ウールや綿が縮む原因は? 正しい対処法に「知らなかった」「目からウロコ」
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- 出典
- ソロテックス®
洗濯後に衣類が縮んでしまって、困った経験はありませんか。素材に合った方法で対処すれば、元の状態に近づけられるかもしれません。
本記事では、衣類が縮む原因と対処法を素材別に紹介しています。
縮みの原因と対処法を知って、大切な衣類を長く着られるようにしましょう。
衣類が縮む原因と対処法
衣類の素材は、大きく分けて天然繊維と化学繊維があり、天然繊維はさらに動物繊維と植物繊維に分類されます。
以下の3つの素材別に、原因と対処法を見ていきましょう。
毛素材
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『ウール』は、一般的に羊の毛から作られる動物繊維です。
ウールの繊維の表面には、魚のうろこのような細胞が重なり合っており、乾いた状態では閉じていますが、水にぬれると開く性質があります。
細胞が開いた状態で洗濯中の摩擦を受けると、繊維同士が絡み合い、かたくなったり縮んだりする『フェルト収縮』という現象が起こる場合があるので注意が必要です。
ウールの衣類が縮んでしまった場合は、ヘアトリートメント剤を使った方法を試してみてください。
衣類の生地を製造、販売する帝人フロンティア株式会社が開発した繊維『ソロテックス®』のブランドサイトでは、下記のように紹介されていました。
2ℓのぬるま湯に『パールひと粒大』のヘアトリートメント剤を加えるとちょうどいい濃度になります。
30分ほど浸け置きしたら衣類を軽く絞り、タオルで挟んで水気を吸い取りましょう。強くもんだりこすったりすると繊維が絡みやすくなるので、丁寧に扱うのがポイントです。
乾かす時は形崩れを防ぐため、平らな場所に広げて平干しをするといいですよ。
なお、ノンシリコンシャンプーでは効果が期待できない場合があります。ジメチコンやアモジメチコンなどのシリコンが入ったものだと効果的なので、必ず成分を確認してくださいね。
化繊繊維素材
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は、縮みにくい素材ですが例外もあります。なかでも注意したいのがレーヨンです。
レーヨンは、天然素材の木材パルプに化学的な処理を加えて作られており、吸水性に優れている反面、水にぬれると縮みやすい性質があります。
縮んでしまった場合は、スチームアイロンの熱を当てながら優しく引っ張りましょう。
元通りにすることが難しい場合は、無理をせずクリーニング店に相談してください。
また化学繊維は水で縮みにくい性質ですが、乾燥機の熱によって繊維が緩んで縮むことがあります。乾燥機の使用には注意しましょう。
天然素材
植物繊維の代表的な素材である綿は、生地を加工する過程で繊維に強い負荷がかかっていることが縮みの一因です。
さらに水にぬれると繊維が膨らみ、乾く過程で元の形に戻ろうとする力が働くので縮みやすくなる傾向があります。
この縮みは着ているうちに少しずつ解消される場合もありますが、すぐに戻したい時は、柔軟剤を溶かした水に30分ほど浸ける方法が有効でしょう。
浸け置きした後は軽く脱水し、形を整えながら平干しをして乾かしてください。
衣類の縮みは素材ごとに原因が異なるので、それぞれに適した洗濯や乾燥方法を選ぶことが大切です。もし縮んでしまった場合は、素材に応じた対処法を試してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]