ガッツ石松は『OK牧場』で有名! 無類のバナナ好き?
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『OK牧場』でおなじみのガッツ石松(がっついしまつ)さん。現在はバラエティ番組などで見かけることも多いですが、ボクサー時代は世界王者になるほどの強さでした。
そんなガッツ石松さんの現役時代のエピソードや最近の活動など、さまざまな情報をご紹介します!
ガッツ石松はボクサー時代『幻の右』といわれるほど強かった!
近年はバラエティ番組に出演して陽気な一面も見せているガッツ石松さん。現役時代は誰もが認める、最強ボクサーでした。生涯戦績は51戦31勝(17KO)14敗6分。1974年にはアジア人初の世界ライト級王者に輝いています。
ガッツ石松さんの現役時代の代名詞といえば、ワンツーストレート。相手の目に見えないほどの速さで繰り出すことから、『幻の右』とも呼ばれていました。1974年にライト級王者に挑戦した際も、この『幻の右』が決め手となり、下馬評を覆して奇跡の勝利をおさめています。
なおガッツ石松さんはこの『幻の右』について、元WBA・WBC統一世界ヘビー級チャンピオンであるムハマド・アリ氏のパンチを参考にしたと語っています。
バラエティ番組で『天然』とイジられることも多いガッツ石松さんですが、現役時代は研究熱心でクレバーな一面もある選手でした。
ガッツ石松の戦績は米倉会長のおかげ?
ガッツ石松さんは現役時代、米倉健司(よねくらけんじ)さんが運営する『ヨネクラジム』に所属していました。ヨネクラジムは半世紀以上にわたって世界王者を含むトップ選手を輩出しており、ガッツ石松さんもその中の1人。
実際、ガッツ石松さんは世界王者になるまでに11敗していますが、それでも米倉会長がチャンスを与え続けたことで、タイトルをつかみ取っています。
そんなヨネクラジムですが、米倉会長の体調不良で経営や選手指導が難しくなり、2017年8月に閉鎖しています。ガッツ石松さんは米倉会長およびヨネクラジムに対し、以下のように語っています。
ガッツ石松さん本人も、自身の戦績は米倉会長のおかげだったと認めています。
ガッツ石松決め台詞の『OK牧場』で横綱の援軍に
2009年の大相撲秋場所において、優勝した横綱朝青龍がガッツポーズを取ったことで物議をかもしました。
横綱審議委員会内においても賛成・反対派で大きく意見が割れましたが、ガッツ石松さんはこの騒動において、横綱朝青龍のガッツポーズに対して賛成の意思を示しています。
そもそもスポーツにおけるガッツポーズを定着させたのが、ほかでもないガッツ石松さん。初めて世界王者になった際、リング上で拳を突き上げたのが『ガッツポーズ』としてメディアに取り上げられ、その名前が世間に浸透しました。
世間からのパッシングも浴びた横綱朝青龍のガッツポーズ問題ですが、ガッツ石松さんからしてみれば自然な意思表示であり、『OK牧場』だったようです。
ガッツ石松の顔は産まれたての赤ちゃん!?
2007年7月に第3子を授かったタレントのつるの剛士さん。娘の顔が「ガッツ石松さんに似ている」とコメントしたことで話題になったことがあります。
つるの剛士さんは、ブログにこうつづりました。
つるの剛士さんのブログには、ガッツ石松さん似の赤ちゃんの写真もアップされています。
ガッツ石松は子供のころからバナナが大好きだった!?
2013年8月、アニメ映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』の記念イベントに出席したガッツ石松さん。同作のバナナ好きのキャラクター『ミニオン』にちなんで、自身もバナナ好きであるとコメントしました。
子供のころから好きだったバナナを、現役時代の減量食にもしていたようです。
ガッツ石松の現在・これから
ガッツ石松さんは現在、ボクシングのゲスト解説としてたびたびTVに出演しています。ほかには映画『罪と罰』の企画・脚本・総監督を務めるなど、幅広く活動中。
ガッツ石松さんの今後の活躍から、目が離せませんね!
ガッツ石松 プロフィール
生年月日:1949年6月5日
出身地:栃木県
1966年にヨネクラジムに入門し、同年にプロボクサーとしてデビュー。1968年には全日本ライト級新人王を獲得し、1974年にはロドルフォ・ゴンザレスから世界ライト級チャンピオンを奪取。アジア人初のライト級世界王者に輝いた。生涯戦績は51戦31勝(17KO)14敗6分。現役引退後はボクシング解説者へと転向。またバラエティ番組などにもたびたび出演している。
[文・構成/grape編集部]