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「桜が咲いたら、お別れだね」2人の高校生が描いた『黒板アート』が美しい…

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:YouTube

高知県にある高知西高等学校に通う、2人の女の子。卒業を前にした彼女たちは、とある計画を立てていました。

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それは、楽しかった高校生活を『黒板アート』で表現し、コンテストに応募すること。

『黒板アート』とは、名前の通り黒板をキャンバスに見立てチョークで絵を描くというもの。学校行事の際、よく黒板に絵を描いていた2人は『かさぶたず』というチームを組み、エントリーすることにしたのです。

そして、完成した作品がこちら。

行事でもよく黒板に描いていたので、卒業を機に高校で一番印象に残る部活動をテーマにしました。仲間の繋がりをバトンに表し、背景は様々な部活の一場面をイメージしました。
チョークが足りず買いに行ったり、早朝に行ったりと大変でしたが、それも思い出となりました。

「日学・黒板アート甲子園」 プレ大会入賞作品決定 | 日学 ーより引用

2人は『卒業』をテーマに、高校生活3年間の思い出を鮮やかに描きあげました。そして思いがつまったこの作品は、なんと最優秀賞に輝いたのです。

2人の描いた、もうひとつの『卒業』黒板アート

ある日『かさぶたず』に、作品制作の依頼が来ました。それは、アーティスト・WHITE JAMの楽曲『咲かないで』をイメージし、新たな黒板アートを描くというもの。

『卒業』をテーマとしたこの曲をもとに、2人は作品制作に取り掛かり始めました。

絵のイメージを打ち合わせすると、早速制作開始

紙に描いたイメージ画を元に、白いチョークで下書きをしながら描き進めます。

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下書きが終わると、数色のチョークを使い色を付けていきます。黒板の左上には、『咲かないで』の歌詞が。

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描き続けること数時間。完成した絵は…

黒板の全面に描かれたのは、青空の下に咲き誇る桜の木。桜を見つめる少年少女は、別れを惜しむ内容の歌詞を見事に表しています。

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色鮮やかな桜の木は、チョークという限られた色数で描かれたとは思えません。近くで見ると、ひとつひとつの花が細かく描かれていることが分かります。

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黒板アートは『消す』ことも制作のうち

しかし『黒板アート』はここで終わりではありません。描きあげた絵を『消す』までが作品なのです。

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何時間もかけて描いた絵を、自らの手で消していく2人。しかし、その顔は笑顔であふれています。

最後は消えてしまう『儚さ』が、曲のイメージにぴったりな黒板アート。絵が消えてしまっても、2人の心の中には思い出とともに永遠に残ることでしょう。

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出典
【MV】咲かないで / WHITE JAM《黒板アートVer.》10,000人に唄われた卒業ソング〜お別れだね。桜が咲いたら。日学・黒板アート甲子園

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