怖くて1人で眠れない少年のために 警察官が見せた優しさが真のヒーロー級
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『8万人』が笑った! 親子のLINEに「返信がツボ」「話題が関係ない!」「俺の母は秩序がない」こんなコメントとともに、メッセージツール『LINE』のスクリーンショットをXに公開したのは、ふつつか(@onigirazunigiru)さんです。
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アメリカ・アイオワ州に暮らすアマンダ・ウィリアムズさんは家族とともに新しい家に引っ越しをしました。
彼女の2人の子供たちはこれまで1つの部屋を共有していましたが、新居ではそれぞれの部屋が与えられることになります。
15歳の娘は、自分だけの部屋ができたことに大喜びしました。ところが6歳のヘイデンくんは、夜に1人でいることを怖がってまったく眠れなくなってしまったのです。
アマンダさんはなんとかして息子を安心させようとしますが、自分の部屋に何かがいると思い込んでいるヘイデンくんの恐怖心はそう簡単には消えません。
「枕元に何かがいて、怖くて眠れない。ママお願い、警察官かお医者さんを呼んで!」
幼い息子にそう懇願されたアマンダさんは、心が痛んだといいます。
「部屋に何かがいる」怖がる息子を連れて警察へ
毎晩眠れずに困っている息子のために、アマンダさんはヘイデンくんと一緒に警察へ行くことを決めます。
親子の対応をしたのは警察官のシュワルツさん。彼はヘイデンくんの話を聞いた後、こんな提案をしたのです。
「これから君の家に行って、私が部屋をチェックしてあげよう」
こうしてシュワルツさんはアマンダさんの家へ。ヘイデンくんの部屋をくまなく調べた後で、こう告げました。
「この部屋に悪いヤツはいないよ。だから君は大丈夫だ」
シュワルツさんの言葉を聞いてやっと安心できたヘイデンくんは、この日の夜、新居で初めて自分の部屋で眠ることができたのです!
翌朝、誇らしげに起きてきたヘイデンくんにさらに嬉しいサプライズがありました。
なんとシュワルツさんが再びアマンダさんの家を訪れたのです。彼はヘイデンくんがちゃんと眠れたかどうかが気になって、様子を見に来てくれたのでした。
アマンダさんいわく、ヘイデンくんは想像力が豊かな男の子なのだとか。スーパーヒーローは実在すると信じていて、同じく悪者やモンスターの存在も信じているのです。
そんな彼にとって警察官や医師は『人々を助けてくれるヒーロー』。そのため、シュワルツさんの言葉は素直に信じることができたのですね。
アマンダさんはシュワルツさんの親切に感動し、Facebookに感謝の気持ちをつづりました。この投稿は7千回以上シェアされ、シュワルツさんへの称賛のコメントが相次いでいます。
1人の少年のために職務を超えた優しさを見せたシュワルツさん。ヘイデンくんはきっと大きくなっても、この出来事を忘れることはないでしょう。
[文・構成/grape編集部]