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乳がんになった母親 「何かしてほしいこと、ない?」と尋ねると…

By - grape編集部  公開:  更新:

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医師や、さまざまな専門職の人とともに、医療の最前線で働く看護師。

患者と、直接関わる機会の多い看護師は、どのように仕事に向き合っているのでしょうか。

患者に『謝られた』看護師は…

午前中の病棟には、さまざまな患者が訪れます。この日は、血友病の患者が親子で来院しました。

申し訳なさそうに謝りながら、息子の病状を説明する母親の姿に、看護師はどこかモヤッとした気持ちを抱きました。

看護師はなぜそのように思ったのでしょうか。動画をご覧ください。

看護師の母親は、乳がんで亡くなっていました。

当時、子供だった看護師は、つらそうな母親に「何かしてほしいこと、ない?」と尋ねます。

すると母親が、必ず「ごめんね、気を遣わせて」と謝っていたことを、看護師は思い出したのです。

病気になるのは、悪いことなのでしょうか。

「そんなことは間違っている」

看護師は強く感じ、次の日も患者に向き合います。

『看護師のしごと』とは?

悪性リンパ腫で入院している患者。この日は、容体が落ち着いている様子です。

患者は、病状が悪い時に、看護師にキツくあたってしまったことを「ごめんなさい」と謝ります。

その時、看護師は、母親に伝えられなかった言葉を、患者に伝えるのでした。

「謝らないで」

「あなたは病気になっただけ。悪いことをしたわけじゃない」

看護師の相手は病気だけではありません。

病気やケガで苦しむ患者は、常に不安や後悔、孤独と闘っています。

それをもっとも理解できるのは、誰よりも患者と接する機会の多い、看護師。

決して患者を1人にはさせない」という強い想いで、どんな状況でも、患者に寄り添い、支え続けることが『看護師のしごと』なのです。

中外製薬が制作したこちらの動画は、医療に関わる一人ひとりの仕事が、『希望をつなぐ仕事』であることを伝える目的で作られたものです。

動画中に使用されている楽曲『Tender Love』は、シンガーソングライターの絢香さんが、オリジナルで書き下ろしたもの。

絢香さんは、中外製薬から「医療関係者、患者さんやその家族にも希望を抱いてもらうための歌にしてほしい」という依頼を受け、自身の持病の治療などでお世話になった医療関係者への深い敬意と、感謝の想いを込めて作ったそうです。

絢香さんの、優しい歌声と、力強いメッセージが込められた歌詞にも注目してみてください。

また、看護師と同じく、医療の最前線で奮闘する医師と薬剤師の想いを切り取った動画も公開されています。

『ある医師の日常』編では、病気の治療だけではなく、患者の人生にも寄り添い、病と闘う医師のストーリーを描いています。

『薬剤師の名前』編では、薬剤師が患者に向き合う気持ちや、心の動きが描かれています。

日々命と向き合い、奮闘し続けている医療関係者のみなさんへ、私たちも心から感謝とエールを送りたいですね。


[文・構成/grape編集部]

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