルフムーンは、毎年1月の満月の日に見られます。
国立天文台によると、今回は1月3日の19時03分に満月の瞬間を迎えるそうです。
満月は、日没後から一晩中観察できます。特に、月が昇った直後や沈む前は大きく見えやすいのだとか。
また、真夜中には空の非常に高い位置まで月が移動するため、街中でも建物に遮られずに観測できるチャンスかもしれません。
日本では、天気がよければ全国の多くの地域で観察できます。特別な道具は不要なため、空が開けた場所でゆったり眺めるだけでも十分楽しめるでしょう。
ただし冬の夜は冷え込むため、満月を見るために外に出る際は、暖かい服装に着替えるなどしてくださいね。
スピリチュアルな考え方や願い事
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ウルフムーンには、スピリチュアルな意味が語られることがあります。
満月には、それまでの努力が実を結ぶ達成のエネルギーが宿っていると言われ、中でも新しい1年の始まりに見られるウルフムーンは、自分らしさを確立して新しい一歩を踏み出す力を与えてくれるのだとか。
この日に願い事をする人もいるかもしれませんが、科学的な根拠はないため、何かを強く保証するものではないことを理解しておきましょう。
もしこの機会に願い事をするなら、自分自身の自立や目標に関する内容がよいそうです。自分の目標を見つめ直したり、心の中を整理したりするきっかけとして考えると、取り入れやすいでしょう。
ウルフムーンを眺めながらこれまでの自分を振り返り、未来の計画を立ててみるのもよいかもしれませんね。
ウルフムーンの色は普段の満月と違う?
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ウルフムーンは、基本的に普段の満月と同じ色をしています。
名前から特別な色を想像する人もいますが、見た目に何か特別な変化があるわけではありません。
ただし、月が昇り始めた直後で低い位置にある時には、地球の大気の影響を受けて、月が赤色やオレンジ色っぽく見える場合があります。
大気の影響以外では、2019年の1月に『スーパー・ブラッド・ウルフムーン』と呼ばれる満月が話題になったことがありました。
「必殺技かな?」 2019年1月21日の『月』の名前に、ネット民がザワつく
月が通常より大きく見える『スーパームーン』や、少し赤みがかった満月『ストロベリームーン』など、たびたび話題になる月にまつわる現象。 2019年1月21日には、『スーパー・ブラッド・ウルフムーン』という、とても特別な月が夜...
これはスーパームーン、皆既月食、ウルフムーンの3つが重なった年に使われた呼び名で、非常に珍しい現象だったのだとか。この時は赤色に染まった月が見られ、世界中で話題になりました。
また、2025年の1月は、火星が地球に接近するタイミングとウルフムーンが重なったことも記憶に新しいかもしれません。
ウルフムーンの近くで赤い火星が輝く様子が見られ、2025年のこの天体ショーは多くの天文ファンを魅了しました。
2026年にはどんなウルフムーンが見られるのか、1月3日に夜空を見上げるのが楽しみになりますね。
ウルフムーン以外の満月の呼び名
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満月にはウルフムーン以外にも多くの呼び名があり、これらは季節や自然、暮らしと深く結びついた名前がつけられているそうです。
例えば、2月は寒さが厳しく雪が多いことから『スノームーン』、3月は冬眠から目覚めた虫たちが動き出す『ワームムーン』などと呼ばれることがあります。
以下では、毎月の満月の主な呼び方をまとめました。
またはハーベストムーン
またはハンターズムーン
このように月ごとの満月の名前を知ることで、夜空を見上げる楽しみがさらに広がるでしょう。
ウルフムーンから始まる12回の満月を、ぜひチェックしてみてくださいね。
※この記事は、一部国立天文台のウェブサイトを参照しています。
[文・構成/grape編集部]