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35年ぶりにピカソ館が一新! 暑い夏は箱根にある『彫刻の森美術館』がオススメ

By - grape編集部  公開:  更新:

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30度を超える暑さが続くと、どこかに出かけるのも面倒だと感じてしまいますよね。

「夏の思い出を作りたいけど、暑いのは勘弁…」という人に、この夏オススメの美術館をご紹介します!

避暑地」ともいえる場所、神奈川県の箱根町にある美術館が『彫刻の森美術館』。2019年で、開館50周年を迎えました。

それを記念して、芸術家パブロ・ピカソ(以下、ピカソ)の作品を専門に展示している『ピカソ館』が、35年ぶりにリニューアル!

まさに、この夏に行くべきスポットなのです!

300点以上ものピカソの作品を所蔵

ピカソの作品だけを展示する場所として、1984年に開館したピカソ館。

319点ものピカソ・コレクションを所蔵しており、今回展示されていない作品も順次公開していく予定です。

彫刻の森美術館の担当者は「油絵や彫刻など、多岐にわたる作品があることは非常に珍しい」とコメント。ピカソ館では、普段目にする機会が少ないピカソの陶芸作品なども鑑賞できます。

2019年7月26日には、ピカソ館のリニューアルオープンを祝う式典で、箱根町の町長や駐日スペイン大使らがテープカットを行いました。

同月27日から一般公開しているピカソ館では、2021年3月までテーマ展『ピカソの挑戦~かたちの変貌~』を開催予定。

今回の展示では、ピカソ作品103点を含む124点の作品が展示され、油絵だけでなくさまざまな作品を目にすることができます。

実際に、10か月間を要して作成されたというタピスリーを目にすると、大きさに驚き!人の身長よりも大きく、とても見ごたえのある作品でした。

3つの展示室

『ピカソの挑戦』『さて、またやってみよう!』『かたちの変貌』の3つのテーマに分けて作品を展示。

『万能な芸術家』を目指し、ピカソが試行錯誤していた様子が伝わってきます。

『かたちの変貌』の展示室では、「形が変化することによる驚きが、創作の原動力になっていった」といわれるピカソの作品を展示しています。

この展示室にある18点もの版画作品、『花嫁衣裳のジャクリーヌ』は、1枚の原画に少しずつ手を加えて18段階の過程を経て試し刷りしたもの。少しずつ作品が変化していく様子をうかがえます。

ここが変わった!ピカソ館

リニューアルしたピカソ館は、内装と設備が一新され、自然豊かな箱根に合うようなナチュラルで明るいイメージに!

床やベンチなどに『木の温かみ』を感じることができました。

また、作品の保護を考えてLED照明に変更しただけでなく、ガラスの存在を感じさせない高透過ガラスを使用。

光の反射をあまり感じずに、作品を鑑賞することができます。

ピカソ館以外にも見どころ満載!友人や家族と楽しめる

彫刻の森美術館には、ピカソ館のほかにもさまざまな体験型アート作品や、野外彫刻作品が展示されています。

幸せをよぶシンフォニー彫刻

塔の中に入ると一面ステンドグラスに囲まれた幻想的な世界!

螺旋階段で高さ18mの塔を上ると、箱根の森を一望できます。

塔の上では360度見渡すことができ、眼下には緑に囲まれた足湯で休む人の姿も。

時おり気持ちのいい風も吹いて、開放感がありました。

ほかにも小学生未満の子どもなら中に入って遊ぶことのできる、体験型アート作品もあり、家族で楽しめる場所となっています。

日本人だけでなく海外の人からも人気の彫刻の森美術館。トリップアドバイザーによる、『外国人に人気の日本の観光スポット 2019』 では、5位にランクインしました。

開館50周年を記念したさまざまなイベントも開催中ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!

5組10名様に『彫刻の森美術館招待券』が当たる!

2019年8月8日(木)までに、grape公式アカウント(@grapeejp)をフォロー&固定のツイートをリツイートすると、5組10名様に『彫刻の森美術館招待券』プレゼントします!

この夏は、新しくなった彫刻の森美術館で緑に囲まれた『夏の思い出』を作るのもいいかもしれませんね!


[文・構成/grape編集部]

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