【下剋上球児 第7話・ネタバレあり】説得のため横田が放った『ひと言』 その内容に胸が熱くなる
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Ado「今更なのですが…」 報告に『11万いいね』 「びっくり」「そうだったの?」2024年12月2日、歌手のAdoさんがXを更新。「今更なのですが」と前置きしたうえで、同年11月からアメリカで生活していることを明かしました。
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ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。
2023年10月スタートのテレビドラマ『下剋上球児』(TBS系)の見どころを連載していきます。
越山高校、予選二回戦は健闘むなしく敗北を喫してしまった。
去年も一回戦で負けてしまったがそのときとは違って、部員たちは「勝てたはず…」と悔し涙に濡れた。山住香南子(黒木華)もショックで寝込んでしまった。
今まで負けて当たり前だった彼らは、ようやく負けて悔しい、という気持ちを味わったのだ。
南雲脩司(鈴木亮平)が約束通り予選一回戦を通ったため監督として戻ってきた。
しかし、楡伸次郎(生田俊平)は一向に練習に出てこない。彼は予選二回戦でエラーをしたショックと、成績も芳しくないから留年だと担任に言われてしまい、彼は退学届まで出してしまう。
実は、楡は視力が落ちてしまっており、そのせいでエラーをしてしまったのだ。
楡の「『メガネ男子』と言われたくない。でもコンタクトも怖い」という本音に驚く南雲。
彼とともに眼科に付き合い、自身は視力1.5なのに勝負と称して「自分越えようぜ!」と言いながら一緒にコンタクトを入れる練習をする。
それぐらい自分でやれと突き放すのは簡単だろう。でも楡みたいに自分で抱え込むタイプは、そうやって突き放されることで、助けを求めることもしなくなり、ちょっとしたことで越えられる壁から逃げてしまうのだ。
もし南雲がじっくりと楡に寄り添うことをしなかったら、このまま彼は学校も野球もやめていたかもしれない。
コンタクトを入れた楡のプレイは見違えるようになった。彼は自分を越えたのだ。
順調に行き始めた越山野球部だが、実は南雲の監督就任の件を、横田(生瀬勝久)は校長の丹羽(小泉孝太郎)にまだ話を通してなかったのである。
丹羽と犬塚(小日向文世)に呼び出され、南雲はずっと頭を下げ続けていたが、彼の監督就任を渋る二人に横田が言う。
「失敗した人間の背中、いつまでも蹴り続けて楽しいですか?」
ずっとここまで南雲の無免許教師の問題をここまで引っ張ってきたのは、横田のこの言葉のためだったかもしれない。
南雲は罪を認め、反省し、更生の道を歩もうとしている。
人のあやまちを許すか許さないかは判断が難しい。だが、一生懸命詫びているのに、いつまでも責めて排除を続けたら、失敗した人はもうやり直すことができないのかと、相手も周囲も絶望してしまうだけだ。
横田が言う通り、失敗から償い、更生しようとしている人の姿を子どもたちの前から排除してしまったら、それは教育ではなくなってしまう。
「留まることなく成長する彼らを見て、後ろ向きで生きている自分を恥ずかしいと思いました。もう一度、彼らと前を見て生きていきたいです」
楡が近視とエラーのダメージを乗り越えたこと、下手だった野球部が大きく成長していったこと、それらすべてに南雲は逆に励まされていたのだ。
生徒たちは南雲を監督として認めているが、それは決して南雲に依存した関係ではない。お互いに影響し合い、南雲自身も彼らと接することで成長している。
丹羽は、南雲と生徒たちの関係の良い循環を認めたのだろう。もともと彼はずっと南雲を教師として越山高校をより良い学校にしていける同志だと思っていたのだから。
練習試合を続けて、野球部は強くなっていく。「甲子園を目指す」という目標はもう越山野球部にとって夢物語ではなく、具体的な目標になった。
野球部員たちでペイントしたおんぼろマイクロバスが田んぼの中を走る風景は、彼らの青春の輝きそのものに見えてきらきらと眩しい。
ついに運命の夏の甲子園の予選が始まった。
快進撃を続ける越山野球部は、丹羽が南雲に最初に出した監督就任の約束の『予選ベスト8』を成し遂げる。
主将の椿谷(伊藤あさひ)がベスト8のインタビューを受け、緊張のあまり思わず「日本一の下剋上を目指します」と宣言、ついにタイトルを回収した。
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[文・構成/grape編集部]