監督「マキマよりかわいくなったかも…」 『レゼ篇』に登場するデンジの制作秘話
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週刊少年ジャンプで連載された作品を原作とし、大ヒット上映中の劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の制作陣によるトークショーが、2026年1月31日、東京都内で開催されました。
当日は、吉原達矢監督(※『吉』は土に口)と中園真登副監督、音楽を担当した牛尾憲輔さんが登壇。
約400人のファンを前に、圧倒的な映像表現を生み出した制作の舞台裏や、印象的なシーンに込めたこだわりなど、ここでしか聞けないエピソードが語られました。
※本記事は映画のネタバレを含みます。
撮影:grapeマンガ編集部
大ヒットの劇場版『チェンソーマン レゼ篇』 興行収入は100億円突破
同作は、人々の生活を脅かす悪魔を討伐する『デビルハンター』として生きる少年・デンジを主人公にした物語。
街で偶然出会った少女・レゼとの交流をきっかけに、デンジが予測不能な運命へと巻き込まれていくバトルアクションです。
映像の美しさに加え、ロマンチックな場面や激しいアクションを彩る音楽も高く評価され、原作ファンを中心に大きな反響を呼びました。
2025年9月19日~2026年1月30日までの134日間で686万人を動員し、興行収入は104億円を突破。
トークショーは、作品の大ヒットを記念して東宝株式会社が企画しました。
撮影:grapeマンガ編集部
デンジがマキマよりかわいく? 吉原達矢監督が明かす演出の意図
作中では、レゼと上司であるマキマに対する感情の揺れや、戦闘中の独特な言動など、デンジの『人間味』があふれる姿に心をつかまれた人も多いでしょう。
そんなデンジの『かわいさ』の演出について、吉原監督はこのように明かしました。
自分自身は『チェンソーマン』の原作でも、ユニークなシーンを読むのが好きなんです。
今作では、デンジが相棒のビームと出会う冒頭のくだりや、メロウな雰囲気になりがちな戦闘中でも、どこかクスッとできる要素を入れるようにしました。
実は、デンジのかわいさを感じる顔は絵コンテで描きすぎてしまって、原画担当の方には負担をかけてしまったんですが、結果的によかったんじゃないかと思います。
完成した映像を見て、「マキマよりデンジのほうがかわいくなってしまったかもしれない」と感じるほどでした。
作中で時折差し込まれる、デンジのどこか間の抜けた表情や仕草が、観客の心を強く引きつける要因になったのかもしれませんね。
ライブ感あふれるクライマックス 笑いも詰め込んだアクションの裏側
身体からチェンソーを生やす『チェンソーマン』となったデンジと、『爆弾の悪魔』として変身したレゼとの激しいクライマックスのアクションシーンも、本作を象徴する見どころの1つです。
まるでライブ会場にいるかのような臨場感を生み出した裏側について、吉原監督は次のように振り返りました。
シーンを担当するディレクターを中心に、スタッフからさまざまなアイデアを持ち寄ってもらい、並行して牛尾さんにも音楽を発注しました。
バトルをペタッとした一本調子にせず、音楽で盛り上げるというより、パートごとにしっかり区切る構成を意識しました。
アニメーションも含めて、かっこよさの中に思わず笑ってしまうがあるのが『チェンソーマン』のらしさだと感じています。
例えば、ビルの中に突っ込んでびよーんと垂直に伸びたり、落下しながら「チェンソー様」と健気に呼びかけたりするビームの姿や、その隣でデンジが仲よく並ぶシーンもいいなと思っていますね。
撮影:grapeマンガ編集部
シリアスとユーモアが同居する演出によって、作品の魅力がより一層引き立てられたのでしょう。
圧倒的な映像と音楽、そして随所に散りばめられた遊び心が融合し、『チェンソーマン レゼ篇』は唯一無二の劇場体験を生み出したのですね!
なお、トークショーではこのほかにも、制作過程や音楽演出などに関する貴重な話が数多く語られました。
後日、イベントの詳細についてまとめた記事をお届けします。
[文・構成・取材/grapeマンガ編集部 しぶちゃん]