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映画『君の名は。』ヒロインが歌手デビュー!哀愁おびる繊細な声が、胸を刺す

By - grape編集部  公開:  更新:

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新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』

田舎の女子高生と、都心に住む男子高校生の心が入れ替わるという、時空を超えた神秘的なストーリー。そこで描かれる運命の可能性や、切ない恋の姿が大きな反響を呼び、興行収入が130億円を突破するなど、爆発的な大ヒットが続いています。

そのエンディング曲『なんでもないや』を、主人公「三葉(みつは)」の声優を努めた上白石 萌音(かみしらいし もね)さんがカバー。本編を見た人の間で「三葉が歌ってる!」と話題になっています。

抜群の歌唱力に圧倒される…

そんな上白石さんが、10月4日に歌手としてデビュー。デビュー作となるミニ・アルバム『chouchou』の発売記念イベントが、池袋サンシャインで開かれました。

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特設スペースには約2000人の観客が訪れ、上白石さんがステージに上がると、盛大な拍手が沸き起こりました。2階、3階のバルコニーにも、溢れんばかりの観客が…。それには上白石さん本人も驚きの様子でした。

アカペラで『なんでもないや』のイントロを歌い始めると、息をたっぷり含んだささやかなウィスパー・ボイスが、観客を瞬時に映画の世界に引き込んでいきます。

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池袋サンシャインの噴水広場は一気に静まり返り、ショッピングをしていた人たちも思わず立ち止まり、上白石さんが発した一音一音に耳を澄ませていました。

ミュージカルの経験を活かして

さらに、ミュージカル『レ・ミゼラブル』から『On My Own』を、完全アカペラで披露。まるで劇中のキャラクターになりきったかのように、実らぬ恋の辛さを情緒豊かに歌い上げました。

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数多くのミュージカルにも出演し、高い評価を得ている上白石さんだからこそできる、説得力のあるパフォーマンス。

「演じるように歌いたい」という彼女の音楽へのスタンスがストレートに伝わってきました。ミニ・アルバムにもアカペラで収録されているので、気になる方はぜひ iTunes などで確認してみてくださいね。

ミュージックステーション出演も!

ミニ・アルバム『chouchou』から5曲を歌い上げた上白石さん。すると彼女に重大発表が待っていました。なんと、10月14日放送の「ミュージックステーション」に出演することに!

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突然の発表に、上白石さんも戸惑いながら「どうしよう。明日から練習します。えぇ、ウソ。うれしい」と語っていました。

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歌手デビューまでの1年間を振り返るアルバム

フリートークでは、ミニ・アルバムの経緯についても語ってくれた上白石さん。『Woman”Wの悲劇”より』で収録をキックオフしたのは去年の11月。その後ボイストレーニングなどを行っているうちに、ブレスの方法など、歌い方に変化が起きたそう。

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さらに、奥華子さんの『変わらないもの』のカバーでは、ピアノの弾き語りで収録に挑んだのだとか。小学生以来譜面を見てピアノを弾いてこなかったらしく、ピアノが設置されたスタジオで毎日猛特訓したそうです。

アルバムのプロモーションの一環として、動画も制作。福島・会津を主にロケ地に撮影された動画は、猪苗代湖や、田んぼ、古ぼけた歩道橋など、ノスタルジックな情景ばかり。HYの『366日』を叙情的にカバーした上白石さんの美声を、一層際立たせています。

『chouchou』は、歌手・上白石萌音の成長を収めた一枚。一作目からして驚くべき才能を発揮しながらも、今後の成長を楽しみにさせてくれるデビュー・ミニ・アルバム。ぜひ聞いてみてくださいね。

取材協力
株式会社ポニーキャニオン 

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