ハンドソープの前に、手はぬらす?ぬらさない? 石けんの専門団体の『正解』は…
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- 取材協力
- 日本石鹸洗剤工業会
液体せっけんや泡状せっけん、いわゆるハンドソープで手を洗う際は、まず水で手をぬらしてから洗うという人がほとんどでしょう。
では、水で手をぬらさずに洗っても効果は得られるのか、気になりますよね。
石けん・洗剤の業界団体である、日本石鹸洗剤工業会に聞いてみました。
水なしでも洗浄効果は得られるのか
手洗い用の液体せっけん・泡状せっけんは、手をぬらさずに使用しても洗浄効果はあるのでしょうか。日本石鹸洗剤工業会によると…。
手洗い用石けんの性状にもよりますが、手を水でぬらさなくても一定の効果はあります。
しかし、あらかじめ流水で手を洗うなどで『手をぬらす』というひと手間を加えることで、より効果的な手洗いが可能になります。
しっかりと洗浄するには、水で手をぬらしてからのほうがよいようです。
では、水でぬらすことで、どのような効果が得られるのでしょうか。
『手を水でぬらすメリット』についても聞いてみたところ、このような回答がありました。
泡立ちがよくなるためです。液体石けんを泡立てるには水が必要で、特にきめ細かな泡を立てることで、汚れを吸い上げやすくなります。
また、石けんを手のひらや甲、指先、爪先、手首などに均一に広げやすくなり、しっかりと洗い上げることができます。
続けて、以下のようなメリットもあるといいます。
先に手を水で洗っておくと、手洗いの効果が高まる点も重要です。
最初に水洗いすることで汚れをあらかじめ落とすことができますし、水で手をぬらすことで表面の汚れが浮き上がりやすくなるとともに、汚れと石けんがなじみやすくなります。
加えて、泡がクッションの役割をして摩擦を低減し、肌への負担も少なくなります。
一方で、水でぬらさない場合は、手の隅々まで石けんを行きわたらせようとして多く使いがちになります。
これにより、すすぎに大量の水を使用したり、石けんが手に残りやすくなったりすることが考えられます。
水で洗うというシンプルな行動で、実は意外と多くの効果を生み出しているのですね。
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手を水でぬらさずに液体せっけんで手を洗っても、一定の効果は得られるとのことでした。
ただし、せっけんの効果を十分に引き出すことはできないため、効果や効率を考えると、やはり手をぬらしてから使ったほうがいいでしょう。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]