「すごく愛おしいと感じた」 湯川れい子さんが心動かされた、捨て猫との出会い By - grape編集部 公開:2016-08-07 更新:2016-08-18 ニッポン放送保護猫捨て猫湯川れい子猫 Share Post LINE はてな コメント ※湯川れい子さんと、最年長猫のテンプル このままだと子猫が殺処分されてしまうと思ったんです そう語るのは、作詞家・音楽評論家の湯川れい子さん。元々は、ジトッとした目線や、昔流行った化け猫映画の影響で、猫が苦手だったと語る彼女ですが、2匹の捨て猫と出会ったことにより、その考えは徐々に変わっていきました。 ある捨て猫との出会い ある日のこと、湯川さんは紙袋に入れて捨てられていた2匹の子猫を発見します。子猫たちはまだ目も開いていない状態でしたが、考えるよりも先に体が動き、家に連れて帰ることにしたそうです。 施設に保護してもらうこともできましたが、その後、自分の手で子猫たちの面倒を見ることを決意。その時の気持ちを、こう語ります。 まだ小さすぎて、おそらく動物病院に連れて行ったら殺処分にされてしまうんじゃないかって思ったんです しかし、犬を育てたことはあるものの、猫に関する知識はさっぱりだった湯川さん。 猫の育て方はまったくわからなかったんですけど、みようみまねでやってみたらできたんです そしたら楽しくなってきちゃって、あっという間に猫好きになっちゃいましたよね 湯川さんは2匹に『ヘッケル』と『ジャッケル』と名付け、大切に育てていきました。当時は、仕事場にも連れて行くほど常に行動を共にしていたそうです。 いつしか『猫おばさん』と自称するほど、猫好きになっていた湯川さんは、猫の魅力をこう語ります。 触れば温かいし、フワフワ、モコモコしているし…。あれは抵抗できない可愛さですよね。 今でも疲れた時は、猫の可愛い動画を見ていますよ。お酒よりも、そっちのほうが癒されます(笑) 嬉しそうに語る湯川さんの表情は、雑誌やテレビで見る時よりも柔らかく、本当に猫が大好きなことが伝わってきました。 動物と人は心を通わせることができる そんな湯川さんには、未だに忘れられない2匹との思い出があるそうです。 それは、ちょっとしたトラブルで数日の間ジャッケルが行方不明になってしまった時のこと。 猫探しのプロも雇い、あの手この手でジャッケルを探し続けました。その甲斐もあり、ジャッケルの捜索依頼を出してから3日後には、「見つかったかもしれない」と連絡が入ったのです。 すぐさま、ジャッケルの好きな餌やグッズを持ち現場へと駆けつけた湯川さんは、ジャッケルがいるとされる場所で名前を呼び続けました。 すると…。 ジャッケルの姿を探して名前を呼んでいたら、私の声に反応して草むらから出てきたんです。本当に、鳴きながら私の胸に飛び込んできたんです! たった1匹でさまよい歩いていたジャッケルは、どんなに不安だったことでしょう。無事に湯川さんと再会できたことで、一気に安堵感に包まれたのか、その日の晩にこんな行動を見せたのです。 私の胸の上で、一晩中足踏みしていたんです。これは、お母さんのおっぱいを吸う時の名残だそうで、うれしい時に出るみたいなんです ジャッケルにとって、子猫の頃から一緒にいる湯川さんは、母親のような存在だったのかもしれません。 全身で喜びを表現するジャッケルを、とても愛しく感じたと湯川さんは語ってくれました。 さらにはこんなエピソードも。 私が精神的に落ち込んで涙を流していると、そ〜っと猫が側によってきて、心配そうに顔を見てくるんです。あのピンクの肉球で、涙を拭うかのように触ってくるんです 湯川さんを慰めるかのような行動をとった、ジャッケル。 たとえ言葉が通じなくとも、動物と人は心を通わせることができると証明した不思議な出来事ですね。 『殺処分ゼロ』を願って その後も、捨て猫たちの保護活動を続けているという湯川さん。ヘッケルとジャッケルも合わせて、過去に7匹の猫たちを保護してきました。 しかし、たまたま飼っていた猫が捨て猫だったというだけで、湯川さん自身は保護活動をしている自覚を当時はそこまで持っていなかったそうです。 そこには、猫好きである以上に、「動物も人間も同じ命であることに変わりはない」という強い思いがあるのではないでしょうか。 そして今では、湯川さんは動物愛護委員会の委員長も務め『殺処分ゼロ』を目指して活動しています。その昔、湯川さんが2匹の捨て猫と出会って大切なパートナーとなったように、今後も救われる命が増えて行くことを願うばかりです。 そんな湯川れい子さんが、本業の音楽について語り尽くす「湯川れい子の60 Years of Rock Volume.3」が、2016年8月11日にニッポン放送でオンエアされます。有名アーティストたちとの貴重なエピソードも多数語られる内容を、どうぞお聞き逃しなく! ニッポン放送『湯川れい子の60 Years of Rock Volume.3』 2016年8月11日(木)13:00~16:00 パーソナリティ:湯川れい子 パートナー:萩原健太 ゲスト:高見沢俊彦 PC・スマホからはラジコでも視聴可能です! http://radiko.jp 快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。 ロケで出会う人を「お母さん」と呼ぶのは気になる ウイカが決めている呼び方とは?タレントがロケで街中の人を呼ぶ時の「お母さん」「お父さん」に違和感…。ファーストサマーウイカさんが実践している呼び方とは。 Share Post LINE はてな コメント
