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『苦手なモノ』から逃げてばかりいた女性 彼女が過去に受けたトラウマとは

By - grape編集部  公開:  更新:

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誰にでもある、『苦手なモノ』。

オバケ、ゴキブリ、人間関係…。

誰だって、苦手なモノには近寄りたくないし、逃げ出したいと思いますよね。

しかし、「逃げてばかりではダメだ!」と思いとどまる、ある女性の苦悩と成長を描いた物語をご紹介します。

シェアハウスを舞台に巻き起こる人間模様

いずみはシェアハウスで暮らす25歳の社会人。

何ごとにも果敢に取り組む姿勢と、持ち前の明るさで、職場では若手社員きっての活躍を見せます。

会社からの帰り道、おいしそうな焼き芋をシェアハウスのルームメイトたちに買って帰るいずみ。

職場では元気な笑顔を見せるいずみですが、何やら表情が曇り出します。

笑い声が聞こえてくるシェアハウスの前で足を止めてしまう彼女には、誰にも話せていない、心の中の葛藤がありました…。

いずみが抱える、心の中の葛藤とは?

「ただいま!」と元気よく帰ってくると、「おかえり~!」と笑顔で出迎えてくれるルームメイトたち。

「いずみ、お仕事お疲れ様、でございます!」

ルームメイトの1人、企業研修のためにアメリカから来ているレオナも、不慣れな日本語を使いながら、いずみに声を掛けます。

女子トークで盛り上がっていた『イケメン』の言葉の意味を、いずみに尋ねるレオナ。しかし、いずみは「さぁ」と小声で答えるのみです。

買ってきた焼き芋をみんなに渡すと、「仕事も残っちゃってるし、食欲もないから」と、そそくさと自分の部屋に閉じこもってしまいます。

私は外国語、外国人が苦手だ…。

そう、いずみは、フレンドリーに、一生懸命に日本語を話そうとするレオナのような外国人が苦手なのです。

そして、レオナのような子にきちんと向き合わない自分は、ヒドい人のように思えて、自己嫌悪に陥ってしまいます。

過去のトラウマがよみがえり、苦悩の日々

いずみが、外国語や外国人を苦手に思うのにはワケがありました。

学生時代、外国人に道を聞かれたいずみは、ボディランゲージを交えながら、自分の知っている英語を駆使して道を教えようとしました。

しかし、それを見ていた男子学生たちが、いずみをバカにして大笑いします。

大したことはないと思いつつ、あのころの自分にとっては深く傷つく出来事だったのです。

そのトラウマを引きずっているいずみは、レオナや外国人との接しかたが分からずにいました。

レオナが日本を離れる前に開かれたお別れ会も、「仕事で帰れなくなった」とウソをついて逃げてしまったいずみ。

翌日帰宅し、レオナが残していったという動画メッセージを見たいずみは、感情が爆発し、涙が止まらなくなります。彼女の涙の真相とは、そして、彼女が起こした行動とは…。

逃げてばかりいた女性が、踏み出した一歩

英会話スクールのECC外語学院が、2018年4月から新たな英会話カリキュラム『ENVISION』(エンビジョン)を開講するのに合わせて公開した本作。

『ビーチボーイズ』『ひよっこ』『8年越しの花嫁』など、世代を超えた名作を生み出し続ける脚本家・岡田惠和さんが、初めて企業ドラマの脚本に挑戦しています。

特設サイト上では、主演を演じた岡村いずみさんが20回分の『ENVISION』のレッスンを体験する様子に密着したドキュメンタリー映像も公開。

逃げてばかりいた自分を変えようとしたいずみの姿は、何かに向き合うことの大切さを、私たちに教えてくれているようです。


[文・構成/grape編集部]

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