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飼い主が帰宅すると大喜びの犬 しかし、数年前の姿に胸が締め付けられる

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「大切な家族の一員であるペットにも、幸せな日々を過ごしてほしい」と願う飼い主は多いはず。

住環境を整えたりエサにこだわったり、ペットのためにできることはさまざまあります。たとえば、万が一に備えてペット用の保険に入ることも方法の1つ。

しかし、どんなに飼い主が幸せを願っても、ペットのほうがその思いを拒否することも…。

nocoa家さんの愛犬ケイくんは、nocoaさんに対して最初のころはなかなか心を開こうとしてくれなかったといいます。

悲惨な飼育状況から助けられたケイくん

2019年で、推定10歳になるというミックス犬のケイくん。

ペットの数が増えすぎて飼い主が管理しきれなくなり、劣悪な環境になってしまう『多頭飼育崩壊』の現場から救出された犬でした。

nocoa家へやってきた当初、ケイくんは推定3歳。毛はぼさぼさ、目が隠れてしまうほどだったといいます。

また、60匹もの犬と共に暮らし、十分な愛情を受けずに育ってきたケイくんは、人前ではエサも食べず、水も飲まない、トイレもしない状態。

ひどい人間不信だったケイくんを前に、nocoaさんは「時間をかけて見守るしかない」と覚悟したといいます。しかし同時に、そんなケイくんを愛おしく思ったのだそうです。

ケージの奥で固まるケイくんに話しかけ、頭をなで、ケージに頭を突っ込み一緒に寝る…そんな日々を過ごし始めます。

いまとなっては、そういった行動を「多少強引だった」と振り返るnocoaさん。「正しい方法だとはいい切れない」とも続けます。

しかし、当時のケイくんにとっては、nocoaさんの強引さがプラスに働いたのでした。

最初のころがウソのような変化

徐々に心を開き始めたケイくんは、nocoaさんと目を合わせるようになり、しばらくすると横にすっと寄り添ってくれるようになったといいます。

いまでは名前を呼ぶと、しっぽを振って走って来てはヒザに手を置いてくれます。nocoaさんが帰宅すると大喜び!これまでできなかったことが、たくさんできるようになりました。

「当たり前にできると思っていたことは決して当たり前ではない。でも時間と愛情をかければ、できるようになる」

ケイくんの過去を知り、ずっとそばで見守ってきたnocoaさんがいうからこそ、重みを感じる言葉です。

きっとケイくんにとって、nocoaさんとの出会いは必然だったのでしょう。現在のケイくんの幸せそうな姿を見れば、それは明らか。

優しく愛情深い家族のもとで、これからもケイくんは「幸せ」や「喜び」にあふれた日々を過ごしてほしいですね。

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[文・構成/grape編集部]

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