このままだと子猫が殺処分されてしまうと思ったんです
そう語るのは、作詞家・音楽評論家の湯川れい子さん。元々は、ジトッとした目線や、昔流行った化け猫映画の影響で、猫が苦手だったと語る彼女ですが、2匹の捨て猫と出会ったことにより、その考えは徐々に変わっていきました。
ある捨て猫との出会い
ある日のこと、湯川さんは紙袋に入れて捨てられていた2匹の子猫を発見します。子猫たちはまだ目も開いていない状態でしたが、考えるよりも先に体が動き、家に連れて帰ることにしたそうです。
施設に保護してもらうこともできましたが、その後、自分の手で子猫たちの面倒を見ることを決意。その時の気持ちを、こう語ります。
まだ小さすぎて、おそらく動物病院に連れて行ったら殺処分にされてしまうんじゃないかって思ったんです
しかし、犬を育てたことはあるものの、猫に関する知識はさっぱりだった湯川さん。
猫の育て方はまったくわからなかったんですけど、みようみまねでやってみたらできたんです
そしたら楽しくなってきちゃって、あっという間に猫好きになっちゃいましたよね
湯川さんは2匹に『ヘッケル』と『ジャッケル』と名付け、大切に育てていきました。当時は、仕事場にも連れて行くほど常に行動を共にしていたそうです。
いつしか『猫おばさん』と自称するほど、猫好きになっていた湯川さんは、猫の魅力をこう語ります。
触れば温かいし、フワフワ、モコモコしているし…。あれは抵抗できない可愛さですよね。
今でも疲れた時は、猫の可愛い動画を見ていますよ。お酒よりも、そっちのほうが癒されます(笑)
嬉しそうに語る湯川さんの表情は、雑誌やテレビで見る時よりも柔らかく、本当に猫が大好きなことが伝わってきました。
動物と人は心を通わせることができる
そんな湯川さんには、未だに忘れられない2匹との思い出があるそうです。
それは、ちょっとしたトラブルで数日の間ジャッケルが行方不明になってしまった時のこと。
猫探しのプロも雇い、あの手この手でジャッケルを探し続けました。その甲斐もあり、ジャッケルの捜索依頼を出してから3日後には、「見つかったかもしれない」と連絡が入ったのです。
すぐさま、ジャッケルの好きな餌やグッズを持ち現場へと駆けつけた湯川さんは、ジャッケルがいるとされる場所で名前を呼び続けました。
すると…。
ジャッケルの姿を探して名前を呼んでいたら、私の声に反応して草むらから出てきたんです。本当に、鳴きながら私の胸に飛び込んできたんです!
たった1匹でさまよい歩いていたジャッケルは、どんなに不安だったことでしょう。無事に湯川さんと再会できたことで、一気に安堵感に包まれたのか、その日の晩にこんな行動を見せたのです。
私の胸の上で、一晩中足踏みしていたんです。これは、お母さんのおっぱいを吸う時の名残だそうで、うれしい時に出るみたいなんです
ジャッケルにとって、子猫の頃から一緒にいる湯川さんは、母親のような存在だったのかもしれません。
全身で喜びを表現するジャッケルを、とても愛しく感じたと湯川さんは語ってくれました。
さらにはこんなエピソードも。
私が精神的に落ち込んで涙を流していると、そ〜っと猫が側によってきて、心配そうに顔を見てくるんです。あのピンクの肉球で、涙を拭うかのように触ってくるんです
湯川さんを慰めるかのような行動をとった、ジャッケル。
たとえ言葉が通じなくとも、動物と人は心を通わせることができると証明した不思議な出来事ですね。
『殺処分ゼロ』を願って
その後も、捨て猫たちの保護活動を続けているという湯川さん。ヘッケルとジャッケルも合わせて、過去に7匹の猫たちを保護してきました。
しかし、たまたま飼っていた猫が捨て猫だったというだけで、湯川さん自身は保護活動をしている自覚を当時はそこまで持っていなかったそうです。
そこには、猫好きである以上に、「動物も人間も同じ命であることに変わりはない」という強い思いがあるのではないでしょうか。
そして今では、湯川さんは動物愛護委員会の委員長も務め『殺処分ゼロ』を目指して活動しています。その昔、湯川さんが2匹の捨て猫と出会って大切なパートナーとなったように、今後も救われる命が増えて行くことを願うばかりです。
そんな湯川れい子さんが、本業の音楽について語り尽くす「湯川れい子の60 Years of Rock Volume.3」が、2016年8月11日にニッポン放送でオンエアされます。有名アーティストたちとの貴重なエピソードも多数語られる内容を、どうぞお聞き逃しなく!
ニッポン放送『湯川れい子の60 Years of Rock Volume.3』
2016年8月11日(木)13:00~16:00
パーソナリティ:湯川れい子 パートナー:萩原健太 ゲスト:高見沢俊彦
PC・スマホからはラジコでも視聴可能です! http://radiko.jp