いつも通りスマホを見ていたら… 『女性に多い病気』、身近な初期症状にハッとする 提供:中外製薬株式会社 By - grape編集部 公開:2025-12-22 更新:2025-12-22 スマホ病気 Share Post LINE はてな ※写真はイメージ 今や日常生活に必要不可欠とも言える、スマホ。 そんなスマホの画面を見ている時に、「いつもより見えにくいな…」と感じたことはありませんか。 もちろん、単なる疲労から来る一時的なものかもしれないですが、病気が潜んでいる可能性もあるのです。 アルファベット5文字の病気、知っていますか? 目が見えにくくなる病気の1つに視神経脊髄炎スペクトラム障害(通称:NMOSD)というものがあります。 NMOSDを発症すると、主に脳や脊髄、視神経に炎症が起こると言われていますが、人によって炎症が生じる部位が異なり、症状もさまざまです。 提供:中外製薬株式会社 患者の約4割が視神経の炎症から発症すると言われており、起こる症状の例として挙げられるのが、『目がかすむ、見えにくくなる』といった変化。 こうした何気ない初期症状が、数時間から数日間で生活に支障をきたすほど進行し、失明に至ってしまうケースも稀ではないといいます。 そのほか、視野が欠ける、色の区別がつかない、まぶしい、目の奥が痛いなどの症状が出ることもあるそうです。 【視野異常の例】 ・中心暗転:視野の中心が暗く、見えづらくなってしまう。 ・両耳側半盲:両目の外側の視野がともに見えなくなる状態。 ・同名性半盲:両目の視野の同じ側(右または左)の視力が低下してしまう。 ・水平性半盲:両目の下半分あるいは上半分の視野が欠損してしまう。 提供:中外製薬株式会社 また、NMOSDは、日本国内における患者が約6500人程度しかいないと言われている、希少疾患。 免疫系の異常により、自らの細胞を誤って攻撃してしまう『自己免疫疾患』の1つで、女性に多い病気です※1。 NMOSDの診断を受けるには? 数日の間に、症状が急激に進むこともある、NMOSD。 症状を進行させないために、診断の基準や、検査時の注意点を把握しておくことが大切です。 診断するためには、問診などで症状を詳しく聞き取り、神経の異常がないかを観察する必要があるとか。 加えて、NMOSDの患者にしか見られない自己抗体『アクアポリン4抗体』があるかどうかを調べる、血液検査も重要です。 ※写真はイメージ NMOSDは目の症状のほか、麻痺や痺れ、止まらないしゃっくりといった症状も現れることがあります。 症状が多岐にわたり専門医が少ないことから、なかなか診断がつかないケースも珍しくないため、小さな変化も詳しく伝えることが重要です。 そして、後遺症を残さないためには早期の診断と治療が大切。 目が見えにくいと感じたら、なるべく早く、専門医や入院治療ができる眼科などに相談しましょう。 100周年を迎えた中外製薬 NMOSDの情報を発信 『すべての革新は患者さんのために』をモットーに、革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し続けている、中外製薬株式会社(以下、中外製薬)。2025年3月に創業100周年を迎えました。 NMOSDについて広く知ってもらうべく、自社ウェブサイト『視神経脊髄炎(NMOSD)Online』を通じて、具体的な症状などの医師監修による情報を提供しています。 『日常生活のポイント』では、目に負担をかけずにパソコンやスマホを見る方法など、当事者が日常生活で気をつけるべきことや工夫点が紹介されていますよ。 提供:中外製薬株式会社 また中外製薬は、言葉をいくら重ねても、実態がなかなか伝わらない難しさを抱えるNMOSDという希少疾患を「言葉を使わずに表現してみよう」と、企業へ協力を仰ぎました。 『異彩を、放て。』をミッションに、障害のイメージ変容と新たな文化の創出を目指しているのが、株式会社ヘラルボニー。 同社がライセンス契約する3,000点の作品の中から、NMOSDのシンボルアートとして患者会の人たちとともに選んだ作品が、『視神経脊髄炎(NMOSD)Online』で公開されています。 中外製薬のウェブサイトを通じて、NMOSDという希少疾患について、理解を深めてみてはいかがですか。 『視神経脊髄炎(NMOSD)Online』をチェックする 中外製薬について詳しく知る ※1 AQP4抗体陽性視神経脊髄炎(NMOSD)の場合 多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023 日本神経学会監修 Hor, JY, et al. Neurology and Clin. Neuroscience. 2021; 9(4): 274-281. 難病情報センターホームページ(2025年12月現在) [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
今や日常生活に必要不可欠とも言える、スマホ。
そんなスマホの画面を見ている時に、「いつもより見えにくいな…」と感じたことはありませんか。
もちろん、単なる疲労から来る一時的なものかもしれないですが、病気が潜んでいる可能性もあるのです。
アルファベット5文字の病気、知っていますか?
