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ビジネスでも使える『また』の言い換えとは? 意味や例文も紹介!

By - COLLY  公開:  更新:

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日常会話やビジネスシーンで多用される言葉に『また』があります。便利だからと何気なく使いすぎて「会話や文章が単調になってしまう」と悩んでいませんか。

本記事では『また』の副詞や接続詞としての意味、利用シーンごとの使い方と『また』の言い換えをご紹介します。表現のバリエーションを増やして、日頃のコミュニケーションにぜひ役立ててください。

『また』の意味(副詞)

小中学生の英語学習・イメージ素材

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副詞として利用する時の『また』の意味と、英語表現をご紹介します。

意味

副詞は、後に続く言葉を修飾する働きがあります。その言葉だけで意味を表す、自立語にはなりません。副詞として活用する『また』が持つ意味は、以下の5つです。

  • 現在より前にあった物事をもう一度繰り返す場合:『再び』『再度』『もう一度』
  • 複数の物事が同じ状態や状況にあることを表す場合:『同じく』『等しく』
  • ある物事とは異なる物事を付け加える場合:『その上』
  • ある物事とは異なるさまであることを示す場合:『また今度』
  • 疑いや驚きの感情を表す場合:『まったく』『それにしても』

英語表現

副詞の『また』は、英語ではどのような単語を使って表現されるのでしょうか。英語表現で『また』を表すには、以下の英単語が使われます。

  • also:また、さらに、その上
  • too:あまりにも、過度に、また
  • besides:〜に加えて、その上
  • furthermore:なお、その上、さらに
  • moreover:さらに、その上
  • again:もう一度、再び

『また』の意味(接続詞)

受験シーズン 辞書・勉強イメージ

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続いて、前の文とのつなぎの役目を果たす、『また』の接続詞の意味と英語表現をご紹介します。

意味

接続詞は副詞と異なり、その言葉単体で意味を表す自立語です。接続詞として『また』を使う場合、以下3つの意味があります。

  • ある物事を並列・列挙する場合:『並びに』『かつ』『同様に』
  • すでに伝えた物事と別の物事を付け加える場合:『その上』
  • 並列・列挙した物事のどれを選択してもよい場合:『あるいは』『または』『もしくは』

英語表現

接続詞の『また』の英語表現をご紹介します。以下の英単語で、『また』を表すことが可能です。

  • and:さらに、そして、〜と、それに、および
  • also:その上、それに
  • or:または、すなわち、あるいは

『また』の言い換え(副詞)

捜しても答えがなかなか見つかりません。

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副詞として使う『また』は、どのような言葉に言い換えられるのかをご紹介しましょう。

同じ状態を繰り返す『また』は、『再び』や『再度』、『あらためて』に言い換えられます。ビジネスシーンであれば『再び』より『あらためて』が丁寧です。また、『重ねて』も繰り返す表現で活用しますが、『また』や『再び』のように否定文には使えません。

複数の物事が同じ状態を表す時は、『等しく』や『同じく』が言い換え表現として使えます。異なる物事を付け加えたい場合には、『さらに』を『また』に言い換えて活用しましょう。

『また』の言い換え(接続詞)

本と緑背景

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接続詞として使う『また』に言い換えられる言葉は、以下のとおりです。

ある物事を並列、列挙する場合には、『かつ』や『同様に』が『また』と同じ意味として用いられます。『並びに』は、英語の『and』のように、前と後の物事をつなげたい時に言い換えて使いましょう。

並列、列挙した物事以外に、ほかの物事を付け加える時は、『その上』や『加えて』が言い換えとして挙げられます。並列、並列した物事のどれを選択してもよい場合に言い換えられるのは、『あるいは』や『または』です。

『また』の例文(副詞)

便箋と封筒 手紙イメージ

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副詞としての『また』の使い方を、詳しく知りたい人もいますよね。利用場面ごとの『また』の例文をご紹介します。

日常会話

『また』を日常会話で用いる場合、以下のような使い方ができます。

  • 「先月洗濯機を修理したばかりなのに、また故障した」
  • 「スケジュールが合わないので、旅行はまた今度にしよう」
  • 「旅行の前日にまたツアーが中止になるなんて、なんてタイミングが悪いんだ」

面接

『また』は、就職や就学の面接の時にも使えます。以下は、再就職の面接における活用例です。

  • 「出産のため職を離れましたが、また御社でやりがいのある仕事がしたいと考え、志願いたしました」
  • 「夫の協力は育児だけでなく、また家事でも得られており、フルタイムで勤務可能です」

ビジネスシーン

『また』をビジネス場面で使う場合は、以下の使い方が挙げられます。特に『またの機会に』は、ビジネスのみならず、さまざまな場面で使われる表現です。

  • 「また機会がありましたら、ぜひお声かけください」
  • 「私たちもまた、部長の提案に賛同いたします」

ビジネスメール

カジュアルな場面で使われることが多い『また』ですが、ビジネスメールにも活用できます。

  • 「またお会いできる日を楽しみにしております」
  • 「2人の子供を持つ母であり、また小児科医としてご活躍されている先生に、ぜひご講演いただきたく、ご連絡いたしました」

『また』の例文(接続詞)

スケッチブックとペンと辞書

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続いては、接続詞として使う場合の『また』の活用例をご紹介します。

日常会話

日常会話で使う場合は、以下のとおりです。

  • 「彼は愛妻家であり、また子煩悩だ」
  • 「新婚旅行は今年に行くか、また来年に行くかは決めていない」

面接

面接で『また』を使うと、以下のような活用例があります。

  • 「大学時代のアメリカ留学は、語学能力のみならず、またコミュニケーションスキルも培われました」
  • 「入社した暁には、前職で培った経験を生かし営業職として御社の製品を世に広め、またお客様の悩みを解決する製品開発にも携わりたいと考えています」

ビジネスシーン

接続詞として『また』をビジネスで使う場合、以下のような例文が挙げられます。

  • 「このプロジェクトの責任また管理は、すべて彼が負っています」
  • 「来月開催される研修旅行は、1人で参加、また家族同伴でも構いません」

ビジネスメール

ビジネスメールで『また』を使う時は、幼い印象を与えないよう工夫が必要です。

  • 「ご不明な点またご質問などございましたら、遠慮なくご連絡ください」
  • 「この度は弊社との業務委託、またシステムをご採用いただき、誠にありがとうございます」

『また』の言い換えを使ってみよう

本記事では、『また』の意味と活用例、言い換えられる表現について解説しました。『また』を副詞として使う場合は5つ、接続詞として使う場合には3つほどの意味を持ちます。普段使いからビジネスまで、幅広く活用できる表現です。

今回紹介したように『また』には、同じ意味で言い換えられる言葉があります。意味と使い方を正しく理解し、言葉のバリエーションを増やす参考に、ぜひ本記事を活用してください。


[文・構成/grape編集部]

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