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佐々木蔵之介の実家に『猫社員』が? 「癒やされる」「ここに就職したい」

By - grape編集部  公開:  更新:

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俳優として活躍している佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ)さん。

高い演技力と端正な顔立ちで、年齢問わず多くの人から支持されています。

そんな佐々木蔵之介さんの実家についてや、家族とのエピソード、最近の活躍など、さまざまな情報をご紹介します!

佐々木蔵之介の実家は老舗の酒造!

佐々木蔵之介さんの実家は、京都にある蔵元『佐々木酒造』です。

2021年10月現在は佐々木蔵之介さんの弟である、佐々木晃さんが社長を務めており、会社の公式サイトで『佐々木酒造』の歴史を紹介しています。

たまたまうちの蔵は、むかし豊臣秀吉が自分の家として建てた聚楽第のあった南端にあるのですが、秀吉がこの場所に聚楽第を建てた理由の一つとして「水の良さ」があったそうです。秀吉は茶道が趣味で、各地で茶会を開いていますし、聚楽第の敷地の中に千利休の茶室付きの家を建ててやって、そこで一緒にお茶を楽しんだという話も残っていますので大昔から水のよい地域であったことは確かです。

(中略)

世界的に見てもこんな地形はめずらしくて、1000年もの間、都が京都に置かれたのはこの類い希なる地形、そしてこの豊富な水があったのが大きな理由だといわれています。現在でも良質で豊富な地下水は変わりなく、小川通りに並んでいるお茶の家元などはもちろんのこと、豆腐や湯葉、生麩など、水が命の産業はいまも洛中には多く残っています。

うちの蔵は二条城の北側あたりにあるのですが、皆さん、京都の造り酒屋というと真っ先に京都の南の伏見を連想されることと思います。もちろんそれはその通りで、現在の伏見区ではあの狭い範囲に20軒ほどの蔵元が密集していまして、全国的に見ても灘に次ぐ全国第二位の生産量を誇る酒処として全国に知られています。

ところが、京都の造り酒屋の起源は洛中、旧京都市内なんです。昔の資料などを見ていると、私どもの蔵の創業が明治26年で、その時点で131軒の蔵元がありました。この頃は伏見よりも洛中の方が蔵元の数も生産量も多かったんです。

もっとさかのぼれば、室町中期には300軒あまりと、もちろん日本最大の酒処だったわけです。伏見の酒蔵さんは大手が多いですが、それに対して洛中の蔵元では、家内制工業的な小さな蔵元が多くて、都での小さな市場でのシェアの食い合いをしていたわけですから、自然と淘汰されていって減っていき、いま中心部ではうちだけになってしまいました。

京都洛中・佐々木酒造株式会社 ーより引用

創業から120年以上経つ酒造を任された佐々木晃さんは、最初はいやいや引き継ぐことを決めたそう。

しかし現在は、この酒蔵を後世に残していきたいという思いを持ち、楽しみながら会社経営を頑張っているそうです。

「京都の商売は儲けることよりも続けることを考えろ」とか、「京都の老舗は100年150年は鼻たれ小僧、300年続いてやっと一人前」なんて言われます。

うちの蔵は創業120年程度ではありますが、せっかく代々続いてきた商売ですし、酒蔵というのはまず新しく始められる商売ではありませんので、なんとか残していきたい、せめて次の代までは残していきたいと思っています。それに、こんなに水のいい場所でお酒造りができるということは本当に有難く、自然の恵みに感謝しておりまして、初めは嫌々ながらのスタートでしたが今では応援してくださる方々のおかげもあり、楽しくやらせていただいております。

京都洛中・佐々木酒造株式会社 ーより引用

佐々木蔵之介さんは、2011年に日野自動車のトラックのCMを実家の酒蔵の前で撮影したことがあります。

その時、実の父親である佐々木勝也さんが本人役で出演。初めての親子共演が大きな話題になりました。

佐々木蔵之介の実家では猫が働いている!?

『佐々木酒造』の公式サイトの会社概要を見てみると…。

従業員数 25名(ネコ含む)※ネコはリモートワーク中

京都洛中・佐々木酒造株式会社 ーより引用

なんと、『猫』が人間の従業員に混じっているではありませんか!

実は、3匹の『猫社員』を雇っているという同社。公式ツイッターでは、その働きぶりをアップし、お客さんを和ませています。

この『猫社員』たちは、酒蔵に住み着いてしまった野良猫が産んだ子供なのだとか。

里親を探すも見つからず、保護猫として引き取ることにしたそうです。

今では会社の宣伝部長として、立派に役目を果たしている3匹。まさにリアル招き猫ですね!

佐々木蔵之介が実家を継がなかった理由は?

佐々木蔵之介さんは、3人兄弟の次男として生まれました。

佐々木家では代々、長男が家業を継ぐのが習わしでしたが、長男は『東京大学』に進学して、夢だった建築の道へ進んでいます。

すると、自動的に次男の佐々木蔵之介さんが家業を受け継ぐことを期待されるように。佐々木蔵之介さんもそのつもりで酒作りに必要な知識が学べる神戸大学・農学部に進学します。

ところが、大学で演劇の世界に目覚め、俳優を志すことを決意。

そこで父親に「家業は継がず、俳優の道に進みたい」とカミングアウトし、実家を出たそうです。

この時、怒って口を聞いてくれなかった父親でしたが、佐々木蔵之介さんがテレビドラマなどに出演するようになると誰よりも喜び、応援してくれるようになったのだとか。

その後も息子の出演作にちなんだオリジナル日本酒を発売するなど、陰で支えてくれていたといいます。

そんな優しかった父親は、2016年10月に胃がんで亡くなっています。今も天国で佐々木蔵之介さんの活躍を見守ってくれていることでしょう。

佐々木蔵之介の現在・これからは?

佐々木蔵之介さんは、2021年7月期に放送されたテレビドラマ『IP〜サイバー捜査班』(テレビ朝日系)で主演を務めました。

そして、同年10月からスタートするテレビドラマ『和田家の男たち』(テレビ朝日系)に、相葉雅紀さん演じる主人公の父親役で出演します。

ほかにも、2022年2〜3月にかけて上演予定の舞台『冬のライオン』で主人公役を演じることが決定しています。

これからも佐々木蔵之介さんの活躍に注目です!


[文・構成/grape編集部]

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出典
@kouribu京都洛中・佐々木酒造株式会社@ip_cyber2021wadake_tvasahi@tliw_2022

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