目が見えにくくなる病気の1つに視神経脊髄炎スペクトラム障害(通称:NMOSD)というものがあります。
NMOSDを発症すると、主に脳や脊髄、視神経に炎症が起こると言われていますが、人によって炎症が生じる部位が異なり、症状もさまざまです。
提供:中外製薬株式会社
患者の約4割が視神経の炎症から発症すると言われており、起こる症状の例として挙げられるのが、『目がかすむ、見えにくくなる』といった変化。
こうした何気ない初期症状が、数時間から数日間で生活に支障をきたすほど進行し、失明に至ってしまうケースも稀ではないといいます。
そのほか、視野が欠ける、色の区別がつかない、まぶしい、目の奥が痛いなどの症状が出ることもあるそうです。
【視野異常の例】
・中心暗転:視野の中心が暗く、見えづらくなってしまう。
・両耳側半盲:両目の外側の視野がともに見えなくなる状態。
・同名性半盲:両目の視野の同じ側(右または左)の視力が低下してしまう。
・水平性半盲:両目の下半分あるいは上半分の視野が欠損してしまう。
提供:中外製薬株式会社
また、NMOSDは、日本国内における患者が約6500人程度しかいないと言われている、希少疾患。
免疫系の異常により、自らの細胞を誤って攻撃してしまう『自己免疫疾患』の1つで、女性に多い病気です※1。
NMOSDの診断を受けるには?
数日の間に、症状が急激に進むこともある、NMOSD。
症状を進行させないために、診断の基準や、検査時の注意点を把握しておくことが大切です。
診断するためには、問診などで症状を詳しく聞き取り、神経の異常がないかを観察する必要があるとか。
加えて、NMOSDの患者にしか見られない自己抗体『アクアポリン4抗体』があるかどうかを調べる、血液検査も重要です。
※写真はイメージ
NMOSDは目の症状のほか、麻痺や痺れ、止まらないしゃっくりといった症状も現れることがあります。
症状が多岐にわたり専門医が少ないことから、なかなか診断がつかないケースも珍しくないため、小さな変化も詳しく伝えることが重要です。
そして、後遺症を残さないためには早期の診断と治療が大切。
目が見えにくいと感じたら、なるべく早く、専門医や入院治療ができる眼科などに相談しましょう。
100周年を迎えた中外製薬 NMOSDの情報を発信
『すべての革新は患者さんのために』をモットーに、革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し続けている、中外製薬株式会社(以下、中外製薬)。2025年3月に創業100周年を迎えました。
NMOSDについて広く知ってもらうべく、自社ウェブサイト『視神経脊髄炎(NMOSD)Online』を通じて、具体的な症状などの医師監修による情報を提供しています。
『日常生活のポイント』では、目に負担をかけずにパソコンやスマホを見る方法など、当事者が日常生活で気をつけるべきことや工夫点が紹介されていますよ。
提供:中外製薬株式会社
また中外製薬は、言葉をいくら重ねても、実態がなかなか伝わらない難しさを抱えるNMOSDという希少疾患を「言葉を使わずに表現してみよう」と、企業へ協力を仰ぎました。
『異彩を、放て。』をミッションに、障害のイメージ変容と新たな文化の創出を目指しているのが、株式会社ヘラルボニー。
同社がライセンス契約する3,000点の作品の中から、NMOSDのシンボルアートとして患者会の人たちとともに選んだ作品が、『視神経脊髄炎(NMOSD)Online』で公開されています。
中外製薬のウェブサイトを通じて、NMOSDという希少疾患について、理解を深めてみてはいかがですか。
『視神経脊髄炎(NMOSD)Online』をチェックする
中外製薬について詳しく知る
※1 AQP4抗体陽性視神経脊髄炎(NMOSD)の場合
多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023 日本神経学会監修
Hor, JY, et al. Neurology and Clin. Neuroscience. 2021; 9(4): 274-281.
難病情報センターホームページ(2025年12月現在)
[文・構成/grape編集部]